小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2016年9月17日土曜日

20160917 佐島

三連休だけど、天気がいいのは土曜くらいか、という予報。も一日落ち着いて遠出もできそうだけど、その後の予定もあるので、長者ヶ崎を目標にする。丁度大潮の日で、干潮前後の6時間くらいを漕いだ。

八時半に舟を出す。風もなく静かな入江の水が周りの木の色で深い緑をしている。まだミンミンゼミが泣いてる。もう秋かなと思ってバスを降りたけど、まだまだ夏でもいいみたいだ。

そのまま浮いて支度をしていたら、見知らぬカヤッカーが入ってきた。お互い早いですね。挨拶をと思ったけど、背を向けて入江の森に一人で見入っているので、声をかけずにタコクラゲを探した。

見ると茶色い立派な奴が水面近くのあちこちに浮いている。傘のへりを細かく動かして曖昧に動いている。なにしろ水面が穏やかなので見つけやすい。二つ三つクラゲを数えてロールをしてから出発した。
湾から出てきて網代崎を見ると、うねりが綺麗に巻いて崩れている。風もないからスーッと持ち上がって、波の天辺だ少し巻いたと思ったら崩れて、その白波が長く進んでた。期待して近くのサーフポイントまで来たら、久しぶりに楽しく乗れそうに波が続いてる。この前大先輩のサーフを見て、真似してみようと思っていたので練習する。楽しいのだけど、小田和湾も越えておきたいから、何回かひっくり返されたところでおしまいにして、舟をすすめた。

海は凪。荒崎も岩場の間はうねりの行ったり来たりでがちゃがちゃしてるけど、少し離れればなんともない。小田和湾も同様。漁船の行き来もなく、湾を渡る真ん中で舟を止めてもなんの心配もない。今日は潮が澄んでいるのか、干潮も近かったのか、小田和湾の真ん中あたりでもまだ底が見える。底の方にいるソラスズメダイや、なんだかわからないけど美味しそうな魚もいっぱい見えた。

水面に浮くというより、海底から浮いている浮遊感を楽しみながら笠島を回る。どうしようか。ちょっと波乗りで遊んでしまったので、長者ヶ崎までいくのは考えなおす。行って帰る時間はあるけど、早めに戻ってサーフもしたい。

立石で舟を上げても良かったけど、笠島を回りこんでドンづきの佐島まで行くことにした。佐島についてみると、水深の浅い砂底が広く続いて、海が明るい。少し小腹を詰めて引き返すことにした。
笠島の東側
浅い砂底がきらきらしてる
帰り道はさらに風が落ちて眠そうな海になった。小田和湾の真ん中で凪いだ向こう側に亀城礁の灯台が見える。そのの周辺だけはうねりで横に長く白波が崩れている。

帰り道は足を伸ばして諸磯まで南にくだり、エビ島で休憩していた何人かの先輩たちと合流する。。エビ島の周りもうねりが崩れてて面白い。岩の間を通り抜けて、がちゃがちゃしたところで遊んだ。
僕はそろそろ帰る時間なので戻る。先輩たちはまだ一匹も釣れていないので、もう少し沖を漕いでくるそうだ。湾奥に戻るとタコクラゲがまだまだ浮いていた。中に一匹、足の長い部分が全部とれているやつをみた。傘は威勢よく動いて泳いでるけど、今ひとつ方向転換はしづらそうだ。

そうして舟をあげたら、ボート釣りの人も片付けていた。聞くと、ぼちぼちと言いながら綺麗な鯛を七匹も釣り上げていた。水道のまな板に、大きさで並べて写真を撮っている。釣れたての鯛はどれも色鮮やかで、目の上には明るい青のアイシャドーをしている。下地のピンク色の上にはところどころ、青い点々が光っていた。どことなく知り合いの誰かを思い出したから、今度鯛のアイシャドーを見たことがあるか聞いてみようと思う。

結局晴れて一日カヤック日和。うねりがもう少しあれば波乗りして遊べたのに残念だ。明日は風もさらに強まるそうだ。でも、せっかくの連休だけど、来週前までおあずけかな。






0 件のコメント:

コメントを投稿