一年の集大成は、みんなで波遊びをして締めくくります。大先輩の車に集合し、馴染みのポイントに出発。現地集合組もいて、総勢7人でうねりのある海に漕ぎ出す。
ポイントまでは10分ほど漕ぐ。どこから来ているのか、三浦よりも大きなうねりに期待を膨らませながら、波遊びの場所までやってきた。SUPもサーファーも今日はいない。ここ一番の寒気で、日本海側は大雪になっているようだけど、太平洋側は気温の割には日が差せばあたたかだ。
波はとんでもなくいい。というか、選ばないと舟を壊しそう。大先輩もみんなに波を選ぶよう声をかけてから遊び出す。
初っ端は甲斐性のある先輩。それから何でもやる先輩、スリムな先輩と、順調に禊をすます。波に向かっていくときに後ろにひっくり返される。何度もロールをかます。上がったところに次の波が来ることもある。熱心な後輩はそんな中、三連続くらいロールをつなげて、たっぷりと水を浴びていた。大先輩もさすがにロールをかます。普段はロールの必要がない大先輩をひっくり返すこの波はさすがだ。
沖からココイチの波に長く乗り、岸に近づいて崩れ波を浴びながらブレースで耐え切ったらとても楽しい。耐えきれなくて泳いじゃうこともある。そうしたら、岸が近いから舟を流して追っかける。これはとても疲れる。浜に上がってずぶ濡れの体をおひさまに当てながら、呼吸を整えてまた波に漕ぎ出ていく。
陸に上がる方が寒いので、できるだけ海にいて昼飯もそこそこに波で遊ぶ。そうして日も陰ったころに、十分遊んだということにしてお開きにした。色づき始めた日差しの中、岬を一つ越えに水平線に向かってみんなで漕いでいく。そうして砂浜にみんなで無事に帰り着いた。
年末、透き通った日の光と潮をあびて、心も体もさっぱりと洗い流せた。これで気持ち良く新年を迎えられる。これからはまた日が伸びてくる。来年はどこ漕ごう。