今日はクラブで東京湾を漕ぐ予定で朝から出かける。八景島から出発し、一日かけて三浦海岸まで漕ぐ。だいたい 30キロくらいか。一日晴れるけど、午前中は北風がちょっと強いかなー、という予報だった。小潮。
大先輩が舟をつんで海の公園までくるので、それに合わせて動く。八景島で始発のシーサイドラインに乗ろうとすると、シーパラのジェットコースターが運休してると貼り紙があった。へー、そうなんだ。
海の公園で大先輩と合流し、車から舟を下ろしたら、大先輩は車を三浦海岸に回送しに行った。その間、僕は海の公園でそのまま舟の荷物番。日が上って温まる中を、のんびり支度したりひなたぼっこをして過す。そのうちに参加メンバーがあつまり出したので、舟を砂浜に移して本格的にパッキングをする。今回は出発地点に車がないから、一切合切、靴もバッグも全部の荷物をカヤックのハッチにつめて漕いでいく。
そういう意気込みで支度を終えて、全部で六人が浜に揃う。大先輩も電車で戻って来た。一緒にシーパラのジェットコースターと、門型クレーンの沖を見ると、沖から入ってくる風浪がばしゃばしゃしてる様子が見て取れる。あれあれ。大先輩の海図にみんなで頭を寄せて考える。
門型クレーンを回り込んで堤防の中に入れれば、そこからは波が落ち着いて猿島までいけると思うし、その先の観音埼を周れば、これはもう風裏になってあとは余裕。午後は風もおちるというし。なので、問題はまだ北風、風浪の強い中、門型クレーンをまわれるかどうかの最初の 3キロが勝負。そういう大先輩の見立て。正直浜から見た様子だと厳しめだけど、まずは見て回ろうと、マージンを取ってジェットコースター近くから対岸の門型クレーン先を観察しにみんなで舟を出した。
クレーンの岸壁は、東京湾の奥からの風浪がもろにあたり、しかも水深が浅いのでいかつい三角波がたちやすい。ジェットコースターに近付く前にもうふよんふよんした波が舟をゆすり始めた。尖った波頭も風に吹かれてあちこち崩れている。八景島に近寄ると、ボート釣りの人たちも波を避けて島べったりに浮いている。それをすり抜けながら島のさきっちょに集まって先を見る。はい終了。これは百が一、十が一の感じなので絶対にやめましょう。まあ、大先輩がここまで連れてきてくれたのも、みるのも勉強という意味合いなので、元々行ける気はなかったですけれども。
沖はここまでで、あとは野島周辺を午前中ブラブラし、午後の様子は風を見て考えるということにして、引き返す。引き返すとは言っても、野島の南側の水路を狙ってかすめるので、三角波がいかついところをまだまだ横切る必要がある。ウヒョーウヒョー言いながら野島にとりついたらほっと一安心。追い風にパドルを上に掲げ、押してもらう。ネイチャーな後輩は、最初ぼくらがパドルを持ち上げてるのでアホになったかと思ったけど、実際にやったらほんとに風に押されたのでびっくりして喜んでた。何事も初めては楽しい。
野島をぐるりと回って、八景の駅までのんびり漕いでいく。とはいっても、小さな川を遡ってみたり、のんびりと静かな水面を楽しみながら。川は、タイか香港の街中を漕いでいるようにも思えて、アジアンな味わいの舟屋を楽しめた。
川から出てシーサイドラインをくぐってヨットの脇を過ぎ、琵琶島が見えてくると、その横にシーカヤックの集団が溜まっていた。挨拶をすると、ここを地元にしているカヌークラブの人達で、今日は練習会の日なんだそうだ。うちの1人が、ここは360度周りを陸に囲まれて安心して漕げるいい場所だという。漕いでいて思ったけど、とても大きな油壺湾のようで、ほんとにカヤックに恵まれた場所だと思う。岸壁前の厳しい三角波とギャップがすごい。こちらは小網代からきたと伝えてわかれた。帰って調べたら、横浜金沢カヌークラブだと思う。
