二連の台風が日本海に回り込んで土曜はとても強い南西が吹く予報。大先輩がクラブの連絡網に「ちょっと気が緩んでんじゃないかしらん」的な引き締めの書き込みをしてくれて、一息落ち着いて判断のギアを手入れする。
なんでもやる先輩も自分の基準を細かく共有してくれた。波の高さ、風の強さ、グループでなら、ソロでならと、どこまでの海況なら出るのか具体的な数字を出してくれる。それなのに、土曜に行きますと結んでいてウケた。もちろんすぐに取り消して、日曜に目標変更とのこと。波の高さだけ見て風をまだ見てなかった勇み足。そうだよね。僕も日曜いくことにする。大潮。
クラブにつくと、SUP 先輩がカヤックの支度をしてた。家が近所なので朝海をみたらあまり波がなく、サーフカヤックはやめて普通のシーカヤックにするのだそうだ。僕も波は期待薄かなと思ったので、自前の舟で準備する。
海に浮かぶと気持ちがいい。先週はちょっと寒いくらいだったけどまた暑さが戻った。それでも薄墨色の富士山の頭が雲の上に見える。近場のポイントまで漕いで行く。潮が引いていく時間帯。小さいながらも形の良いの波に長く何本か乗れたけど少し眠たい。先輩と連れ立って散歩しに行く。佃にはサーファーが一人いた。見ているとこちらに寄ってきたので挨拶をする。あまり感触の良くない人だった。
近場に引き返すとスリムな先輩、NZ 先輩、オサレな同期が波遊びに来ていた。一緒に遊び出す。ちょっと物足りない波でも人数が多いと楽しい。天気も良く、他のカヤックグループも沖を進んでいくのを見る。
今日は波遊びの他にもう一つやることがある。佐島近辺でカヤックを上げておける場所を探しに行く。声をかけると NZ 先輩も行くというので、二人で荒崎を目指してまっすぐ。荒崎はうねりが当たって結構いかつい。それでも岩場をスノーケリングしている人がいっぱいいる。舟をあてたら大変なので、岩場は通らず沖をまわる。
荒崎から佐島に渡るのが暑くて長い。何度か回って水につかりクールダウンしながら進み、やっと佐島の堤防の隙間から中に入った。奥まった浜があってまあその辺りかなあと目星をつけた場所に実際に舟を上げてみる。そこから道路に出たところの売店で缶のトマトジュースを買う。体が欲しがっていたので一気に飲み干す。美味しい。
帰りは向かい風が涼しい。パドルはちょっと重くなるし、NZ先輩がグイグイ進むのについていくのが大変だったけど、さくさくと漕いでまた荒崎を過ぎてみんなが波遊びしているところに合流した。人の出入りが少しあって、なんでもやる先輩、スリムな先輩、オサレな同期が昼休みをしていた。気分を一新して波遊びに戻ると、暴走同期もやってきて賑やかだ。
そのうちSUPが一人やってきて挨拶ができたので、一緒にやりましょうと話す。上げ潮が一番動く時間帯、一瞬だけ波が良くなってこれをチャンスとバンバン乗る。
そのうち、別のカヤックグループがまた沖を通りすぎる。ここいらで波遊びをするのはいつも僕らだけだ。波に入ってくる他のカヤックは見たことがない。そうやって見送っていたら、グループの一人二人が通りすがりに波を見て漕ぎだした。
でも、その場所は前後に狭い場所で、波が崩れたまま岩場に突っ込んでいく。もし乗っちゃってブローチしたら、岩場の手前で降りられなくて危ない。僕らなら乗らない場所。結局波には乗れず、岩場をかわしてグループに合流して進んで行った。それなら僕らと一緒に広い乗りやすいところに来てくれればいいのにと残念に思った。
もし、シーカヤックをやっていて、動く水で遊びたいと思ったら、僕だったらどうしたろう。このクラブで先輩がいろいろ連れて行ってくれたのは本当にラッキーな事だと思う。
2018年8月26日日曜日
2018年8月19日日曜日
20180819 朝焼けカヤック
夜にクラブハウスに泊まったので、起きればすぐに漕ぎ出せる日曜。早起きして朝のうちたっぷり漕いで、九時には船を上げて帰るつもり。風もなく一日穏やかな予報。引き続き小潮。
