小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2017年11月12日日曜日

20171112 房総チャレンジ

クラブのみんなと外房に漕ぎにいく。大先輩の車にカヤックを積んで出発。サーフが楽しみな人もいれば、サーフ初チャレンジの人もいて、怖いよー、でも面白いよーとはずんだ話をしたら海についた。午前中は北風の強い予報で、満潮前後で4時間くらいだったか。



支度をして舟を出す。今日はNZ好きの先輩の進水式もやった。もう何週間も前に届いていたのだけど、ここのところ週末の荒天で進水式が延び延びになってた。好きなだけあって、舟の配色もNZ国旗の赤白青。プチプチから出したばっかりのハルはワックスがツルツルに効いていて、白い浜に下ろすと横からの風ですーっと逆風見していた。斜面においたら大きな舟の進水式みたいにツーっと滑って波に飛び込みそうだ。

おめでとーと声をかけながらみんなで浮かぶ。出発の浜はピクリともしていないけど、右手西側の岬を回り込んで外にでると、浅い隠れ根が広く沖まで続き、とっても波が立ちやすいところなんだそうだ。

今日はお客さんはいないから、大先輩のコース取りも攻めてる。広い崩れ波を沖にかわさずに、逆に岸ベタに入り込んで波をかわして抜けていく。ときにはカヤックに座った頭の上からかぶさるように波が崩れるところもある。早速一人、波をくらって沈。後ろを見ていなかった。それを助けていると、また別の人が沈。それを助けにいった人もうっかり沈。モグラ叩きのように沈とそれを乗せるが繰り返されて、一旦沖に戻る。面白い。



風は強くなく、出し風でもなかったので、まだまだ何度でもモグラ叩きできたと思う。助ける側もいい練習になった。大先輩のレスキューは乗せるのがすごく早い。舟を抑える、水を抜く、乗せる、一連の動作に迷いがなく一発できまる。助ける側の技術にも雲泥の差があって勉強になった。

レスキューだけでじゃなく、沈しそうな人をどうフォローして進ませるかも見られていた気がする。漫然と進ませて波に突っ込ませてはいけない。自分が通れるところと、他の人が通れるところは違う。後ろにいても横にいても、お互いに気を配ってフォローしあって声を掛け合ってリスクを減らす。



この後は随分まとまりもでき、沈もなく波を抜けてお昼ごはんがちょうど満潮の頃。食べたら先を急ぐ。出発から2つ、ひなびた漁港を越え、崖の下を漕ぎ岬を越えたら湾が開けた。遊覧船が通ってる。

5km くらいは続いたか、ここで隠れ根のエリアもおわり、岬を越えて風裏になった穏やかな海をたんたんとみんなで漕ぐ。湾を2つ3つ越えて、ゴールの浜に来た。今日は 1 ウェイで、ここから電車で回送。それまでは時間があるので、砂浜へのサーフにみんなでチャレンジ。

最初ついたときには今ひとつだった波も、干潮に向かってだんだんと楽しくなる。今日がサーフ初の人も果敢にチャレンジ。波のてっぺんまで持ち上がって沈して、脱して浜に打ち上がって、またアザラシ方式で出てきてまた打ち上がる。



疲れて浜でぼーっと休んだり、絶え間なく波に乗ったり、みなそれぞれ回送の時間まで遊ぶ。結局最後まで波に残ったのは、サーフ初の人と大先輩だった。ナイスガッツ。これで舟をあげて帰った。

やっぱり三浦は守られてる。房総半島と伊豆半島に守られた箱入り娘だという。そこで練習たら次はみんなで外に飛び出して、それでワイワイいいながら帰ってくる。その繰り返しがとても楽しい。



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