地元の人に習って琵琶島の小さな橋をみんなでくぐり、水面からお社に詣てて引き返す。ちょうどいいお昼の時間。野島の小さな浜に上がる。昼御飯のコンビニ袋を自分の場所にポンと置いて、公園のトイレに歩き出した。トイレ、結構歩いたなあと思いながら用を足してふとトイレから出たら、みんながトイレに来てた。あらら。みんなが終るのを待って一緒に歩きだしたら、ご飯場所が無人なのに思い付く。コンビニ袋が剥き出しだとまずい。ご飯場所に近づいてあっと思ったら、地面をからすが歩いていて、走っていってみたけど、もう僕のお昼ご飯が全滅してた。すぐ横にはラップに包まれたお握りがあったのに、それには触らずに僕のコンビニ袋だけ集中してやられた。みんなのお昼から少しずつ分けてもらい、もともとのお昼より増えたくらいだけど、自分の不注意がうらめしい。
お昼を終わってみんなで午後の相談。風は強いままだし、三浦海岸に車を取りに行く時間を見込むと、じたばたせずに海の公園で舟をあげるのが最善手。そう決めて野島から出発し、それでもまた八景島の先っちょまではみんなで見に行った。
風は幾分弱まった気がするけど、波は依然としてある。ここで引き返すのは間違いないのだけど、大先輩のスイッチが入る。八景島の影からでて、もろに北風のあたる側を漕ぎ上がり、島を一周していくことに。島の北側というゴールが明確だし、距離も短い。自分のギアを上げて漕ぎ出す。いいチャンスです。
写真には写らない波を漕ぎながら、マリーナの入り口に向かって漕ぎ上がる。逆にこのあたりはまだ写真が撮れる。しかし、マリーナ出入り口を越えた突堤の横に差し掛かると、三角波のギアがまた一つ上がったように思う。みんな自然とヒャッホーと声が漏れ、自然のロデオコースターを楽しんでる。一度横のカヤックが波に落とされ、タッパーんと音を立てたのにはひやりとした。ネイチャー後輩が沈したかと思った。みんなでつかず離れずまとまって漕ぎ、その中でも大先輩は一番岸壁に近いところを通って楽しんでいる。それで数分進んだら、島の北側の水路が見えてきた。ここからは波が弱くなり、落ち着いた湾内への帰り道になる。
八景島のコースターとブルーフォールは休止してるけど、一回の三角波で落差が 50cm もあれば、200回揺られれば獲得標高でブルーフォールに一回乗ったのと同じくらい。八景島に来たもとくらいは取れたかな、と自分だけ妙に得した気分で湾内に帰った。
大先輩がまた一度回送した車をまた三浦海岸まで取りに戻る間、穏やかな浜辺の前でのんびりと漕いだり小さい波に乗ろうとダッシュしてみたり、それぞれ時間を過ごして舟を上げ、ゆっくりと帰り支度が終わった頃に大先輩が帰ってきた。みんなで舟を積んだら解散となった。
狙ったコースは漕げなかったけど、岸壁によるタフな三角波を経験できたのは良かったと思う。一時期 10m/s を超えて北風も吹いたけど、別に強風も波浪も注意報は出ていなかった。それでも北東からの風が吹けばクレーンの岸壁はいかつい三角波を作り出す。その海域にはそれぞれ厄介な場所があるもんで、いい経験になった。
それに、野島周辺の水路もとても楽しいことがわかった。外に出られなくても安全に楽しめる水域がある。今日あったクラブも良いところを地元にしているなと思う。
来週はどうだろうか。ちょっと距離を漕げるかな。
2019年11月30日土曜日
2019年11月24日日曜日
20191124 まだまだ波遊び
この週末はクラブのみんなでキャンプツアーをする予定だったけど、天気の都合があわずに断念。代わりに、土曜の夕方から街の居酒屋に集合して、大先輩も含め何人かで飲んだ。0次会に始まり2次会でお開きになったけど、有志で3次会までやったようだ。
その痛飲が日曜の朝にひびき、のんびりとでかけた。日曜は北風もだんだんと弱まり、日差しも見えてくる予報だった。中潮。
クラブハウスにつくとにせこ先輩が支度を終えていた。舟を二人で運んで、ポイントで合流しましょうと声をかけて送り出す。自分も支度をして水に浮かぶ。お酒は抜けているけど、シャッキリしてるとは言えない、もっさりした体で漕ぎ出す。網代崎には期待できる波があった。
