小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2014年11月24日月曜日

20141124: 丸子橋下 - 二子玉手前まで, ジャングルクルーズ再発見, かわせみ見た

時間:8:00 - 12:00 気温:12〜15℃ 水位:3.24m(田園調布上), 1.96m --> 1.42m (田園調布下) 風:北より3〜4m/s 水温:触って冷たさを感じない 服装:ネオプレジャケット / 長袖ウェット / 膝丈ジャージ / ネオプレーンソックス / 長靴 / 長袖保温下着 / 膝丈保温下着

丸子橋出発〜玉堤、ジャングルクルーズ再発見

いつもの東京岸から出発して、すぐに東横線の橋の下で神奈川岸を担ぐ。今朝は大潮の満潮時だったので、東横線真下の州も水没してる。神奈川岸で調布の堰を越え、野球場脇から小道をおりて川の上にでる。

-- 1 担ぎP (担ぎポイント)

神奈川岸を玉堤水門手前のジャングルクルーズ瀞場に入る。まだ8時半くらいなので釣り人もいない。そのまま行くと、グーグルマップの言うとおり水路が二股にわかれているところがある。どうやら今日くらいの水位の時に撮られたものであるらしい。水位 2.26m の時にはここまで上がれなかった。

上流が二股に分かれて左が広い

神奈川岸のほうが広そうだったのでそちらに入る。川幅は細くなる。木が川の上まで覆いかぶさっているところなど、少し気になる場所もある。自分は上っているから気は楽だ。危なそうだったら漕ぐのをやめて戻ればいい。

右に左にくねって川が浅く流れの強い場所を一回越えると、また開けた瀞場になる。と、神奈川岸の川辺の枝から青い鳥がふと飛んで木立に消えた。かわせみだろう。とても鮮やかな鳥だった。小さいのに背景のくすんだ木立の色に良く映えてはっきりと見えた。

また見えないか木立に視線を送りながら瀞場をすすむ。瀞場と言っても、細くなると、波は立たないが流れが早くなる。最後の絞られた道を右に曲がると玉堤水門前の瀬を上流に越えたところに合流した。

瀬を越えて渡し場で担ぐ

渡し場までの瀬を頑張って漕ぎあがる。海に向けての筋トレ区間。川底の石が一漕ぎごとに何センチか、あるいは何ミリか動いていく。自転車と同じで、カヤックもパワーじゃなく回転数だと聞いた。前方遠くに櫂を入れてその場所から動かさず、逆にカヤックを前にすべらせる。それを何度も繰り返す。一漕ぎごとに石の動きを見ながら精進する。

ふと気づくと瀬を抜け、流れが緩くなって前方に渡し船が見える。渡し船の邪魔にならないよう、タイミングを見て、挨拶しながら東京岸をベタで通らせてもらう。その先谷沢川が合流する手前で州に上がる。前回はここで折り返したところだ。今回は時間があるので本流までほんの数十メートル担ぐ。

-- 2 担ぎP
谷沢川の水門と合流してくる流れ
再び舟を川に下ろす
 赤い橋は第三京浜

渡し場から綺麗な瀞場、第三京浜下流の水門で担ぎ

川を神奈川岸に渡ってそのままベタで。神奈川岸のほうが深そうなので。ただ、この辺は水が淀んで泡も浮いている。嫌だなあと思っていたら、本流が東京側に曲がり、神奈川側は瀞場に別れるという例のパターン出現。

まずは瀞場に入っていくと、案外水が綺麗に感じる。いつも新しい水が入ってきているのか、川底がはっきり見える。いつも流れがあるんだろう。周りの木立がないので、日もよく入ってぽかぽかする。一番深くても背が立ちそうなので、練習するには持ってこいかな。

日がさすと割りといい感じ
近づいてきた第三京浜の赤い橋と二子玉のビル
少し下って本流に入る。神奈川寄りの瀬は上がれない雰囲気なので、東京岸をはりついて漕いだと思う。一所懸命だったので忘れた。第三京浜直前でまた流れが分かれている。今度はどちらも瀬になって合流していて、どちらにしろ担がないと無理そう。東京岸に舟をつけて、水門付近まで担ぐ。

