世の中の波を交わしつつ、近場で少し足を伸ばす。東京都はかわしつつ、大先輩の車に数人で乗り込み、平日の道路をレッツゴー。
風と波の予報は結構強くて高い。久しぶりのサーフ行であるし、薄い舟を持ってきてもらっていたから、ちょっとビビりながら、でもワクワクしながら、みんなと海の様子を予想しながら車は進んでいく。
目的の浜についてみると、思ったほどは波がない。うねりはきれいに入ってくるけど、九十九里側はクローズというのとは違った様子。サーファーやSUPの人たちも陸から眺めて、波が上がるのを待っている様子。これから潮が下がるのを期待しているようだ。
カヤックは、海で浮いてる分には暖かだから、すぐに支度をして海に浮かんでいくらでも波を待てる。目の前の海は、色がはっきり2つに分かれてる。底が砂の半分は色も明るく、気持ちよく乗れそう。もう半分は底が岩で春の海藻が立ち上がり、水面に流れて色が黒い。どんどん漁師が入ってきてワカメかなにかを採っている。こちらのほうが波はいい。
大先輩は漁師がいる波の良い方に漕いで行くので僕もついていく。波がきたきたと思ってパドルを差すと、からまる海藻に掴まれる春の風物詩。後から入ってきたSUPの人たちが海藻エリアまでやってきたけど、あまりおもしろく無かったようで、明るい方に戻っていった。
潮が下がりだし、そこからまた上げ潮に転じて、いればいるだけ波が良くなってきた。このころには、サーファー、SUP、漁師、全員あがって僕らだけになった。午前中は波を待つ感じだったけど、今は待つ暇がない。長く乗って戻ってきたら、すぐに次のがやってくる。結局、大先輩が上がろうと言うまで、用足に一度浜にあがっただけでずっと遊んでいた。都合五時間くらいか。
他のメンバーもめいめいの場所で波を楽しんでた。一緒に沈脱して浜に打ち上がってた二人は一番の敢闘賞だねーと、帰りの車中でにぎやかに失敗を分かち合う。世の中の波もまた次のうねりが来始めているようだ。ピークをうまく交わしながら、隙間を見つけて楽しもうと思う。
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