三連休。大先輩と何人かはキャンプツアーにお出かけ。お留守番組はどこで漕ごうかと考える。三連休の最終日に狙いを定めて出かける。小潮。
朝の支度がちょっと寒い。カヤックの服はバッチリだけど、普段着が薄手過ぎた。朝のクラブハウスで日陰に入って晩秋をはっきりと感じた。
クラブの連絡網を見ると、一人か二人か出てきそう。それまで荒崎までを一回り。今日は波がないだろうと踏んで、自艇の五分割艇を出した。分割できるけど、組っぱなしでクラブのラックに差しっぱなしなのはご愛嬌。
朝のうちは少し強く吹く向かい風の中、岸寄りを漕いで荒崎まで。風裏のどんどん引きは波が穏やかで、眠たそうなかすかなうねりが南から入って水路の奥まで舟を押してくれた。日陰に風に吹かれてちょっとおセンチになる季節柄。
ちょうど良い頃合いでクラブハウスに戻ると二人支度していた。スリムな先輩と海慣れしてる後輩。スリムな先輩は最近塩島さんのところにグリーンランドパドルを発注したらしい。そんな話をしながら荒崎まで漕ぐことにする。後輩がまだ入ったことがないというので、どんどん引きに入って引き返す。
せっかくなので、先輩と後輩にグリーンランドパドルを使って漕いでもらう。二人はフェザーになれているので、ブレードというよりアンフェザーに違和感があって、怖い怖いいいながら来た道を戻る。
そうしたら、向かいからNZ好きの先輩がやってきた。合流して黒崎の鼻にあがりお昼ごはんにした。
そうしたら、こんどは房総同期が舟を出してくるという。忙しないパターンだ。さらに、マスコット先輩もすでに舟を出して、また荒崎を目指して漕いでいる様子。なんだかんだ総勢五人が漕ぎに来た。居残り組でも随分賑やかだ。他にも何人かカヤックにすれ違う。そういえば、朝にも小網代の入江の奥でのんびりしているカヤックがいた。寒くて SUP が減る季節でもカヤックの数はそんなに変わんない気もする。
マスコット先輩には会えなかったけど、同期と合流できてちょろっと漕ぐことにする。同期は自分の舟を考えていて、スリム先輩の乗っている WFK スパルタン・ナイト・カーボンを大先輩に勧められたらしい。それで、スリム先輩にお願いして今日乗らせてもらっている。先輩は上がるけど、そのナイトに乗って、北風も落ち着いてきたから、南の諸磯の方に行こうという話になる。NZ先輩、房総同期、海なれのした後輩と僕、計四人で網代崎から先に進む。
同期は軽い舟が好き。漕ぐのよりも、ラックの出し入れや、浜での舟の上げ下げには力がいるから、小柄な人だとそれは軽いほうがいい。クラブ艇のリビエラ・カーボンに乗ったときは「フェラーリだ」と喜んで漕いだり、プリンスも悪くないけど、ちょっとシートがきつめだったりで、それでナイトの名前がでてきた。ナイトも「軽い軽い」とウキウキで漕いでいる。
そしたら、ちょっと波が出ている場所があった。普段は岩場が浅くて怖いけど、今は小潮の満潮でそれなりに深い。一回りしたら大丈夫そうだったので、みんなで遊び始める。試乗の同期は、「先輩が波乗りもしていいよと言ってた」といいながら試してる。元気だ。
ちょうど風も落ち、空も晴れて日差しが暖かく、水もぬるい。四人で代わる代わる遊ぶ。波が崩れずに押してくれて、感覚を掴むのにちょうどよい。それでしばらく乗っていたら、まずは同期がひっくり返る。待ってました。見ていると、借りたナイトでちゃんとロールであがる。はい、お買い上げー。
次は波遊びが初めての後輩。まだかなとまってたらやっと沈した。練習でのロールはできるのだけど、さっさと諦めてパドルを離し、すぐに脱ってた。でかした。波がまだ来るなかで、きちんと馬乗りで戻った。まずはそこから。次はパドルを離さずに脱ろう。
二人とも濡れても大丈夫な服を来ている。とはいえ日も低くなってきたし、片付ける間に日陰で体も冷える。ちょうど潮時と網代崎を回って帰った。あんまり距離は出なかったけど、秋晴れのした荒崎まで二往復と波遊びまでみんなとやれた。これで北寄りの風で天気が安定して冬になっていく。水の暖かいうちに秋の日差しをたっぷり浴びてカヤックを漕ぐぞ。
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