昨晩は一度帰ったオサレな同期が朝早くまた車でやってきた。暗いうちに支度をして舟を浮かべる頃には空も白み、日が出る前とは言え漕げるようになって舟を出す。
支度をしている間は土曜から引き続き空気が冷たく、生乾きの長袖シャツが風に吹かれると寒い。エイヤといって浮かぶと水は逆にぬるく、その上を吹いてくる海の風はほんのりしている。これなら全然やれる。
小網代の湾口にある堤防あたりでプカプカ浮いて日の出を待つ。空全面ではなかったけど、際の雲が柔らかい色に染まりはじめる。
柔らかい色がだんだんと広がり、西の伊豆半島と富士山が柔らかい紅に変わった。その色を低く受けた海面が小さな波をぺったりと寄せてくる。
朝一番はそれなりに波があったので楽しんだ。そのうち他の人たちもやってきて、明るくなったらだいぶ賑やかになった。この日はそれぞれが勝手に楽しんで、僕は舟を早くに上げて帰った。ちっこい後輩は海況が良かったので沖網代まで一人で行き、はじめての入れ食いを経験して帰ってきた。見せて貰った鯖はとても大きかった。
昨晩は一度帰ったオサレな同期が朝早くまた車でやってきた。暗いうちに支度をして舟を浮かべる頃には空も白み、日が出る前とは言え漕げるようになって舟を出す。
支度をしている間は土曜から引き続き空気が冷たく、生乾きの長袖シャツが風に吹かれると寒い。エイヤといって浮かぶと水は逆にぬるく、その上を吹いてくる海の風はほんのりしている。これなら全然やれる。
小網代の湾口にある堤防あたりでプカプカ浮いて日の出を待つ。空全面ではなかったけど、際の雲が柔らかい色に染まりはじめる。
柔らかい色がだんだんと広がり、西の伊豆半島と富士山が柔らかい紅に変わった。その色を低く受けた海面が小さな波をぺったりと寄せてくる。
朝一番はそれなりに波があったので楽しんだ。そのうち他の人たちもやってきて、明るくなったらだいぶ賑やかになった。この日はそれぞれが勝手に楽しんで、僕は舟を早くに上げて帰った。ちっこい後輩は海況が良かったので沖網代まで一人で行き、はじめての入れ食いを経験して帰ってきた。見せて貰った鯖はとても大きかった。
2018年8月18日土曜日
20180818 夏祭り・カヤック運動会
今日はクラブの夏祭り。朝から一漕ぎしておこうと始発で動くと、まだ日の出ていない朝の空気が冷えて爽やか。8月も折り返して秋がちらついてきた。小潮の満潮手前から干潮すぎまで。
クラブハウスについて支度をする。どうやら波はなさそうで、とても良い海況と踏んだので自分の舟を出す。
網代崎につくと空気も水も澄んで、刷毛ではいたような筋雲が青の背景にくっきり見え、水平線には黒々とした富士山があり、下を見れば底まで光が透き通る。暑い時期に溜め込んだ光を、今ようやく外に吐き出してぐんと背伸びをしてる三浦の景色。
そのかわり波はない。洗濯日和の乾いた空気を楽しみながら近場のポイントまでくると、ちょうど反対側からSUP 先輩が SUP を漕いでやってきた。近寄って話をする。波がないので、これから素直にクラブに行ってカヤックに乗り換えるとのこと。
僕は最近波遊びばかりだったから、自分の舟で少し漕いでから戻ることにする。荒崎まで行きたかったけど時間の都合で佃嵐崎で折り返し、でも沖網代に寄り道してからクラブハウスに。つく頃にはみんなの支度も終わって総勢8艇舟を浮かべる。舟を運ぶとき、ポンコツコンビの二人がパドルを準備していなかったのはご愛嬌。暴走同期とテレサ・テン先輩。
海に出ると、みんなも口々に今日の爽やかな天気を喜ぶ。水も空気も生まれたて。こんな時に外を漕がなかったら勿体無い。ちょっと城ヶ島まで往復して戻り、午後は早めに湾内で運動会をして遊ぶことにした。
網代崎は堂々と隠れ根の上を漕いで通る。諸磯を過ぎ、三崎の堤防を周り、長津呂崎はいつものとおりうねりが崩れている。三崎の堤防まではなんでもなかったかすかなうねりが、城ヶ島の南岸では何倍にもなっている。この近い距離でこれだけの違いを楽しめるのはありがたい。テーマパークのように、狭いエリアの中で違う海を楽しめる。
