時間:8:00 - 12:00 気温:12〜15℃ 水位:3.24m(田園調布上), 1.96m --> 1.42m (田園調布下) 風:北より3〜4m/s 水温:触って冷たさを感じない 服装:ネオプレジャケット / 長袖ウェット / 膝丈ジャージ / ネオプレーンソックス / 長靴 / 長袖保温下着 / 膝丈保温下着
丸子橋出発〜玉堤、ジャングルクルーズ再発見
いつもの東京岸から出発して、すぐに東横線の橋の下で神奈川岸を担ぐ。今朝は大潮の満潮時だったので、東横線真下の州も水没してる。神奈川岸で調布の堰を越え、野球場脇から小道をおりて川の上にでる。
-- 1 担ぎP (担ぎポイント)
神奈川岸を玉堤水門手前のジャングルクルーズ瀞場に入る。まだ8時半くらいなので釣り人もいない。そのまま行くと、グーグルマップの言うとおり水路が二股にわかれているところがある。どうやら今日くらいの水位の時に撮られたものであるらしい。水位 2.26m の時にはここまで上がれなかった。
上流が二股に分かれて左が広い |
神奈川岸のほうが広そうだったのでそちらに入る。川幅は細くなる。木が川の上まで覆いかぶさっているところなど、少し気になる場所もある。自分は上っているから気は楽だ。危なそうだったら漕ぐのをやめて戻ればいい。
右に左にくねって川が浅く流れの強い場所を一回越えると、また開けた瀞場になる。と、神奈川岸の川辺の枝から青い鳥がふと飛んで木立に消えた。かわせみだろう。とても鮮やかな鳥だった。小さいのに背景のくすんだ木立の色に良く映えてはっきりと見えた。
また見えないか木立に視線を送りながら瀞場をすすむ。瀞場と言っても、細くなると、波は立たないが流れが早くなる。最後の絞られた道を右に曲がると玉堤水門前の瀬を上流に越えたところに合流した。
瀬を越えて渡し場で担ぐ
渡し場までの瀬を頑張って漕ぎあがる。海に向けての筋トレ区間。川底の石が一漕ぎごとに何センチか、あるいは何ミリか動いていく。自転車と同じで、カヤックもパワーじゃなく回転数だと聞いた。前方遠くに櫂を入れてその場所から動かさず、逆にカヤックを前にすべらせる。それを何度も繰り返す。一漕ぎごとに石の動きを見ながら精進する。
ふと気づくと瀬を抜け、流れが緩くなって前方に渡し船が見える。渡し船の邪魔にならないよう、タイミングを見て、挨拶しながら東京岸をベタで通らせてもらう。その先谷沢川が合流する手前で州に上がる。前回はここで折り返したところだ。今回は時間があるので本流までほんの数十メートル担ぐ。
-- 2 担ぎP
谷沢川の水門と合流してくる流れ |
再び舟を川に下ろす 赤い橋は第三京浜 |
渡し場から綺麗な瀞場、第三京浜下流の水門で担ぎ
川を神奈川岸に渡ってそのままベタで。神奈川岸のほうが深そうなので。ただ、この辺は水が淀んで泡も浮いている。嫌だなあと思っていたら、本流が東京側に曲がり、神奈川側は瀞場に別れるという例のパターン出現。
まずは瀞場に入っていくと、案外水が綺麗に感じる。いつも新しい水が入ってきているのか、川底がはっきり見える。いつも流れがあるんだろう。周りの木立がないので、日もよく入ってぽかぽかする。一番深くても背が立ちそうなので、練習するには持ってこいかな。
日がさすと割りといい感じ 近づいてきた第三京浜の赤い橋と二子玉のビル |
-- 3担ぎP
第三京浜がもう近い |
振り返れば水門 |
第三京浜を越えて玉川公園前瀞場に
橋の下はいつも緊張する。流れはあるものの、変に舟をゆすられる感じはなかった。安心してふねをくぐる。でも、橋を越えるとまた本流が神奈川側にまがって瀬になっている。これも担がないとダメかなのかな? とりあえず、東京側の流れは玉川公園前の瀞場なので散策にいく。
瀞場に入る前に一難関。テトラの列が東京岸ベタに顔を出している。これより川の奥をこぎ上がらないといけないのだけど、そこも流れがあって一所懸命漕がないとあがらなそうだ。一番下流のテトラのエディに入ると舳先がすっとテトラに吸い寄せられてコツンとあたる。小さなエディラインに舟が寄せられて外に出そうになるけどそのラインでずっと止まっている。この程度でも舟がひっつくのだから、水の力は怖い。前を見ると顔を出したテトラの列の中は流れがざわついている。
一番下流のテトラ下で休憩 |
テトラ近辺は流れがざわついている |
テトラを越えると瀞場 高層マンションと二子玉駅 |
瀞場から本流に担ぐ
テトラ下で合流している本流の瀬は浅すぎて通れない。神奈川岸の州で舟を担ぐ。結構浅い区間が長く、浅い流れが幾つもあり、それをザバザバと舟を担いで歩いて渡る。どれもくるぶしくらいまでの深さ。長靴の中にネオプレーン履いているので全然冷たくない。
-- 4担ぎP
このあたりは本当に浅く広かった。舟がこすらない深さまで行くには、20mくらいざばざば行く必要があった。冬だし長靴は必須だね。ちょっときになって、一番神奈川側の流れを見に行く。深さがありそうで、担がなくてもいけるかと期待もあった。でも、一目見て断念。細く早く流れこむのに加えて、流れを横断する仕掛けが幾つも掛かっている。なんの仕掛けかはわからない。まあ、流れが早すぎますね。下るのも無理。
本流が右手の瀬に流れていく その受け皿が遠浅にひろがっている |
仕掛けが幾つも |
二子玉ゴール
お盆みたいな遠浅から漕ぎ出すと、すぐに流れがしっかりしてくる。表面穏やかなのに、なかなか漕ぎ上がれない。川の力を感じる。それを越えて行くのが楽しい。神奈川岸をあがっていくと、次のカーブは東京側に川が寄る。そこでまた瀬になってざわついてくる。この先もうちょっとで田園都市線をくぐれるのだけど、すでに折り返しの時間を超えていたので写真を撮って引き返す。次回は線路を越えよう。
今日のゴール |
ゴールから下流の第三京浜をみる だいぶ流れがざわざわしている |
あとは下って帰る
あとは来た道を戻るだけ。登ったのと同じだけ担ぐ。計8担ぎP。途中、綺麗な瀞場やジャングル瀞場で寄り道しながら。まあ、寄り道もしたけれど、往復の時間を見なおしてみた。行き2:43、帰り 1:17 行きのほうがいろいろ寄り道もしたけれど。往復で10km、合計4時間。平均で2.5km/hという感じか。いきのタイムで、寄り道抜きで2時間を切れるだろうか。
最後に
水温: ◯(担ぎに長靴必須濡れたら寒そう)
足がつく場所: ◎ (どこでも少し流れれば足がつきそう)
下流の障害物: ◯ (流れは早くないけど、テトラ、堰手前などなど注意して)
岸辺の移動: ◎ (担ぎの回数は多いけど、距離はそれほどでも)