小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2022年7月31日日曜日

20220731 ひつまぶしセッション

先週の週末に続いてクラブイベントの日。朝からでかけた。

もう先に前漕ぎ道場のコンビが支度をしていて、二人を見送ったら自分の舟を少し手直しする。

一昨日に後輩と漕いだときに、フットブレイスになっている発泡スチロールの板を2枚ほど踏み割っていたので、新しく持ってきた板を押し込んで具合を確かめる。一センチほど厚くしてみた。良さそうね。

ヘルメットを持って舟を浮かべて一回り。台風が近くにいるけどどうかしら。近場は待つほどの波じゃなし、岩場はサーファーがすでに入っていて、でもその先のポイントで一本楽しく遊ばせてもらえた。ここまでとしてクラブに戻る。

入江で皆がちょうど出てくるところ。今日のクラブイベントでは、みんなで漕いで、昼は大先輩のひつまぶしご飯をご馳走になる。どこまで漕ぐか考えるに、うねりが結構あるし、午後は南風で荒れてくるだろう。まあ近場だな。

そんなことをボンヤリ考えながら漕いで、先頭の何人かが網代崎をすーっと回っていったところ、後ろの大先輩から声がかかる。今日は人数も多いいし、視界が途切れるところや航路の手前などでは一旦群れを集めてから確認して進みましょう。確かに。そうして集まったところを別のカヤックグループが6艇ほど抜けていった。ついでに先に行ってもらってちょうどよい。


気を取り直して諸磯の灯台を目指し、荒井浜の沖の岩場手前でひと場面に出会う。つい今追い越していったグループから一人、荒井浜の沖にある岩場を抜けるコースで左に寄った。油壺に入るのかな。つられて他の人も同じコースで岩場にはいったところを、たまたまセットの波がやってきて、隠れ根の崩れ波で一人沈した。それを見て他の人の手が止まり、グループ全体が隠れ根地帯の中で停滞してしまう。

そこに次々と崩れ波がきて総勢三艇が沈脱になる。助ける方も三艇残っているから、まだなんとかなるだろうと、僕らは離れた安全地帯から様子見。

四艇はグループレスキューして安全地帯に抜けた。あと二艇は岩場から抜けずにビルジポンプで水を抜いているけど、風と波で岩壁に押され、波が打ち寄せる場所でまた沈脱してしまう。安全地帯から二艇入ってきて、舟と人を別々にトーイングして岩場を抜け始めたのでこれで状況が落ち着いた。それを見て僕らも漕ぎ進めることにした。


他グループの一場面を目の当たりにしてこちらも少し興奮状態。カヤック教本のビデオのようだった。あらためて「判断」の重要性を学んだ。気が引き締まるとカヤックの群れも自然とタイトになる。諸磯を抜けて一段と波の大きくなってくる海域を漕いで三崎の堤防までいったあと、内側に沿って二町谷の段々に舟をあげた。

お昼に大先輩のうなぎご飯をいただくのは久しぶりだ。日差しはあるけど海を渡る風は涼しい。のんびりしている間にマスコット先輩はガンガゼと遊んでいる。トゲトゲをつついて反応を楽しむうち、何回か刺されて「あぁぁ、刺されちゃいましたぁ」と嬉しそうだ。そうしているうちに二つのダッチオーブンで炊き上がったご飯をみんなで声をあげていただく。おいしい。

お腹いっぱいになった午後の昼下がり、さらに風の上がった中をドンブラと漕いで俺の浜に立ち寄り、たっぷりと水浴び練習をして帰って舟をあげた。

2022年7月29日金曜日

20220729 お茶を一杯

 筋トレ後輩が海況の良い平日に漕ぎにいくというので、合わせて休みをとる。

午後から風が上がるいつもの様子。南に漕ぎ出して様子を見て引き返して来よう。

朝はまだ風がない。とはいえうねりははっきりとあって、砂丘のようなカーブが次々やってくる。長津呂崎から先がどうだろうと思いながら漕いでくると、うねりが見事に岩を乗り越えて泡立たせている。夏の城ヶ島はダイナミックだなあ。

ドンブラしながら安房崎を越え、東風崎の棒っ杭までやってきた。ここも盛大にうねりが隠れ根を洗い、後輩について大きく外を回り込む。

夏の暑さにやられないよう、ゆっくりペースで漕いでいく。時折水に浸かっているのでそこまできつくない。その調子でまた雨崎まで来てしまった。

ここで折り返して、でも楽なペースで来ているので浜に上がる気にもならず、結局俺の浜まで漕ぎ通して帰ってきてしまった。

たまたま気が向いてお茶を煎れる支度をしてきていたので、昼ご飯を済ましてノンビリしている後輩の横で、ゴソゴソお湯をわかしてお茶を振る舞う。暑い日の下のお茶は美味い。きゅうりの漬物が欲しくなった。

