朝ついてみると、思ったよりも風が強い。予報よりも強く吹いていて結構大変だったと、ちょうど上がってきたボート釣りの人から聞く。すでに先に出ている先輩が何人かいて、その後を追って舟をだす。
一人目の先輩に網代湾の中で行き会う。釣り上げた魚の血を抜き、腹をさいてワタを取っていた。ワカシという、まだ一番小さなブリの子だけど、刺し身で食べるには油の具合が丁度良く大好きだ。7月のうちはワカサギみたいな鯖しか釣れなかったのに、だんだん魚も育ってきた。
湾の中なので風も弱く、水面もまるで穏やか。だけど、堤防から遠くをみると色が暗い。薄曇りが全面に広がり、青い空は見えない。ここで二人目の先輩に行き会う。荒崎に漕ごうと出たけれど、風浪もあり心配だから引き返したのだそうだ。ちょうど剱埼では風速が12m/s 吹いている頃だった。
さらにもう二人の先輩が逆に諸磯方面に行ったと聞いたので、行き会った先輩と一緒に網代崎から南をのぞきに行ってみると、北からの風浪が細かく舟を揺らしてくる。北の荒崎の方を見やると、ちょろちょろと白波も見える。こういう中でロールしようと思ってきたけど、まだちょっと怖い。
網代崎から北を見る モノトーンで重苦しい |
湾の中でタコクラゲを探す。なんどか往復していると、立派な奴が泳いでいた。色もしっかり茶色で、中に藻が元気にいる様子。この前の奴が元気になったんだったら嬉しい。
定刻組のみんなが舟を出し始めたので、 くっついて漕いでいく。雲もまばらになり、青空が広くなってきた。堤防を出たら北に回りこんで黒磯の鼻を目指してこぐ。風も波もあいかわらずだけど、景色が明るいとあんまり嫌じゃない。のんびりパドルをあわせてゆっくり風上に進んでいく。
すずめ島を越えると右手に三戸浜が見えるあたりで、一層風が強まる。遠出をする訳じゃないなので全然気にならない。みんなと一緒にジリジリと漕いでたらそのうち黒崎の鼻についた。
この先風が強まる でも水も綺麗で気持ちいい |
距離が全然でていないので、ここで水に浸かって遊ぶ。他の先輩もいろいろやっている。4リットルの JINRO ペットボトルをまた借りたので、これでロールしまくる。JINRO-ルは確実にあがるようになった。4リットルの次は2.5LのDAKARAに挑戦しよう。500mLまで行けばハンドロールも近いと思う。
さんざん遊んで舟を上げた。諸磯まで行った先輩二人はちゃんと帰ってきて、早めにあがってしまっていたようだ。一声お話したかったけど、諸磯まで行く心技体が揃っていなかったのでしかたがない。精進しよう。来週は距離を漕げるといいな。
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