さくさく漕いで赤羽根海岸を通り過ぎる。いつもの景色がいつにもまして光が濃い。城ヶ島南側は、空、草木、崖、海の四色で光の層を作ってる。
いつもお昼をするプチ洞窟の浜は、手前の岩場に波がうねりこんでる。大先輩と SUP先輩が近くまで行って様子を見ながら相談している。残りのグループは沖でまとまってそれを遠目に眺めてる。相談に時間がかかってるかなと思ったので、グループの一人に取りまとめをお願いして、僕も相談に合流した。まあ、気をつければ上がれないことはないけど、無理することもないし、人数がいれば順番の間に一発がくることもあるからね、と話している所に一発横から食らってハイブレース。あははと笑いながら、ほらねーとグループに戻る。
ちょっと戻った赤羽根海岸には先客がいたので、もうちょっと戻った馬の背洞門の西側の浜に上がって早めの昼休み。そしたら大先輩が自分の昼ごはんを忘れてることに気づいた。晩のクラブハウスの食料と一緒に置いてきてしまってた。ポンコツコンビがトリオになった。
いい日に城ヶ島までこれてさっぱり。またさくさく漕いで湾内に帰る。いよいよここから夏祭りメインイベントのカヤック運動会。大先輩の肝いりで、適当な種目を定め、カヤックで遊ぶ。
第一種目は準備運動の鬼ごっこ。ボールをもった鬼が他のカヤックを追いかけ、ボールでも舟でもパドルでも、とにかく相手の人、カヤック、パドルにコンタクトすれば鬼が増える。最後まで残った人の勝ち。最初は大先輩が鬼で始まる。ダッシュと小回りの勝負。他のカヤックを追いかけて、シャープにカーブさせるために思いっきりリーンしていたら、あろうことか大先輩が沈した。サーフでも見たことない。大いに盛り上がる。
第二種目は綱引き。単純に、シングルカヤック一艇が二艇をトーイングして競争する。三人で一組、3チーム作れた。普通は引かれる側のバウに結ぶのだけど、何故か1チーム、引かれる側がロープを手で持ってスタートする。当然というか、引かれる二艇が横になり、全然進まずにドベ。一番でゴールしたチームは、引かれた二艇がそのままの勢いで引き手に突っ込んで引き手が沈。ポンコツカルテットに仲間入り。
第三種目は騎馬戦。カヤックのコクピットに立ち上がり、SUP のように漕いで動いて他の人を落っことす。これは軽い女性が有利だった。口の達者な後輩が軽々動き回り、他のカヤックに追いついては、大先輩のバウを掴んで落とし、SUP先輩を背後からパドルでつついて落とし、チャンピオンに。それでも、大先輩はちゃんとダブルブレードで立ったまま漕いでた。やるな。
第四種目はロシアンロールレット。みんなでバウを合わせて丸くあつまり、順番に延々とロールして脱ったら円陣から抜けていき、最後まで残れば勝ち。上がり方はロングでもショートでも、一度失敗しても脱らなければなんでもいい。一人一人と脱して抜けていき、そうすると順番が回ってくるのが早くなってくる。そのうち、大先輩が左手のショートで回りだし、バタフライをやるやつも出てきたけど、最後は数人が残って引き分けにした。
このあたりでだいぶ寒くなってきた。今日は一日、風に吹かれると寒くて水に浸かりたくなる。なのでここで試合終了、みんなで舟を上げてクラブハウスで飲んだ。
この日はシーボニアで花火が上がる。酔っ払った目をこすって、寝落ちした人は耳元で囁いて起こして、残ったみんなで小網代の花火を見た。定番のフィナーレも見事。それから線香花火をやってまだお酒を飲んで、寒くなったら寝袋でみんなで雑魚寝した終わった。
あー、楽しかった。
クラブハウスについて支度をする。どうやら波はなさそうで、とても良い海況と踏んだので自分の舟を出す。
網代崎につくと空気も水も澄んで、刷毛ではいたような筋雲が青の背景にくっきり見え、水平線には黒々とした富士山があり、下を見れば底まで光が透き通る。暑い時期に溜め込んだ光を、今ようやく外に吐き出してぐんと背伸びをしてる三浦の景色。
