なんだかクラブハウスが久しぶりな気がする。今年初めての台風うねりを期待してでかける。
今日はヘルメットをしっかり被って、これまた久しぶりな薄い舟に乗ってヨットの間を抜けていく。堤防から水平線を見ても富士山がない。のっぺりした春の書き割りの空がぺったりとあるだけ。
網代崎にはうねりこんで白く崩れている。近場のポイントにはいつもの人が入っているのでパスして舟を進める。岩場のポイントにもサーファーが何人か浮いている。もし居なくても、今日はカヤックで入ったら舟を壊す。そこをすぎたおめでたいポイントまでやってきた。ここで波遊びしている人は僕ら以外ではまだ見たことがない。台風レベルのうねりで潮が低い時に、わりと長く乗れる場所。隠れ根にたつ波なのでわりと一瞬だけど、その分すぐに波が収まるので、沈脱しても復帰がしやすい。
何本かスピード感を楽しんで遊んだら、ココイチのサイズでひっくり返される。ロールにぎこちなさを感じてビビりが入る。潮時と舟を返して大先輩のツアー組を迎えに入江の奥に戻る。
今年のGWには大先輩の遠出のツアーがある。そのための煮炊きの練習のつもりで、昼ごはんをちょっと手の込んだ支度をしてある。ツアーに同行して食べるつもり。
お客さんもメンバーも合わさって、大船団が堤防を出ていく。大先輩はうねりの様子を見て、昼に上がる場所を思案している。どんどん引きはもろにうねりが入って上がれそうにない。黒崎の鼻はちょっと近すぎるかなあ。反対方向の諸磯は周りの岩場がいかついだろう。さて、どこにあがろう。
とりあえず北にということで漕ぎ始める。ビジターの皆さんも、軽い向かい風に調子良く進んで良いペース。黒崎にはすでに三艇のカヤックが上がっていたのでもう少し漕ぐことにして、佃嵐崎のあがりやすい浜で昼ごはんにした。ちっこい後輩と房総同期がきていてはなやか。洋物先輩もずいぶんお久しぶりだ。平日時々漕いでいたようだけど、ご時世的にお仕事が忙しそうだ。
昼が済んだらまた海の上。だんだん落ち着いていく春の海を、ちょっとの追い風に少し舳先を振られながら、スズメ島と俺の浜で寄り道しながら入江に戻った。舟を上げる前、ちょっと気持ち悪かったのでロールを何回か。やっぱりしゃっきりと上がらない。それを見ていた大先輩も、なんかもっさりしてますねと教えてくれる。ちょっと水に親しんでいなかったな。まだ水は冷たいけど、日差しがあれば体は温まる。ちょっと回っていこう。カヤック楽しい。
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