小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2016年9月3日土曜日

20160903 諸磯いけず

週末の天気が崩れるリズムに入っている気がする。午前中は北東寄りの風が強い予報で、それでも午後からは少し緩むかと思って漕ぎに来た。お天気もそこそこ。距離は漕げる感じじゃないので、みんなと一緒に漕ぎながら、波の中でロールの練習をしよう。

朝ついてみると、思ったよりも風が強い。予報よりも強く吹いていて結構大変だったと、ちょうど上がってきたボート釣りの人から聞く。すでに先に出ている先輩が何人かいて、その後を追って舟をだす。

一人目の先輩に網代湾の中で行き会う。釣り上げた魚の血を抜き、腹をさいてワタを取っていた。ワカシという、まだ一番小さなブリの子だけど、刺し身で食べるには油の具合が丁度良く大好きだ。7月のうちはワカサギみたいな鯖しか釣れなかったのに、だんだん魚も育ってきた。

湾の中なので風も弱く、水面もまるで穏やか。だけど、堤防から遠くをみると色が暗い。薄曇りが全面に広がり、青い空は見えない。ここで二人目の先輩に行き会う。荒崎に漕ごうと出たけれど、風浪もあり心配だから引き返したのだそうだ。ちょうど剱埼では風速が12m/s 吹いている頃だった。

さらにもう二人の先輩が逆に諸磯方面に行ったと聞いたので、行き会った先輩と一緒に網代崎から南をのぞきに行ってみると、北からの風浪が細かく舟を揺らしてくる。北の荒崎の方を見やると、ちょろちょろと白波も見える。こういう中でロールしようと思ってきたけど、まだちょっと怖い。
網代崎から北を見る
モノトーンで重苦しい
小網代湾の入り口で遊んでる分には、北風なら胴網海岸や横堀海岸に流れ着くので安心だけど、網代崎を南に回りこむとその先は開けてるのでちょっど自信がない。行き会った先輩と相談して怖いからやめとこうねと、湾の奥に引き返すことにした。

湾の中でタコクラゲを探す。なんどか往復していると、立派な奴が泳いでいた。色もしっかり茶色で、中に藻が元気にいる様子。この前の奴が元気になったんだったら嬉しい。
定刻組のみんなが舟を出し始めたので、 くっついて漕いでいく。雲もまばらになり、青空が広くなってきた。堤防を出たら北に回りこんで黒磯の鼻を目指してこぐ。風も波もあいかわらずだけど、景色が明るいとあんまり嫌じゃない。のんびりパドルをあわせてゆっくり風上に進んでいく。

すずめ島を越えると右手に三戸浜が見えるあたりで、一層風が強まる。遠出をする訳じゃないなので全然気にならない。みんなと一緒にジリジリと漕いでたらそのうち黒崎の鼻についた。
この先風が強まる
でも水も綺麗で気持ちいい
黒崎の鼻でのんびり昼ごはんを食べて引き返す。すずめ島まで追い風であっという間についちゃう。 近くの浜でのんびりして、湾奥に戻った。

距離が全然でていないので、ここで水に浸かって遊ぶ。他の先輩もいろいろやっている。4リットルの JINRO  ペットボトルをまた借りたので、これでロールしまくる。JINRO-ルは確実にあがるようになった。4リットルの次は2.5LのDAKARAに挑戦しよう。500mLまで行けばハンドロールも近いと思う。

さんざん遊んで舟を上げた。諸磯まで行った先輩二人はちゃんと帰ってきて、早めにあがってしまっていたようだ。一声お話したかったけど、諸磯まで行く心技体が揃っていなかったのでしかたがない。精進しよう。来週は距離を漕げるといいな。



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