小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2023年4月28日金曜日

20230423 ツアー前に軽く

GWは丸々使って漕ぎ旅行の予定。使う道具の確認に少し漕いでおきたい。ここのところ距離を漕いでないから心配。

木の分割パドルを途中で拾ってクラブハウスに行く。前漕ぎ道場の二人組が先に支度をして出ていった。同業の二人は、支度の間も仕事のような話をして難しい顔をしていた。大変だ。

そんな二人を見送ったらクラブハウスの外に腰掛けて、パドルを紐で縛り上げて組んだ。その間、北風が随分吹いている。

レンタルの知床を出して準備完了。キング先輩に舟を持ってもらって入江に浮かぶ。やっぱり結構風が抜けている。先に外の様子でも見てこようかとヨットの横に滑り込んだら、出艇簿に記入してないのに気がついて引き返す。いけないいけない。

そしたらツアー組の支度も終わっていたので、みんなについて漕ぐことにした。網代崎を過ぎると割とドンブラしていて、長津呂崎まではどんどん舟が進む。潮も追いで流れてたようだ。ゲストさんもスイスイと、先頭にくっついてどんどん漕ぐので、向かい風の中あっという間に安房崎まできてしまった。

宮川から先を見渡すと、ここから先は行かないが吉。折り返して赤羽根海岸で昼に上がる。ゲストさんは前にここまで来たことがあるらしく、今回は距離を伸ばしたかったみたいだけど、海況次第だからまた今度。

ゲストさんの帰りの都合にあわせて、俺の浜でのコーヒータイムはやらず、かわりに昼の時間をゆっくりと過ごす。ここは日が出ると暖かい。風も落ちてきて海がだいぶ凪いだ。

長めの昼を終えたら、充電した体でまたサクサクと漕いで油壺によりみち。浮いたまま少ししたらまたサクサクと漕いで小網代の入江に船を上げた。

ゲストさんは本当にいいペースでこいで、常に先の方にいた。次はぜひ、横瀬島まで行ける海況のときに来てほしい。

いよいよ来週からGWツアー。その前の良い漕ぎになった。

2023年4月9日日曜日

20230409 夏はまだまだ

 今年も桜を見そこねたなあと思いながら三浦に。湾を見下ろすと、北からの風がひんやりと顔にあたる。

久しぶりだと海の気温を見誤る。まだまだ水の上を吹いてくる風は冷たかった。

支度をして一人浮かぶ。堤防から出てスズメ島を周り、そこから諸磯まで追い風に足を伸ばす。そろそろ筋トレ後輩がでてくる頃合いと戻ろうとすると、前漕ぎの後輩と房総同期が漕いできた。後輩は最近舟を変えて、ポケモンカラーになりましたと声をかわす。来ているドライジャケットは黄色い。

進む二人と分かれて北風を漕ぎ上がると、何でもやる先輩とすれ違い、挨拶をする。今日はにぎやかになりそうだ。

堤防の内側で後輩と合流し、先に行った三人の後を追うでもなく、久しぶりの漕ぎとドンブラの波を味わいながら漕いでいく。

諸磯から先、三崎の堤防との間で先輩とすれ違う。馬の背を越えた瞬間、赤羽根に着いたことにして折り返したそうだ。これであがるとのこと。もっと一緒に漕ぎたいけど残念。

その先、長津呂の岩場を抜けるところで沖にポケモンカラーが見えた。僕らは先に進む。ここからは向かい風になる。筋トレ後輩のペースが上がる。漕ぎたいオーラが目に見えるので、安房崎でとまらず横瀬島まで行くことにする。ドンブラした風浪と南からのうねりで漕ぎごたえのある海況。薄い舟はバウを何回も潜らせながら進んでいくから腹が濡れるなあ。

横瀬島で折り返し。実は今日はクラブメンバーが集まって漕ぐ日。なので大先輩の定刻組は大人数だろう。うねりがあるし、潮が引いてるし、南方面に来るのは分かっていても、洞窟の浜にあがるかはちょっと怪しい。昼ごはんの場所が決まったら連絡をくれるよう、素直に大先輩にメールしておく。それで安房崎を目指して漕いでいたら、水っ垂れのスロープにあがったと途中で連絡がきた。右寄りに進路をかえて小さな入江を目指す。

たくさんのカヤックが上がっていてすごく目立つ。上陸してみんなに挨拶し、大先輩のお昼ご飯をご馳走になる。風表で抜けていて、日差しがあるのに寒い。コンクリートの地面にべったりと寝転んで、地面の熱をもらいながら、みんなの近況を聞いて回る。蓄熱体質の大先輩も今日は寒そうだ。ほんとにこの時期の暑い寒いは難しい。


のんびりとした昼の時間が終わり、カヤックの中に戻ると途端に暖かい。次はコーヒーの時間に向けて俺の浜に漕いで戻る。ポケモンカラーの舟はばっちりと着こんでいるらしく、ちょっと漕いで暑くなるとすぐロールし、道中コロコロと回っていた。さすがポケモンボール。聞くと、転がる衝動が抑えられないらしい。

そうして俺の浜でのんびりしていると、しばらくぶりのカヤックの体をほぐすいい体操があるというので、急遽先生にしたてあげたメンバーの前にみんなで並び、背中から腰、ふとももの裏までを伸ばす運動をならう。

なかなかバランスが難しかったり、腹がつっかえて「ぐぇ」と空気が漏れたり、十人からのおっさんが浜で体を揺らす。次はチベット体操の先生をしたてあげ、両手を広げてくるくる三回回っていたら、あとから追いついてきた後輩がカヤックで浮かんだままこちらを不思議そうにみている。結局浜にはあがらず、そのまま引き返して帰っていった。

もう日も下がってきたし、コーヒータイムも終わりにしてみんなで入江に戻り、ひさしぶりのパドルセッションはおしまいになった。