ポイントに近づくと、シーカヤックが二艇見える。にせこ先輩とサーフ好きの先輩だ。SUPやサーファーも入っているので、僕らは少し離れたところで遊ぶ。サーフ先輩の話では、朝のうちは北風がまだ強く、うねりがはっきりとしなくて今一つだったという。それがちょうど風が弱まるつれ、そして潮が上がってくるにつれ良くなってきたそうだ。
確かに、サーフ先輩も水につかって遊べる程度には波が良くなってきた。面白い。ちょっと冷たくなった潮を頭から浴びて、僕の気分もしゃっきりした。爽快だ。SUP/サーファーも上がり、僕らだけになって楽しく遊んだけど、そのうち潮位がだいぶあがったのか、うねりはあるけど波が丸くなりすぎてきた。それでサーフ先輩は上がった。
にせこ先輩と僕も他の場所の様子見をしに動くことにする。諸磯に向かって漕いでいく。空一面の雲も晴れ間が見えだし、低気圧が連れてきた南の空気も相まってとても暖かい。高くて広い空の下、広がる岩場の中でこれまただいぶ楽しんでお昼にした。
お昼が終わってまた出ると、後からでていたレジェンド先輩が安房崎から帰ってきた。うねりがひどかったよーと言いながら諸磯を抜けてくるので、一緒に網代崎まで三人で戻ると、レジェンド先輩は湾内に帰っていった。にせこ先輩と僕はまだ遊ぶ気がある。なのでまたいつものポイントに戻る。
そこで遊んでいたら、今度は房総同期が出てきた。そして一時間ほど三人で遊んでいたら、次は大先輩が出てきた。四人になって夕方まで遊ぶ。同期と大先輩も昨日だいぶ飲んでいたので、出足が随分遅れたようだ。それでも出てくれば気分がさっぱりする。一時間、二時間でも潮を浴びれば効果は十分。日がだいぶ陰ったけど暖かい空気の油凪を漕いで、まったりと舟を上げて帰った。
来週は東京湾側を30km程漕ぐクラブのツーリングの予定。走水や多々良浜など、お気に入りの場所をめぐりたい。八景島の造船所前の三角波も楽しみだ。カヤック漕ぎたい。
2019年11月16日土曜日
20191116 美味しいパエリア
とっても良い天気。知り合いがカヤックをしてみたいというので、大先輩のツアーに参加してもらい、一緒に漕ぐことにした。一日晴れて穏やかな風、中潮。
知り合いと一緒なのでのんびりと動き、集合時間に三崎口で大先輩の車に乗せてもらう。他にもお客さんがいて、でもみんな経験者だった。海況は良い。ちょっと遠くまで行くかもしれない。大丈夫かな。
一通り支度が終わったら、知り合いには大先輩のドライレクチャーがある。他のお客さんは先に入江に舟をだしている。レクチャーを終えて、全部で 7艇が浮かんだ。軽く一回りしたらヨットの脇を抜けて出ていく。
知り合いはサカサカと漕いでいるつもりだけど、ゆったりとした漕ぎの経験者に置いて行かれてしまう。何が違うんだろうと考えながら一つ一つのストロークを注意深く見ながら漕いでいた。
堤防から網代崎に渡り、南に進んでいく。海況が良いので、行けたら赤羽根海岸という話に当然のようになる。まあ、知り合いなら頑張れるだろう。諸磯を過ぎる頃、後ろから別のカヤックのグループが追いついて過ぎていった。今日はいい日和だもんね。そういえば、入江にも青いファルトが入ってきていた。
堤防下の入江から南をみて、大先輩から赤羽根海岸を目指すということになる。知り合いのここまでの漕ぎで、大丈夫と思ってもらえたんだろう。ええ、やればできちゃいますよ。
長津呂崎は静かだけど、いつものことで小さいなりの三角波がちゃぷちゃぷしている。それを回って南側にでる。島の南岸の崖が見通せて気持ちがいい。漕ぎ出したら向こうから黄色いパドルの上がり下がりが見えてきた。NZ先輩が早くから出て、横瀬島往復で戻ってきた。これで 8艇になる。
遠くの台風からか、うねりが皆無というわけでもなくて、小さい洞窟の浜に上がるのは難しそうだ。赤羽根海岸に上がるのも気をつけないといけないだろう。なので、浜についても少し待ってもらい、お客さんには一艇ずつ入ってもらうことにして、先に僕らが上がる。ちょっと失敗して、降りてから舟を引きずり上げる間に、舟を横にされてしまった。もう降りていたからいいのだけど、ちょっとのんびりやりすぎた。反省。