そのかわり波はない。洗濯日和の乾いた空気を楽しみながら近場のポイントまでくると、ちょうど反対側からSUP 先輩が SUP を漕いでやってきた。近寄って話をする。波がないので、これから素直にクラブに行ってカヤックに乗り換えるとのこと。
僕は最近波遊びばかりだったから、自分の舟で少し漕いでから戻ることにする。荒崎まで行きたかったけど時間の都合で佃嵐崎で折り返し、でも沖網代に寄り道してからクラブハウスに。つく頃にはみんなの支度も終わって総勢8艇舟を浮かべる。舟を運ぶとき、ポンコツコンビの二人がパドルを準備していなかったのはご愛嬌。暴走同期とテレサ・テン先輩。
海に出ると、みんなも口々に今日の爽やかな天気を喜ぶ。水も空気も生まれたて。こんな時に外を漕がなかったら勿体無い。ちょっと城ヶ島まで往復して戻り、午後は早めに湾内で運動会をして遊ぶことにした。
網代崎は堂々と隠れ根の上を漕いで通る。諸磯を過ぎ、三崎の堤防を周り、長津呂崎はいつものとおりうねりが崩れている。三崎の堤防まではなんでもなかったかすかなうねりが、城ヶ島の南岸では何倍にもなっている。この近い距離でこれだけの違いを楽しめるのはありがたい。テーマパークのように、狭いエリアの中で違う海を楽しめる。
さくさく漕いで赤羽根海岸を通り過ぎる。いつもの景色がいつにもまして光が濃い。城ヶ島南側は、空、草木、崖、海の四色で光の層を作ってる。
いつもお昼をするプチ洞窟の浜は、手前の岩場に波がうねりこんでる。大先輩と SUP先輩が近くまで行って様子を見ながら相談している。残りのグループは沖でまとまってそれを遠目に眺めてる。相談に時間がかかってるかなと思ったので、グループの一人に取りまとめをお願いして、僕も相談に合流した。まあ、気をつければ上がれないことはないけど、無理することもないし、人数がいれば順番の間に一発がくることもあるからね、と話している所に一発横から食らってハイブレース。あははと笑いながら、ほらねーとグループに戻る。
ちょっと戻った赤羽根海岸には先客がいたので、もうちょっと戻った馬の背洞門の西側の浜に上がって早めの昼休み。そしたら大先輩が自分の昼ごはんを忘れてることに気づいた。晩のクラブハウスの食料と一緒に置いてきてしまってた。ポンコツコンビがトリオになった。
いい日に城ヶ島までこれてさっぱり。またさくさく漕いで湾内に帰る。いよいよここから夏祭りメインイベントのカヤック運動会。大先輩の肝いりで、適当な種目を定め、カヤックで遊ぶ。
第一種目は準備運動の鬼ごっこ。ボールをもった鬼が他のカヤックを追いかけ、ボールでも舟でもパドルでも、とにかく相手の人、カヤック、パドルにコンタクトすれば鬼が増える。最後まで残った人の勝ち。最初は大先輩が鬼で始まる。ダッシュと小回りの勝負。他のカヤックを追いかけて、シャープにカーブさせるために思いっきりリーンしていたら、あろうことか大先輩が沈した。サーフでも見たことない。大いに盛り上がる。
第二種目は綱引き。単純に、シングルカヤック一艇が二艇をトーイングして競争する。三人で一組、3チーム作れた。普通は引かれる側のバウに結ぶのだけど、何故か1チーム、引かれる側がロープを手で持ってスタートする。当然というか、引かれる二艇が横になり、全然進まずにドベ。一番でゴールしたチームは、引かれた二艇がそのままの勢いで引き手に突っ込んで引き手が沈。ポンコツカルテットに仲間入り。
第三種目は騎馬戦。カヤックのコクピットに立ち上がり、SUP のように漕いで動いて他の人を落っことす。これは軽い女性が有利だった。口の達者な後輩が軽々動き回り、他のカヤックに追いついては、大先輩のバウを掴んで落とし、SUP先輩を背後からパドルでつついて落とし、チャンピオンに。それでも、大先輩はちゃんとダブルブレードで立ったまま漕いでた。やるな。