目がしゃっきりしたのでしばらく水に浸かる練習をし、まあこんなものでしょうと、まだ日の高いうちに戻って舟を上げた。




2022年7月24日日曜日

20220724 水に浸ける

 縁があって TRAK 2.0 Kayak を譲ってもらうことになった。じっくりと考えた結果、「すぐやろう」のカヤック同期の名言にのっとって、引き合いに飛びついた。

クラブハウスまでカヤックを持ってきて組み立てる。今日はクラブのレスキュー練習の日でちょうどいい。どんなカヤックでも、まずは一通りレスキューをこなさないとソロで漕ぎ出すわけには行かない。この夏一番の汗をかきながら、マニュアルを見ながらようやく組み立て終わった頃、練習会参加のクラブメンバーが続々やってきた。15艇を超える船が入江に次々と浮かんで出ていく中、ささっと白髭神社にお参りをし、自分も進水する。


練習会のプログラムに沿って一通りやっていく。馬乗り、パドルフロートで沈脱からのソロリカバリー。そしたら Tレスキューでグループリカバリ。自分が助けるところまでは問題なくできたけど、助けてもらうのが難しい。X で水を抜こうと思ったけど、コックピットまで舟を引き上げるのが重くて難しい。わざとシーソックをつけずにやっているのもあるけど、フロートが入っていても大変だ。

それならリエントリーロールはどうなんだろうとやってみたら、一段と水が入って薄い舟ばりの喫水になった。中のフロートのおかげで完全には沈まないけど、船が重くて、これで波に揉まれたら舟は簡単に壊れるんじゃなかろうか。バルクヘッドの効果は偉大だ。ソロ漕ぎの時はシーソックは必須。シーソックを着けてのリエントリーロールを宿題だなあ。

シーソック無しのリエントリーロールで水を入れてみた

沈脱からのレスキューは一通りやったので、ロールの練習に入る。のけぞるには背中のデッキが高いのと、サイブレースをつけなかったので膝を使えないという癖はあったけど、リブにあたる脛を使えば普通にロールできる。あまりのけぞらずに、C-to-C ぎみにやる分のが楽だった。

自分が一通りすんだら他の人のサポートにたってひとしきりしたらお昼休みに上がる。牡蠣殻に気をつかうのだけど、水がたっぷり入っているので重くて持ち上がらない。水を入れないように、上がる場所の底質に気を配るように、もっと繊細なカヤックをするように、そう問いかけられてる気がしてきた。

昼休みが終わってもう小一時間、ロールの練習をみっちりやったら、今日の仕上げに外に漕ぎ出す。だんだんと上がってきた南風のおかげで風浪もある。この中で沈脱して馬乗りをやった。そしたら大先輩が沈脱して「〇〇さーーーん、助けてー」とやる。あちらではロールをしてみる、こちらでも T レスキューをやってみる。一年で一番沈脱する日。舟をこれでもかと水に浸けて、それでもしっかりと戻れるよう心技体を整えていく。練習とは言いながらも、水につかるのが気持ちいい。水の上と下を自由自在に往復できる類稀な舟、カヤックをこれぞと堪能する。

練習しながら南風に吹き流されてスズメ島までやってきた。ここまでやれば十分。舟を返して俺の浜にみんなで上がり、体を温めつつ休めたら入江に漕ぎ戻って舟を上げた。

一通りレスキューをして舟の癖も少し掴めた気がする。これを転がしてどこに行こう。カヤック楽しむのに時間が足りないな。






2022年7月18日月曜日

20220718 のびのびあそぶ

三連休は雨風ともに強い予報で、ぎりぎり最終日の午前中くらいは漕げるだろうということで三浦に出かける。正午からすでに風が上がる予報なので、ツアー組と一緒にのんびり回って、思うさま水浴びして帰るつもり。

クラブについたら、なんでもやる先輩が釣り支度で出艇していった。カンパチやブリの子供が釣れてくるみたい。

それを見送ったら自分の支度をしてでかける。昨日までの風で、うねりが残ってるかもしれない。念入りにヘルメットを被っている。

俺の浜を見るとSUPがたくさん波遊びしている。その横の小さな浜にもSUPが上がっている。さすが海の日。

その割には近場のポイントには誰もいない。まだ潮が高くて不向きなのだろう。とはいえここで乗る気はあんまり無いので、足を延ばして岩場のポイントまでやってきたら、人も居ないしシーカヤックに丁度いい波。何本か長く乗れたので満足して帰る。



小網代湾に滑り込んだらツアー組とうまく行き合えた。合流して残りをのんびりこぐ。小網代湾も諸磯の入江も浜はテントが立ってどこも賑やか。それでも昼休憩に上がった二町谷は静かで、夏の日の海岸線を眺めていると頭から泡が抜けていく。

もう少しのんびりするという後輩を一人残して帰り道。でも途中の諸磯が潮が下がってきてちょっと荒れ気味。万が一はなくても、一千万が一くらいは有るといけないので、後輩を迎えに僕だけ二町谷にもうひとこぎしてまた戻る。