-- 3担ぎP
第三京浜がもう近い
振り返れば水門

第三京浜を越えて玉川公園前瀞場に

橋の下はいつも緊張する。流れはあるものの、変に舟をゆすられる感じはなかった。安心してふねをくぐる。でも、橋を越えるとまた本流が神奈川側にまがって瀬になっている。これも担がないとダメかなのかな? とりあえず、東京側の流れは玉川公園前の瀞場なので散策にいく。

瀞場に入る前に一難関。テトラの列が東京岸ベタに顔を出している。これより川の奥をこぎ上がらないといけないのだけど、そこも流れがあって一所懸命漕がないとあがらなそうだ。一番下流のテトラのエディに入ると舳先がすっとテトラに吸い寄せられてコツンとあたる。小さなエディラインに舟が寄せられて外に出そうになるけどそのラインでずっと止まっている。この程度でも舟がひっつくのだから、水の力は怖い。前を見ると顔を出したテトラの列の中は流れがざわついている。

一番下流のテトラ下で休憩 
テトラ近辺は流れがざわついている
テトラを越えて瀞場に入る。玉川公園からおりてくるスロープが見える。その向こうの二子玉の高層マンションが近い。電車も動いてる。ゴールは近い。
テトラを越えると瀞場
高層マンションと二子玉駅

瀞場から本流に担ぐ

テトラ下で合流している本流の瀬は浅すぎて通れない。神奈川岸の州で舟を担ぐ。結構浅い区間が長く、浅い流れが幾つもあり、それをザバザバと舟を担いで歩いて渡る。どれもくるぶしくらいまでの深さ。長靴の中にネオプレーン履いているので全然冷たくない。

-- 4担ぎP

このあたりは本当に浅く広かった。舟がこすらない深さまで行くには、20mくらいざばざば行く必要があった。冬だし長靴は必須だね。ちょっときになって、一番神奈川側の流れを見に行く。深さがありそうで、担がなくてもいけるかと期待もあった。でも、一目見て断念。細く早く流れこむのに加えて、流れを横断する仕掛けが幾つも掛かっている。なんの仕掛けかはわからない。まあ、流れが早すぎますね。下るのも無理。
本流が右手の瀬に流れていく
その受け皿が遠浅にひろがっている
仕掛けが幾つも

二子玉ゴール

お盆みたいな遠浅から漕ぎ出すと、すぐに流れがしっかりしてくる。表面穏やかなのに、なかなか漕ぎ上がれない。川の力を感じる。それを越えて行くのが楽しい。神奈川岸をあがっていくと、次のカーブは東京側に川が寄る。そこでまた瀬になってざわついてくる。この先もうちょっとで田園都市線をくぐれるのだけど、すでに折り返しの時間を超えていたので写真を撮って引き返す。次回は線路を越えよう。
今日のゴール 
ゴールから下流の第三京浜をみる
だいぶ流れがざわざわしている

あとは下って帰る

あとは来た道を戻るだけ。登ったのと同じだけ担ぐ。計8担ぎP。途中、綺麗な瀞場やジャングル瀞場で寄り道しながら。まあ、寄り道もしたけれど、往復の時間を見なおしてみた。行き2:43、帰り 1:17 行きのほうがいろいろ寄り道もしたけれど。往復で10km、合計4時間。平均で2.5km/hという感じか。いきのタイムで、寄り道抜きで2時間を切れるだろうか。

最後に

水温: ◯(担ぎに長靴必須濡れたら寒そう)
足がつく場所: ◎ (どこでも少し流れれば足がつきそう)
下流の障害物: ◯ (流れは早くないけど、テトラ、堰手前などなど注意して)
岸辺の移動: ◎ (担ぎの回数は多いけど、距離はそれほどでも)

2014年11月19日水曜日

20141115: 丸子橋下流, Oru Kayak と二回あう

時間: 13:00 - 17:00 気温:17℃ 水位:3.24m(田園調布上), 1.46m --> 1.44m (田園調布下) 風:西より4m/s 水温:触って冷たさを感じない 服装:長袖ウェット / 膝丈ジャージ / ネオプレーンソックス / 半袖ラッシュ / 膝丈保温下着