第四種目はロシアンロールレット。みんなでバウを合わせて丸くあつまり、順番に延々とロールして脱ったら円陣から抜けていき、最後まで残れば勝ち。上がり方はロングでもショートでも、一度失敗しても脱らなければなんでもいい。一人一人と脱して抜けていき、そうすると順番が回ってくるのが早くなってくる。そのうち、大先輩が左手のショートで回りだし、バタフライをやるやつも出てきたけど、最後は数人が残って引き分けにした。
このあたりでだいぶ寒くなってきた。今日は一日、風に吹かれると寒くて水に浸かりたくなる。なのでここで試合終了、みんなで舟を上げてクラブハウスで飲んだ。
この日はシーボニアで花火が上がる。酔っ払った目をこすって、寝落ちした人は耳元で囁いて起こして、残ったみんなで小網代の花火を見た。定番のフィナーレも見事。それから線香花火をやってまだお酒を飲んで、寒くなったら寝袋でみんなで雑魚寝した終わった。
あー、楽しかった。
2018年8月11日土曜日
20180811 また台風が過ぎてサーフ
朝からきた三浦。サーフ好きのメンバーが何人か、前日から名乗りを上げている。土日どちらかといえば土曜のほうが風が強い予報なのだけど、気がせいて土曜に。大潮。
朝来てみるとSUPもやる先輩がビルジポンプなどをとりに来てた。先輩は最近サーフカヤックを買って、でもクラブから漕いでポイントまで行くのは大変なので近場の浜から出ることが増えた。あとでお会いしましょう。
思ったよりも人が来ないようで、支度をして出かけるのは一人。網代崎まで来てみるとそんなに崩れてはいない。全然安全に遊べそうだ。
ポイントまでくるとちょうどサーフカヤックの先輩もやってきた。まだ潮が引ききっておらず、風も控えめで横一線の波がはっきりとくる。先輩は右に左に切り替えして、動きがサーフィンっぽい。波があまり大きくないので先輩のサーフカヤックを乗らせてもらう。
沖に向かって漕ぐけど右左に首を振ってしまいスピードが出ない。前の方から船のそばを近くまっすぐ漕ぐ、それでようやく少し進む。
前に漕げないから、うまく波に乗れない。なんとか乗れたと思ったら、パドルのラダーが効きすぎて、先輩のようなカーブを描かない。シーカヤックのときと違って、ラダー気味にパドルを使っちゃだめなんだろうな。内側へのリーンだけで曲がっていくんだと思う。
干潮を過ぎたら波がダルくなってきたので、先輩が舟を出してきたほうに一緒に戻る。途中に沖に波が立っているところがあったので、そこで少し揺られていたら、大先輩から電話がかかってきた。近場に僕らがいなかったので、どこにいるのか心配をかけたかもしれない。
サーフカヤックの先輩はここで上がりというのでわかれ、僕は大先輩に合流。手広くやっている後輩もきていて、三人で午後も波遊び。後輩は去年房総で波遊びに行ったときにやられてからすごい頑張ってて、この日はサーフ沈からは全部ロールであがり、一度も脱らなかった。すごい。おめでとう。
それで、ガンガンダッシュをかましていじましく波遊びをして帰った。思ったよりも風が上がらず、とても楽しく漕げた。
朝来てみるとSUPもやる先輩がビルジポンプなどをとりに来てた。先輩は最近サーフカヤックを買って、でもクラブから漕いでポイントまで行くのは大変なので近場の浜から出ることが増えた。あとでお会いしましょう。
思ったよりも人が来ないようで、支度をして出かけるのは一人。網代崎まで来てみるとそんなに崩れてはいない。全然安全に遊べそうだ。
ポイントまでくるとちょうどサーフカヤックの先輩もやってきた。まだ潮が引ききっておらず、風も控えめで横一線の波がはっきりとくる。先輩は右に左に切り替えして、動きがサーフィンっぽい。波があまり大きくないので先輩のサーフカヤックを乗らせてもらう。
沖に向かって漕ぐけど右左に首を振ってしまいスピードが出ない。前の方から船のそばを近くまっすぐ漕ぐ、それでようやく少し進む。
前に漕げないから、うまく波に乗れない。なんとか乗れたと思ったら、パドルのラダーが効きすぎて、先輩のようなカーブを描かない。シーカヤックのときと違って、ラダー気味にパドルを使っちゃだめなんだろうな。内側へのリーンだけで曲がっていくんだと思う。