今日は知り合いが一緒なので、大先輩のご飯を分けてもらう。ダッチオーブンで炊いたパエリヤは、具だくさんのエビの赤と鮮やかな黄色のご飯粒で華やか。青空、緑の草、茶色の壁を眺めながら、赤と黄色を見て楽しむ。やっぱりこのお昼ごはんはとてもおいしい。
日差しで暑いくらいの中、のんびりと休んだら帰り道。でたらすぐにザブンと音がしたので振り向くと、暑すぎた大先輩が出てすぐロールをしていた。これは珍しい。相当暑かったんだろう。
知り合いのストロークはだいぶ水を掴むようになってきて、グループの前の方をキープするようになった。時折、なにか試してみては舟が右に左に振れていた。あとで聞いたら、舟を傾けたときに、それが舟の動きをどう変えるか試していたんだそう。
これはシーカヤックの基本で、リーンすると舟は倒した側と反対に曲がりやすくなるのだけど、それを知っているわけではない。ただ、知り合いはヨットの経験があるので、ハルと水面のコンタクトが非対称になると、舟の動きが変わるのは知っていた。だから、カヤックの場合にはどう動くのか試して、外側リーンを「発見」していたようだ。なかなかやるな。
帰りの長津呂崎を過ぎるあたりも、水面の様子から下の岩根を予想して、きちんとブーマーを避ける動きをしている。海の経験があるから飲み込みが早いなあ。
それでたんたんと漕いで諸磯まで戻り、軽くお茶をしたら湾まで戻る。だいぶ日が低くなり、凪いだ海面がテラテラとした茜色だった。眠たくなる目でその色を見ながら入江まで戻る。知り合いは最後まで入江をぐるぐると周り、最後の一人になってから上がった。楽しんでもらえて何より。
明日はクラブメンバーの進水式がある。それも出たかったけど、まあそれは仕方がない。きっとにぎやかにお祝いをすることと思う。
知り合いと一緒なのでのんびりと動き、集合時間に三崎口で大先輩の車に乗せてもらう。他にもお客さんがいて、でもみんな経験者だった。海況は良い。ちょっと遠くまで行くかもしれない。大丈夫かな。
一通り支度が終わったら、知り合いには大先輩のドライレクチャーがある。他のお客さんは先に入江に舟をだしている。レクチャーを終えて、全部で 7艇が浮かんだ。軽く一回りしたらヨットの脇を抜けて出ていく。
知り合いはサカサカと漕いでいるつもりだけど、ゆったりとした漕ぎの経験者に置いて行かれてしまう。何が違うんだろうと考えながら一つ一つのストロークを注意深く見ながら漕いでいた。
堤防から網代崎に渡り、南に進んでいく。海況が良いので、行けたら赤羽根海岸という話に当然のようになる。まあ、知り合いなら頑張れるだろう。諸磯を過ぎる頃、後ろから別のカヤックのグループが追いついて過ぎていった。今日はいい日和だもんね。そういえば、入江にも青いファルトが入ってきていた。
堤防下の入江から南をみて、大先輩から赤羽根海岸を目指すということになる。知り合いのここまでの漕ぎで、大丈夫と思ってもらえたんだろう。ええ、やればできちゃいますよ。
長津呂崎は静かだけど、いつものことで小さいなりの三角波がちゃぷちゃぷしている。それを回って南側にでる。島の南岸の崖が見通せて気持ちがいい。漕ぎ出したら向こうから黄色いパドルの上がり下がりが見えてきた。NZ先輩が早くから出て、横瀬島往復で戻ってきた。これで 8艇になる。
遠くの台風からか、うねりが皆無というわけでもなくて、小さい洞窟の浜に上がるのは難しそうだ。赤羽根海岸に上がるのも気をつけないといけないだろう。なので、浜についても少し待ってもらい、お客さんには一艇ずつ入ってもらうことにして、先に僕らが上がる。ちょっと失敗して、降りてから舟を引きずり上げる間に、舟を横にされてしまった。もう降りていたからいいのだけど、ちょっとのんびりやりすぎた。反省。
今日は知り合いが一緒なので、大先輩のご飯を分けてもらう。ダッチオーブンで炊いたパエリヤは、具だくさんのエビの赤と鮮やかな黄色のご飯粒で華やか。青空、緑の草、茶色の壁を眺めながら、赤と黄色を見て楽しむ。やっぱりこのお昼ごはんはとてもおいしい。
