先週に引き続き、筋トレ後輩と朝早くに出かける。昨年からの房総での波遊びと、先週のタタラ浜での出入りなど、最近コックピットに砂が入りまくっていたので、久しぶりに念入りに水で流す。
薄い舟はペダルがなくて、そのかわりに隔壁の奥まで硬めの発泡スチロールが何枚か重ねて詰めてあって、そこに足先を踏むようになっている。必要に応じて、枚数を足したり引いたりして、好きな厚みに調整できる。コックピットに浮力体が詰まってるわけなので、水の入る量も少なくていいのだけど、砂がはいるとハルと発泡スチロールの間に砂が入ってなんとなく気分が良くない。
朝一緒にきた後輩がゆっくりと朝ごはんを食べている間、そのスチロールを全部抜いてコックピットからしっかりと砂を抜いた。ああ、さっぱりした。
そういえば、大先輩はクラブ艇を洗っている時に、コックピットに入っている砂の量で誰か沈したな、とか、砂の色で、あ、別のところでまた沈したな、とか色々察しているみたいだ。確かに、横瀬島なんかは細かい貝殻が多いし、赤羽根あたりは黒い粒々した砂利が多いな。房総の浜は細かい明るい砂で、すぐにひっつくから厄介だ。
支度を終えて後輩と二人で浮かぶ。大先輩組は赤羽海岸で昼にするというので、その前に二人で剱崎まで往復しようと漕ぎ出す。今日は昼までは少し北東の風が残る予報だ。長津呂崎までは追い風で飛ばせるけど、そこを回ってからは東成分の追い風、安房崎からは北東風との真っ向勝負。いいでしょう、漕ぎましょう。
予想どおりの海況をたんたんとこなし、安房崎からはバウで跳ね上げた風波を浴びながら剱崎までついた。ここから先の東京湾はさらに風波が強まってザブンザブンと外に流れている。ここまではしっかりパドルに力を入れて漕いできた。帰り道は少し岸寄りに、追い風にまかせて軽く回して帰る。
正午前には赤羽根につけるかなと安房崎手前まできたら、前からカヤックが四艇見えた。スリムな先輩、オサレ同期、雰囲気イケメン後輩、真面目な後輩だ。寄って行って六艇になる。先輩が「横瀬島まで行くけど、くる?」「いくいく〜」といことで、そこからもう一回横瀬島往復。一往復目よりもはっきりと風が弱くなったのを感じながら、同じように漕いで行った。向こうに見える房総半島からは、横に筋をひいた雲が青白の模様で何段にもなっていた。
そうして六艇で赤羽根海岸まで戻り、先に浜に上がって昼休みをしていた大先輩組に合流し、コーヒーやみかんをご馳走になる。低かった雲もだいぶ晴れて、青空からの日差しがとても暖かい。赤羽根に上がる時に降り沈しずぶ濡れになった服もすぐに乾いた。あー、気持ちいい。
十分にのんびりしたら、さらに落ちていく風と波の中をのんびりと帰る。今日はとても潮が澄んでいて、冬のカヤックの醍醐味。日差しと運動と外海の暖かい綺麗な潮で足先、指先までポカポカしてくる。さっぱりして小網代に戻って舟を上げた。
あ、また長者に行かなかった。2月になるけど、ちゃんと行こう。
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