干潮を過ぎたら波がダルくなってきたので、先輩が舟を出してきたほうに一緒に戻る。途中に沖に波が立っているところがあったので、そこで少し揺られていたら、大先輩から電話がかかってきた。近場に僕らがいなかったので、どこにいるのか心配をかけたかもしれない。
サーフカヤックの先輩はここで上がりというのでわかれ、僕は大先輩に合流。手広くやっている後輩もきていて、三人で午後も波遊び。後輩は去年房総で波遊びに行ったときにやられてからすごい頑張ってて、この日はサーフ沈からは全部ロールであがり、一度も脱らなかった。すごい。おめでとう。
それで、ガンガンダッシュをかましていじましく波遊びをして帰った。思ったよりも風が上がらず、とても楽しく漕げた。
2018年8月5日日曜日
20180805 遠足
落ち着いた様子の週末、海ではなく湖に出かける。そこのほとりにあるアウトフィッターで技術講習会をやるのでそれに参加する。舟はフェザークラフトのカサラノを借してもらえる。この舟に一度乗ってみたいと思ってた。
運転免許を持っていないので、舟を自分で持ち歩く必要がある。だから最初に Oru Kayak を買った。それで海に出るのは無理だと判断したけど、それなら実際に海で乗られているファルトはどんな感じなのかずっと興味があった。
電車を乗り継いで会場最寄り駅に着く。迎えに来てくれた車でショップに行き身支度をする。他の参加者はもう会場についているそうだ。
また車で移動して湖水のほとりにいき、皆さんにご挨拶。カヤックをする人同士という思いがあるからか、くつろぐにはまだ早いけどガチガチの緊張もない。講師も交えて丸く並び、一人ひとり自己紹介をしたら軽く水に浮かぶ。
カサラノのエアーは抜いたままで乗った。初めてのシーソックに足、膝、ももと絡んでうまく下半身を落ち着けられない。その間フラフラしたけど、下半身がシーソックに馴染んで膝をブレースにかけられるようになったら落ち着いた。右左と傾けてみて、どこまで踏ん張るかを見てみる。わりと踏ん張る。腰の傾きに敏感に反応して、最後では踏ん張ってくれるから小気味良い。細かく反応してくれる分、腰を通して自分の動きをカヤックに伝える意識がないと、勝手にフラフラするように感じられて怖いのかもしれない。カップファーベルによく似てると思った。
その後一度上がって、いよいよ講習を開始。フォワードストローク、リーンなど荒れた海を漕ぐときの要素技術をしっかり教えてもらう。グリーンランドパドルを借りていたので、独特のフォワードストロークも教えてもらう。
それでまたみんなで水に浮かんで、聞いたとおりに体を動かせるか繰り返し確認してお昼ごはん。
午後はリカバリーやレスキューの練習。沈脱、馬乗り、ロールなどめいっぱい水に浸かって繰り返し練習する。静水で10回連続で成功させて、荒れた冬の海で一回分の疲労と教えてもらう。馬乗り10回やらずにサボってしまう。今度ホームでちゃんとやってみよう。
ファルトで脱るとどのくらい水が入るのか知りたかった。きちんと完沈させて逆さまの状態からの脱を何回かやる。ロールはバンバン回ってみる。シーソックにたまった水は岸でバウを持ち上げて何度か抜いたけど、裏のハルまで入った水は抜けない。そのままでやっていたらロールの最後のキレが悪くなり、ショートをミスるようになってきた。
とはいえ、この頃はだいぶ馴染んで違和感はもうない。安心して乗れるカヤックだと納得できた。これが折りたたんで運べるのだから嬉しいことだ。
そうやって夕方まで水にぬれ、みんなで〆て終わる。湖水を渡ってくる南風は天然のクーーラーになってとても涼しい。淡水だから体も風もさっぱりして、プール上がりの快適さ。三浦でこの時期この時間の南風はベタっ、モワッとしてる。それを思い出して比べると、旅をしている気になった。
