小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2022年12月25日日曜日

20221225 来年は良い年になりそう

 例年の禊サーフ。今年も総勢七人のメンバーが集まった。昨年と同じで寒気が南に降りてきていて、ここ数日間日本海側は大雪であれて、太平洋側も大変強い風が吹いてアクアラインが通行止めになったり久里浜のフェリーが欠航したりした。それで今日は開催できるか気を揉んだけど、快晴で風も落ちてめでたく開催の運びになった。

ウルフ号も新しくなって、ゆったりとした車内で会話がはずむ。大半のメンバーは昨年の禊を覚えているから、はたして今年はどうだろうとワクワクしているに違いない。車は順調に走って海岸につく。浜の脇の道路には一台の車も他になく、サーファーも SUP もいない。ほんの一人の釣り人と何人かの散歩ばかり。

待ちきれず舟をおろして服を着替え、準備を整える。昨年と比べたら波はだいぶ穏やかで、少し拍子抜けした部分もあるけど、今年は筋トレ後輩が新艇でこのサーフに望む。物足りないくらいで始まるのが良い具合だろう。

みんなで浮かんでみると、長く乗れる波がしっかりたっている。崩れずに、透き通ったマリンブルーのジェリーの上を舟が滑る。ぐらっしーな波。浜に近づけば白い砂で明るい水の色に変わっていく。頭の中に多幸感が溢れる。

筋トレ後輩もしっかりとロールをしてから遊び始める。良い心がけ。ちょっと厚めの波にもつるりと舟を落とし込んで長く遊ぶ。一度崩れ波で転がされ、ちゃんとロールでリカバーしたのをみた。感慨深い。

熱心な後輩はだいぶ波に乗れるようになったけど、舟が波に横に向けられるとそのまま波なりに走ってしまう癖がある。何度かそのミサイルを交わしつつ、大先輩のイエローカード宣言が冬の青空に抜けていく。

昼ごはんを過ぎて波が熱くなり過ぎてきたけど、それでもガンガンパドルを回して波にガブリガブリとくらいついていく。特に年長三人組の先輩のパワーが凄い。それをずっと最後までやりきったニセコ先輩はばけもんだと思う。そうして西の岬のてっぺんに夕陽がタッチしたので、これを潮時と上がった。

沈脱ゼロだったので、帰りのファミマではコーヒーを奢る人はいない。大先輩はおいしいおいしいと言いながら自前でコーヒーを飲んでいた。去年のサーフは大荒れだった。そしたら今年はとんでもない年になった。今年のサーフは沈脱ゼロで、とても優しい、でもかなり楽しめる波だった。きっと来年はそうなると思う。そうだといいなと、とてもとても思う。