諸磯を抜ける帰り道では、北から前漕ぎ道場の後輩がドンブラ漕いできた。一緒に引き返して3人でツアー組を探して北上する。まだ俺の浜は一杯で、大先輩からの電話で三戸浜の端まで行く。道場主の後輩は浜に上がらず熱心にレスキュー練習をしている。それに当てられて、前から気になっていた、後ろハッチに浸水したらどうなるかをやってみる。後ろハッチを閉めずに舟を倒して水を入れる。ペットボトルをギュウギュウに何本もつめてあるので、結論沈まずに漕げた。一安心。

海の日の昼の盛りにのんびり水に浸かる。浜には地元の子供たちが遊びに来ているだけで、テント村にはなっていない。どこかしら空いている場所はあるもんだなあ。そうしてのんびりしていたら、予報どおり風が上がってきた。帰り際に近場のポイントで道場主と波遊び。何度か転がされたけど、練習の成果が出てノー脱。いいシーズンの始まり。いいとこで切り上げて湾奥に戻って舟を上げた。

2022年7月17日日曜日

20220714 予想外

仕事の流れにまかせて、午後一で漕ぎにくることにした。三連休の予報がいまいちで、漕げない公算が高いから平日にでかけた。

ほんとうはクラブハウスでやりたいことがあったのだけど、道具が全部揃ってなくてできなかった。そういうこともあるよねと、いつもの薄い舟で漕ぎ出す。

今日はツアー組も出ていて、静かな海に南に探しに行く。風もなく、この前の瀬戸内海を思い出しながら漕ぐ。

そうして三崎港の入り口を過ぎたら、長津呂崎を抜けてツアー組が戻ってくるのが見えた。

手を振って挨拶し、カヤックの群れにまじる。メンバーは、漕ぎ足りない後輩と手広くやっている後輩、それに遊び上手な先輩だ。手広い後輩は先週グリーンランドパドルを使って気に入ったらしく、買おうかどうかウキウキと話していた。カヤックのいろいろな面に触れることができて、なんでも試すのが良いですよね。

静かに諸磯を抜け、俺の浜まできていつもの休憩。漕ぎ足りない後輩はさらに北に漕いでいった。手広い後輩は上がらずに、前の浜で水に浸かる練習をしている。それを横で見ながら、自分もしばらく水につかってから舟を上げてお茶にまじる。

陽気が少しずれれば、最高の三連休なのに、これから天気が崩れて行くのだろう。残念。そういうこともあるよねと思いながら、日の長い時期をたっぷり使ってから舟を上げた。

2022年7月9日土曜日

20220709 ちょっと寒い

 久しぶりに漕げる。思ったよりも距離も漕げそうな予報で、いそいそと出かける。

筋トレ後輩とのんびりと支度をしていたら、なんでもやる先輩がやってきて、ささっと支度をして出ていった。朝の釣りが目当てで、いい時に漕いで早めに帰る感じだそうだ。

僕ら二人はのんびりと支度をして浮かぶ。いつもの南方面だけど、良い予報に変わったとはいえ、午後には風が上がるというのを気にして、まずは横瀬島を目処に漕ぐ。

網代崎を回って四角い諸磯の灯台を見晴らした中に、岩場からこちらに漕いでくるカヤックが一艇見えた。横瀬島早朝便のレジェンド先輩だ。すれ違いざまに城ヶ島南岸の様子を聞くと、それなりに波があるねと言いながら、パドルの手は止まらずに行きすぎた。

諸磯まではうねりを感じないが、岩場では潮の流れを感じるし、三崎の堤防につけば外側の波は随分と舟を叩く。パドルがぐんぐん回り出して、横瀬島まで漕ぎ通す。さあどうしましょうか。

午後の風のあがりを気にして剱崎で折り返そうかと話をしながらも、結局雨崎で折り返すことになって、また横瀬島に戻ってきたところで正午のチャイムを聞いた。風も手応えが出てきた感じ。それなら俺の浜までは漕ぎ抜こうと、ぺろっと三崎の堤防を回り込んで、ここまできたら一安心。すこしペースを落としながら俺の浜までやってきて昼の休憩。

もう今日はこんなもんでしょうと後輩と二人でのんびりしていた昼下がり、メンバーのカヤックが三人こっちに向かってきた。昼遅くに来たらしく、これから荒崎まで漕げるかなという話なので、僕も一緒に舟を出して、荒崎タッチに参加する。いやー、漕いだ。俺の浜ではレスキューの練習に勤しんで、まだ体を冷やしてくれる水温と曇り空に久しぶりの寒さを感じる。

いやぁ、三浦半島の一番いいところを一日で漕いだ。岩場をちょっとすっとばして沖を漕いじゃったから、時々は舐めるように岩場を漕いでみよう。