一とおり片付けたらショップにみんなで集まって、常連さんたちが回ったツアーの話などを聞く。このあたりでの漕ぎは、風は琵琶湖、潮は瀬戸内で揉まれて強いのだけど、岸寄りのサーフでは波が崩れだすとまだ弱いとショップのオーナーが笑いながら言っていた。この頃にはなんとなくホームと区別がつかないような心持ちになって居心地が良い。
そうして、ちょうど良い時間になったので、もとの駅に車で送ってもらい、また電車を乗り継いで帰った。
乗りたいと思っていたカヤックに乗れて良かった。「すぐやろう」。
運転免許を持っていないので、舟を自分で持ち歩く必要がある。だから最初に Oru Kayak を買った。それで海に出るのは無理だと判断したけど、それなら実際に海で乗られているファルトはどんな感じなのかずっと興味があった。
電車を乗り継いで会場最寄り駅に着く。迎えに来てくれた車でショップに行き身支度をする。他の参加者はもう会場についているそうだ。
また車で移動して湖水のほとりにいき、皆さんにご挨拶。カヤックをする人同士という思いがあるからか、くつろぐにはまだ早いけどガチガチの緊張もない。講師も交えて丸く並び、一人ひとり自己紹介をしたら軽く水に浮かぶ。
カサラノのエアーは抜いたままで乗った。初めてのシーソックに足、膝、ももと絡んでうまく下半身を落ち着けられない。その間フラフラしたけど、下半身がシーソックに馴染んで膝をブレースにかけられるようになったら落ち着いた。右左と傾けてみて、どこまで踏ん張るかを見てみる。わりと踏ん張る。腰の傾きに敏感に反応して、最後では踏ん張ってくれるから小気味良い。細かく反応してくれる分、腰を通して自分の動きをカヤックに伝える意識がないと、勝手にフラフラするように感じられて怖いのかもしれない。カップファーベルによく似てると思った。
その後一度上がって、いよいよ講習を開始。フォワードストローク、リーンなど荒れた海を漕ぐときの要素技術をしっかり教えてもらう。グリーンランドパドルを借りていたので、独特のフォワードストロークも教えてもらう。
それでまたみんなで水に浮かんで、聞いたとおりに体を動かせるか繰り返し確認してお昼ごはん。
午後はリカバリーやレスキューの練習。沈脱、馬乗り、ロールなどめいっぱい水に浸かって繰り返し練習する。静水で10回連続で成功させて、荒れた冬の海で一回分の疲労と教えてもらう。馬乗り10回やらずにサボってしまう。今度ホームでちゃんとやってみよう。
ファルトで脱るとどのくらい水が入るのか知りたかった。きちんと完沈させて逆さまの状態からの脱を何回かやる。ロールはバンバン回ってみる。シーソックにたまった水は岸でバウを持ち上げて何度か抜いたけど、裏のハルまで入った水は抜けない。そのままでやっていたらロールの最後のキレが悪くなり、ショートをミスるようになってきた。
とはいえ、この頃はだいぶ馴染んで違和感はもうない。安心して乗れるカヤックだと納得できた。これが折りたたんで運べるのだから嬉しいことだ。
そうやって夕方まで水にぬれ、みんなで〆て終わる。湖水を渡ってくる南風は天然のクーーラーになってとても涼しい。淡水だから体も風もさっぱりして、プール上がりの快適さ。三浦でこの時期この時間の南風はベタっ、モワッとしてる。それを思い出して比べると、旅をしている気になった。
一とおり片付けたらショップにみんなで集まって、常連さんたちが回ったツアーの話などを聞く。このあたりでの漕ぎは、風は琵琶湖、潮は瀬戸内で揉まれて強いのだけど、岸寄りのサーフでは波が崩れだすとまだ弱いとショップのオーナーが笑いながら言っていた。この頃にはなんとなくホームと区別がつかないような心持ちになって居心地が良い。
そうして、ちょうど良い時間になったので、もとの駅に車で送ってもらい、また電車を乗り継いで帰った。
乗りたいと思っていたカヤックに乗れて良かった。「すぐやろう」。
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