風は強いのだけど晴れて暑い。まだましな午前中に水につかればどうかと思って漕ぎに来た。漕ぐと言っても湾内だけ、ひょっとしたら入江だけ。
今日は釣りの人も誰も来ていない。ささっと支度して、富士山の雲を見ながらヨットの脇を抜けていく。
堤防まで漕いできたら、横堀海岸あたりから出たSUPが二人、湾口を横切って荒崎方面に漕いでいる。行きはヨイヨイだなあと見ていたら、一人落ちて、しばらく膝立ち漕ぎしている。
大変そうだなあと思いながら自分は横堀に渡り、釣り人のいない風裏でひとしきり水に浸かる。
梅雨が開けて猛暑かという煽りを聞くけど、水温は20℃有るかないか。その上を吹く風を濡れた服で受けると、体が冷えていくほど涼しい。それでも日差しの強さは本番で、その冷えを帳消しにしてもらうのに、風の強い沖を見ながら体を温める。
さっきの二人は、三戸浜の沖あたりで岸寄りにコースを変えてベタでこちらに戻ってきた。良く湾から出るよなあ。
湾内をくるりと回って気が済んだので、入江に戻って空を眺めながらまたぷかりと浮かんでいたら、ピカピカのミストラルの後輩が漕ぎ戻ってきた。三戸浜で家族を遊ばせがてら、自分はカヤックで現れるべく漕ぎ出したのだそう。
もちろん、堤防を回っての風の強さを確認して、これはやめにしようと戻って来たとの由。風は強くなる一方の予報だからそりゃそうか。
支度を終えてまだ昼にも時間がある。笠戸島の海を見晴らす露天風呂が良かったので、小網代湾を見ながら風呂に入ろうと観潮荘に出向く。
前は海洋深層水とか言っていたけど、無理やりにでも温泉を掘り当てて、バス停の名前も油壺から油壺温泉に変えた。それはともかく、景色が変わってないのは嬉しい。
ロールのキレを出そうとして、体が冷えてたところにバッと動かしたせいか、肩がシクシクする。お風呂でゆっくり温まってバスで帰ると、まだお昼どき。東京湾側はどうだろうと、途中のコンビニでアイスを買ってかじりながら見に来て、風裏とはいえそれなりな海を見たらなんとなく気が済んだ。
まだ日が長いうちに、落ち着いた日を見つけて江ノ島、かましてみたい。カヤック漕ぎたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