高い雲を仰ぎながらバス停からの坂を降りていく。今年はなんだか時の進みが早い。
午前中はだらだら舟をいじろうと自艇を出し、デッキラインやショックコードを張り替えて、いよいよ自分の舟になった感じ。
ひととおり舟の支度がすんだらソワソワしてきて、着替えて舟を出す。台風が来たりで、二週間ほど漕がなかった計算になるのか。ちょっとのブランクで舟への乗り込みが怪しい。いつでも濡れられる準備で冬を迎えないといけないな。
堤防を回り込むと北風のギアが上がる。さっと潮に浸かると水が温かい。 12月くらいまでは空気が先に冷えていって、こういう感じだなあ。風に吹かれながらアウターが冷えていくのを味わいつつ、今年の残りのツアーの服装をあれこれ考える。
北東からの風が吹く中、岸ベタでじりじりと漕いでいく。スズメ島、黒崎の鼻と、手前から風が強まって抜けていく。それで佃まで風を漕ぎ上がって引き返す。帰りは斜め後ろからの一番嫌な風。風見の動きに体をならしていくのにはちょうどいいや。
小網代の湾まで帰ってきたら、奥のヨットの脇をカヤックが抜けてくるのが見えた。平日に誰か来たのかと寄っていくと、洋物のカヤックの一群が次々に出てきて、どこかのツアーだったんだろう。結構な風の日だけど、湾内だけでも十分楽しめるいいロケーション。いいところですよね。
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