日差しで暑いくらいの中、のんびりと休んだら帰り道。でたらすぐにザブンと音がしたので振り向くと、暑すぎた大先輩が出てすぐロールをしていた。これは珍しい。相当暑かったんだろう。
知り合いのストロークはだいぶ水を掴むようになってきて、グループの前の方をキープするようになった。時折、なにか試してみては舟が右に左に振れていた。あとで聞いたら、舟を傾けたときに、それが舟の動きをどう変えるか試していたんだそう。
これはシーカヤックの基本で、リーンすると舟は倒した側と反対に曲がりやすくなるのだけど、それを知っているわけではない。ただ、知り合いはヨットの経験があるので、ハルと水面のコンタクトが非対称になると、舟の動きが変わるのは知っていた。だから、カヤックの場合にはどう動くのか試して、外側リーンを「発見」していたようだ。なかなかやるな。
帰りの長津呂崎を過ぎるあたりも、水面の様子から下の岩根を予想して、きちんとブーマーを避ける動きをしている。海の経験があるから飲み込みが早いなあ。
それでたんたんと漕いで諸磯まで戻り、軽くお茶をしたら湾まで戻る。だいぶ日が低くなり、凪いだ海面がテラテラとした茜色だった。眠たくなる目でその色を見ながら入江まで戻る。知り合いは最後まで入江をぐるぐると周り、最後の一人になってから上がった。楽しんでもらえて何より。
明日はクラブメンバーの進水式がある。それも出たかったけど、まあそれは仕方がない。きっとにぎやかにお祝いをすることと思う。
2019年11月9日土曜日
20191109 海が温かい
こっちには来ないけれど太平洋でまた台風がうろうろしてる。少しの期待を込めて土曜に出かける。雨はないけど、思ったよりも陽が出ない。中潮。
三崎口のバスがちょっとひどい。電車がつくその1分前にバスが出てしまう。ここの2分がなぜ遅らせられないのか。その次は20分後。山本周五郎の野分を読みながらバスを待っていたらあっという間だった。
クラブハウスで一人支度をして舟を出す。大先輩は今日は北に行くんじゃないかなと思うので、下見に荒崎まで。今日は午前中はそれなりに北風が吹く予報。狭いポイントにはしっかりと波があり、5本に3本は見送らないといけない感じで楽しく遊ぶ。そのうちにサーファーが入ってきたので無理せずそこを離れた。
荒崎手前の人気の無い浜には南からのうねりが入り、安心はできない感じ。どんどん引きも無理だろう。北にきたらどうするつもりかなあ。ちょうど良い時間になって引き返す。
途中でスリムな先輩にいきあう。挨拶をすると、大先輩達は南に行ったそうだ。予想が外れた。二人で少し遊んで、それから追いかけようということにして、その場で少し波で遊ぶ。正直、思ったよりも全然波が無い。そのうちに大先輩が南から寄ってきた。
荒井浜までは行ったけど、レースがあるとかで、たくさんの SUP が行き来していて、その列をまたぐのが手間で南に行くのをやめたのだそうだ。それに、このうねりっけだと長津呂崎もかったるいし。
遊べるほどの波もなかったし、これで大先輩に合流して漕いで行く。ちょっと向かい風かなとは思うけど、みんなすいすい漕いだ。上がる場所には悩んだけど、荒崎で岩場をかいくぐって無事に上がれた。それにしてもこの時期は陸の上の方が寒い。陽が差さないとなおさらで、お昼ご飯もそこそこに引き返してまた水の上。暖かさにほっとする。水はまだまだ温かい。
途中、もう一度あがってお茶にし、今度は日差しもあってゆっくり休む。その間に、近くの浜に入る波でスリムな先輩と少し粘った。二本くらいは長く乗れてよかった。でも、一番いいのに乗ったのは、お茶が終わって舟を出した時の大先輩。
なぜか、大先輩が通りがかるときこそココイチいいのがくる。それで綺麗に乗って声が上がる。羨ましい。それでパタリと止まったので、みなでまとまって帰って舟をあげた。
2019年11月4日月曜日
20191104 万全に遊ぶ
三連休。大先輩と何人かはキャンプツアーにお出かけ。お留守番組はどこで漕ごうかと考える。三連休の最終日に狙いを定めて出かける。小潮。
