小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2016年4月30日土曜日

20160430 風の前に漕ぎ抜ける

心待ちのGW、晴れる日が多そうなのだけど、風は強い予報が多くて難しい。午前中は絶好だけど、午後から風があがる予報の土曜に三浦に。

ソロで荒崎まで北に往復10kmほど漕いで、その後にみんなと合流して南にのんびり下るつもり。合計20kmを目標。
荒崎から伊豆半島を見ると五月晴れのすっきりな天気
波も穏やかな午前中
荒崎までの往復は、スズメ島や黒崎の鼻をかすめず、網代崎から真っ直ぐに少し沖側を漕ぐ。ソロで沖に出せる範囲を少し広げていきたい。その分距離が出せないけど。

すっきり晴れてるので、荒崎から亀城礁の灯台がすぐそばに見える。沖あじろよりも岸からは近そうなのだけど、根本が波かぶってるのを見てビビってやめる。まだ一度も行ったことがない。どんどんびきに入って網代崎まで戻る。

網代崎から湾内に戻り、先輩方と合流する。また出てきて今度は南にまわり、諸磯を抜けて黒鯛込まで漕ぐ。今日は小潮で、これから夕方の干潮に向けてゆっくり引いていく時間帯。諸磯の中は水深が浅めで、海藻が芝生みたいに海面にさわさわ出ている。その中を先輩方と一緒にサーフした。
諸磯の中でサーフ
正直、場所によっては沈したら頭打つよね 
ロールできるくらいの水深はあるけど
立ち上がった海藻が水面に草を生やしてる
大きい波じゃないのだけど、浅場で急に立ち上がる波だから力があるのか、すぐに舟を横に向けられてしまう。そのまま横に走って岩場に舳先から真正面に突っ込んでぶつかる。大きな音がして舟が一瞬で止まる。衝撃でフットブレースから両足とも外れて足は前に真っ直ぐ棒立ち。慌ててフットブレースに足をかけ直して次の波に乗って離れる。外れた時に右の親指の付け根を軽く打ち身。いたた。ポリ艇だからといってもぶつけていいわけじゃない。気をつけよう。

サーフして疲れたので、黒鯛込でお昼ごはん。そうしたら南風がいよいよ上がってきた。結構ぐちゃぐちゃしてきた諸磯の中を抜けて、まっすぐ網代崎に向かう。風は南西からになって強まり、網代崎と堤防の沖合はすでにだいぶ荒れ模様。その中、先輩のひとりがぼそっと「おれ、すずめ島まで行ってみようかなぁ」と言って漕ぎだす。

正直「まじか!?」と思いながらも、ついて漕ぎだした。小網代の湾口を過ぎて堤防の沖あたりにくると左からの風波が随分あがってきてるように感じる。うねりと違って、波と波がとても近いのでぜんぜん雰囲気が違う。正直、波の高さは1mも無いくらいだろうけど、狭いハーフパイプを抜けるみたいで、狭い通路に落ち込んではまた次のリップに持ち上げられる。下から見るリップがいつ崩れてもおかしくないと思ったら怖くなって、すずめ島ついたなり、自分だけ折り返しますと先輩方に声をかけて帰った。他の先輩は、何本か波に乗って、それで帰ってきたそうだ。やるなあ。

ざわついてた諸磯の中で練習はしたけど、ここまで風波が上がるとまだまだ太刀打ちできないと感じた。もし沈脱したら戻れる気がしない。この夏もっと練習したい。

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