この日は子どもと丸子橋下流で遊ぶ。スカリングして真横に移動する奴と、スターンラダーを練習するんだと言っていた。水位が低く流れも緩やかなので練習にちょうど良い。午後のぽかぽか陽気の中、二人交代で中洲の周りを行ったり来たりして遊んだ。乗るときネオプレーンソックスでざばざば水に入るのだけど、まだまだ寒くない。これは真冬も乗りきれるかな? さすがに長靴は欲しいけれども。

この日は嬉しいサプライズが二回あった。いつもの場所に来てみると、土手の下からパドルの先っちょが見えた。先客だと思ってどんな船だろうねと子どもと話しながら近づくと、Oru Kayak が組み立てられている。おお。仲間が居て嬉しい。ここから出て六郷土手までくだって電車で帰るのだそうだ。他にも本栖湖を Oru で漕いだことがあるとのこと。水が綺麗で良かったと言っていた。僕もぜひやってみたい。

もう一つのサプライズは、夕方片付けて帰るとき、多摩川近くの DELIGHT さんでベーコンバーガーを食べようとお店に寄ったら、そこにもたたまれた Oru Kayak が。昼間とは別の人。二人連れで赤ワインとフィッシュ・アンド・チップス楽しんでる。羨ましい。ファルトと二人連れで稲田堤から下ってきたのだそうだ。やはり何度か舟を担ぐ必要があったそう。詳しく担ぎの場所を聞けば良かったな。

目標は是政なので、先は長いなあ。
Oru は軽くて子供でもいいね
ツアーガイドさんに聞いたスターンラダーにはまってる
西日が気持ちいい
もうすぐ日も沈みます

最後に

水温: ◎(まだまだ濡れても温か)
足がつく場所: ◎ (水位が低くて流れも緩かった)
下流の障害物: ◎
岸辺の移動: ◎ (駅近)

2014年11月16日日曜日

20141116: 丸子橋下流 - 多摩川の渡しまで, 進水式(スコッチ)


20141116 地図ログ: 気温:21℃ 水位:3.25m(田園調布上), 1.43m(田園調布下) 風:3m/s 水温:触って冷たさを感じない 服装:長袖ウェット+薄いウィンブレ+ネオプレーンソックス

進水式(スコッチ)

今日はあらためてアルコール有りで進水式をしよう。スコッチウィスキーの中には、塩味が強いものがある。なので、海を思い出すお酒といえばスコッチウィスキーだと思っていた。だからアルコール有りの進水式はスコッチにした。家からジョニー・ウォーカーをカンカラの小さなボトルに入れて少しばっかり持ってきた。これを舳先と艫に振りかけてあらためて無事を祈る。

今日の予定

今日の目的は主に二つ。一つ目は調布取水堰の東京岸下流から出して、堰を上流に越えるるにはどうしたら良いか。これは、堰の上も下も多摩川駅から楽に行けるようにしたいから。新丸子駅から神奈川岸に歩くのはやっぱり遠い。とはいえ東京岸からも堰の上流で舟を出せるところまではやっぱり遠い。なので、堰の下から出て舟で神奈川に渡り舟を担いで堰の上にまわる、というのを試してみたい。

二つ目は、前回ゴールの玉堤を越えること。必要なら担ぎもするつもり。今回は1mほど水位が高いので、条件がどのように変わるのかも含めて、流れの速さ、浅すぎて通れなかった瀬の変化など様子を確認しつつ、行けるところまで行ってみたい。

岸に浮かべて出発

一つ目の目論見どおり堰の下流から出発。すぐに目の前の州を下流側から周り、神奈川側の流れを上って丸子橋をくぐる。堰の下流は前回より70cmほど水位が低く、流れも緩やか。普通にこぎ上がって、東急線のガード下の州で舟を降りる。神奈川に舟で渡ったことになる。そのまま河原の道を舟を担いで歩き、取水所の斜め向かいでまた川に出る。