朝の支度がちょっと寒い。カヤックの服はバッチリだけど、普段着が薄手過ぎた。朝のクラブハウスで日陰に入って晩秋をはっきりと感じた。
クラブの連絡網を見ると、一人か二人か出てきそう。それまで荒崎までを一回り。今日は波がないだろうと踏んで、自艇の五分割艇を出した。分割できるけど、組っぱなしでクラブのラックに差しっぱなしなのはご愛嬌。
朝のうちは少し強く吹く向かい風の中、岸寄りを漕いで荒崎まで。風裏のどんどん引きは波が穏やかで、眠たそうなかすかなうねりが南から入って水路の奥まで舟を押してくれた。日陰に風に吹かれてちょっとおセンチになる季節柄。
ちょうど良い頃合いでクラブハウスに戻ると二人支度していた。スリムな先輩と海慣れしてる後輩。スリムな先輩は最近塩島さんのところにグリーンランドパドルを発注したらしい。そんな話をしながら荒崎まで漕ぐことにする。後輩がまだ入ったことがないというので、どんどん引きに入って引き返す。
せっかくなので、先輩と後輩にグリーンランドパドルを使って漕いでもらう。二人はフェザーになれているので、ブレードというよりアンフェザーに違和感があって、怖い怖いいいながら来た道を戻る。
そうしたら、向かいからNZ好きの先輩がやってきた。合流して黒崎の鼻にあがりお昼ごはんにした。
そうしたら、こんどは房総同期が舟を出してくるという。忙しないパターンだ。さらに、マスコット先輩もすでに舟を出して、また荒崎を目指して漕いでいる様子。なんだかんだ総勢五人が漕ぎに来た。居残り組でも随分賑やかだ。他にも何人かカヤックにすれ違う。そういえば、朝にも小網代の入江の奥でのんびりしているカヤックがいた。寒くて SUP が減る季節でもカヤックの数はそんなに変わんない気もする。
マスコット先輩には会えなかったけど、同期と合流できてちょろっと漕ぐことにする。同期は自分の舟を考えていて、スリム先輩の乗っている WFK スパルタン・ナイト・カーボンを大先輩に勧められたらしい。それで、スリム先輩にお願いして今日乗らせてもらっている。先輩は上がるけど、そのナイトに乗って、北風も落ち着いてきたから、南の諸磯の方に行こうという話になる。NZ先輩、房総同期、海なれのした後輩と僕、計四人で網代崎から先に進む。
同期は軽い舟が好き。漕ぐのよりも、ラックの出し入れや、浜での舟の上げ下げには力がいるから、小柄な人だとそれは軽いほうがいい。クラブ艇のリビエラ・カーボンに乗ったときは「フェラーリだ」と喜んで漕いだり、プリンスも悪くないけど、ちょっとシートがきつめだったりで、それでナイトの名前がでてきた。ナイトも「軽い軽い」とウキウキで漕いでいる。
そしたら、ちょっと波が出ている場所があった。普段は岩場が浅くて怖いけど、今は小潮の満潮でそれなりに深い。一回りしたら大丈夫そうだったので、みんなで遊び始める。試乗の同期は、「先輩が波乗りもしていいよと言ってた」といいながら試してる。元気だ。
ちょうど風も落ち、空も晴れて日差しが暖かく、水もぬるい。四人で代わる代わる遊ぶ。波が崩れずに押してくれて、感覚を掴むのにちょうどよい。それでしばらく乗っていたら、まずは同期がひっくり返る。待ってました。見ていると、借りたナイトでちゃんとロールであがる。はい、お買い上げー。
次は波遊びが初めての後輩。まだかなとまってたらやっと沈した。練習でのロールはできるのだけど、さっさと諦めてパドルを離し、すぐに脱ってた。でかした。波がまだ来るなかで、きちんと馬乗りで戻った。まずはそこから。次はパドルを離さずに脱ろう。
二人とも濡れても大丈夫な服を来ている。とはいえ日も低くなってきたし、片付ける間に日陰で体も冷える。ちょうど潮時と網代崎を回って帰った。あんまり距離は出なかったけど、秋晴れのした荒崎まで二往復と波遊びまでみんなとやれた。これで北寄りの風で天気が安定して冬になっていく。水の暖かいうちに秋の日差しをたっぷり浴びてカヤックを漕ぐぞ。
