筋トレ後輩も漕ぐというので、時間を合わせてクラブハウスにやってきた。支度を始めたところに大先輩がやってきた。今日は東京湾方面を漕ぐツアーがあったのだけど、参加者のキャンセルが出て、大先輩ともう一人だけになったのだそう。
そういうことならと、急きょ僕らも東京湾に参加することにして、しめて四人の舟を車に積んで出発。集合場所の駅でもうひとりの後輩を乗せて、観音崎のたたら浜で舟をおろしたらいざ猿島!
観音崎から猿島までは北東の風のもろに風表。岸壁から返す波はなかなか手ごわい。バウが突っ込んだ波の飛沫を浴びながら猿島にパドルを進めていく。一時間半ちょっと漕ぎとおして、猿島をくるりと回った。
今日は風はあるけど日差しが暖かい。のんびりと漕いで次はどこに行こう。そうだ、記念艦の三笠を見に行こう、ということで猿島の対岸を目指す。菊が金ぴかに光る三笠の船首を見上げながら、身の丈に合った手漕ぎ舟の自由を味わう。
ここからは岸沿いに漕ぎながら、舟を上げられそうな場所を物色する。横須賀にはうみかぜ公園という素晴らしい公園があって、水辺に降りれる階段が作られているのだけれど、ここは SUP・カヤックなどの出し入れは一切禁止になっている。残念で仕方がない。使わせてくれるなら移住したいくらいだけれど、なぜか行政とは思いがすれ違うなあ。
横須賀から馬堀海岸まで進んでくると風もだいぶ落ちてきて、東京湾っぽいガチャガチャした波がなくなってきた。すいすいと漕いで走水水源地の前を通る。このあたりからは随分水も澄んで、都会の生活の匂いもいつしか消えていた。ここから南が三浦半島東側で一番好きなところ。旗山崎を回り込んだところで休みを挟んだ。
すいすいと漕いできたので、出発したたたら浜を通り過ぎて燈明堂まで足を伸ばしてしまう。大先輩は駐車場に新しくできた屋根が心配らしい。みんなで見に行って、車の上に積んだカヤックが屋根に当たらないか、手を伸ばして高さをあーだこーだした。
ここからたたら浜までは日没との勝負。かもめ団地に沈む夕日と、半分だけまだひかるたたら浜を交互に見ながら漕いで、日没前にすべりこんだ。
距離はそんなに出てないけど、じんわり筋肉痛が出るくらいには漕いだみたいだ。長者はおあずけになったけど、急な予定変更に感謝。東京湾漕ぐのも楽しい。
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