調布取水堰は舟を担いで上流に

前回は幅10mもあった砂利の河原が、今回は全部川底になり、茶色い土手際を川が洗っている。土手の道を舟を担ぎおりると取水所の白い建物が右斜め向かいに見える。舟を浮かべて堰の上流を漕ぎ始める。帰りは土手を野球場まであがる場所にピンポイントに戻す必要があるので気をつけようと心にとめる。
土手から降りてくる道

今回は河原がなくなっている
前回は土手の先に河原が広がってた


玉堤まで神奈川岸を上がる

神奈川岸をべったりで漕ぎ上がる。水位が低いと水路になっていた所も今回は十分な深さで安心して漕げる。そのうち、玉堤下流側の分かれ道が目の前に見えてきた。少し入って水の深さや水の感じを見ようと思ったのだけど、釣り糸が幅いっぱいに伸びている。邪魔したくないので、入り口を覗いただけで本流に戻る。

前回お昼ごはんを食べた砂利の河原も水の底。土の壁を左に見ながら神奈川岸を上がる。玉堤の瀬は、前回浅すぎて担ぎ抜きでは無理と諦めた。今回は十分に深さがある。そのまま神奈川岸をひっついて上がっていく。

前回は瀬になって上がれなかった玉堤付近の水路合流口が東京岸にみえる。今日は神奈川岸は十分水深があった。

等々力のエネオスがみえるトロ場

そのままいくと、また目の前に分かれ道が見えてきた。神奈川岸の左が瀞場、右が本流。玉堤の手前と良く似ている。瀞場に入って行き止まりまでいく。エネオスが土手の向こうに見えた。等々力の辺り。
左にエネオスが見える

本流に戻って渡し場まで上がる

本流は結構浅くて早い。底をするようなことはないけれど、途中で舟をうまく上流に向けられるか自信がなかったので、一度下流まで流されながら、曲がりの内側の東京岸に渡ることにする。ちょうど内側で流れが緩くなってるところを見つけて、そこにゆっくり流されつつ渡る。ここに一旦入って上流に舟を向け直し、あらためて本流に漕ぎ上がる。

本流の流れが結構早い。左右を見ながら進み具合を確認すると、にじり寄るくらいしか進んでない。流れがS時に曲がっているので、東京岸の内側から、次の曲がりの内側になる神奈川岸に向かって、流れの早い部分を斜めに渡りながら上がっていく。次は、外から外に、流れにかって漕ぎ上がりたい。

神奈川岸に戻ると楽になった。その頃には前方の渡し場が随分ちかくになっていた。渡し舟が東京岸に渡るのを待って乗り場を越えると、その先は浅い瀬でこれ以上あがれそうにない。舟を岸に揚げて上流を偵察する。少し担げばまた舟を戻せそうな雰囲気を確認し、今日はここまでで引き返すことにした。前回の玉堤からまた少し上がれた。等々力渓谷からの川が合流するところだった。
渡し場を超えたあたりで瀬が浅すぎてストップして上陸

少し舟を担げばまた漕げるだろうか。次回はこの先を目指そう。

キャノンが見えるところまで上がれたのが今日のゴール

来た道を下る

帰りの時間もあるので、ここで戻ることにする。前回ストップだった玉堤を担ぎなしで越えられた。上流の水位が高かったおかげ。ただ、ここから先は担ぎ必須だろう。下りはゆっくり。あまり櫂を入れずに漕いでいく。浅いところに行かないように、深い部分に舟を向けて流されていく。玉堤下の瀞場にもう一回入る。水位が上がって水路見たくなっているところでジャングルクルーズ気分を味わう。


調布取水所が見えるところでまた土手に舟を揚げて担ぐ。堰のところで水位と流れを確認。今回 3.25m は、一番神奈川側の部分にも水が流れている。前回2.26mの時は、ここは水が流れていなかった。電車から見る時の目安に覚えておこう。東横線の線路の真下にある州からまた舟をだして出発場所に戻って終了。
今日の水位だと一番神奈川岸も水が流れている
水温: ◎(まだまだ暖かでした)
足がつく場所: ◎ (どこでも少し流れれば足がつきそう)
下流の障害物: ◯ (堰の手前は十分に注意して)
岸辺の移動: ◎