朝の支度がちょっと寒い。カヤックの服はバッチリだけど、普段着が薄手過ぎた。朝のクラブハウスで日陰に入って晩秋をはっきりと感じた。
クラブの連絡網を見ると、一人か二人か出てきそう。それまで荒崎までを一回り。今日は波がないだろうと踏んで、自艇の五分割艇を出した。分割できるけど、組っぱなしでクラブのラックに差しっぱなしなのはご愛嬌。
朝のうちは少し強く吹く向かい風の中、岸寄りを漕いで荒崎まで。風裏のどんどん引きは波が穏やかで、眠たそうなかすかなうねりが南から入って水路の奥まで舟を押してくれた。日陰に風に吹かれてちょっとおセンチになる季節柄。
ちょうど良い頃合いでクラブハウスに戻ると二人支度していた。スリムな先輩と海慣れしてる後輩。スリムな先輩は最近塩島さんのところにグリーンランドパドルを発注したらしい。そんな話をしながら荒崎まで漕ぐことにする。後輩がまだ入ったことがないというので、どんどん引きに入って引き返す。
せっかくなので、先輩と後輩にグリーンランドパドルを使って漕いでもらう。二人はフェザーになれているので、ブレードというよりアンフェザーに違和感があって、怖い怖いいいながら来た道を戻る。
そうしたら、向かいからNZ好きの先輩がやってきた。合流して黒崎の鼻にあがりお昼ごはんにした。
そうしたら、こんどは房総同期が舟を出してくるという。忙しないパターンだ。さらに、マスコット先輩もすでに舟を出して、また荒崎を目指して漕いでいる様子。なんだかんだ総勢五人が漕ぎに来た。居残り組でも随分賑やかだ。他にも何人かカヤックにすれ違う。そういえば、朝にも小網代の入江の奥でのんびりしているカヤックがいた。寒くて SUP が減る季節でもカヤックの数はそんなに変わんない気もする。
マスコット先輩には会えなかったけど、同期と合流できてちょろっと漕ぐことにする。同期は自分の舟を考えていて、スリム先輩の乗っている WFK スパルタン・ナイト・カーボンを大先輩に勧められたらしい。それで、スリム先輩にお願いして今日乗らせてもらっている。先輩は上がるけど、そのナイトに乗って、北風も落ち着いてきたから、南の諸磯の方に行こうという話になる。NZ先輩、房総同期、海なれのした後輩と僕、計四人で網代崎から先に進む。
同期は軽い舟が好き。漕ぐのよりも、ラックの出し入れや、浜での舟の上げ下げには力がいるから、小柄な人だとそれは軽いほうがいい。クラブ艇のリビエラ・カーボンに乗ったときは「フェラーリだ」と喜んで漕いだり、プリンスも悪くないけど、ちょっとシートがきつめだったりで、それでナイトの名前がでてきた。ナイトも「軽い軽い」とウキウキで漕いでいる。
そしたら、ちょっと波が出ている場所があった。普段は岩場が浅くて怖いけど、今は小潮の満潮でそれなりに深い。一回りしたら大丈夫そうだったので、みんなで遊び始める。試乗の同期は、「先輩が波乗りもしていいよと言ってた」といいながら試してる。元気だ。
ちょうど風も落ち、空も晴れて日差しが暖かく、水もぬるい。四人で代わる代わる遊ぶ。波が崩れずに押してくれて、感覚を掴むのにちょうどよい。それでしばらく乗っていたら、まずは同期がひっくり返る。待ってました。見ていると、借りたナイトでちゃんとロールであがる。はい、お買い上げー。
次は波遊びが初めての後輩。まだかなとまってたらやっと沈した。練習でのロールはできるのだけど、さっさと諦めてパドルを離し、すぐに脱ってた。でかした。波がまだ来るなかで、きちんと馬乗りで戻った。まずはそこから。次はパドルを離さずに脱ろう。
二人とも濡れても大丈夫な服を来ている。とはいえ日も低くなってきたし、片付ける間に日陰で体も冷える。ちょうど潮時と網代崎を回って帰った。あんまり距離は出なかったけど、秋晴れのした荒崎まで二往復と波遊びまでみんなとやれた。これで北寄りの風で天気が安定して冬になっていく。水の暖かいうちに秋の日差しをたっぷり浴びてカヤックを漕ぐぞ。
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