小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2022年5月28日土曜日

20220528 漕ぎたい人たち

 ゴールなんてなくていい。日がな一日漕いでいたい。そんな人たちが結構いるので、朝から漕ぎに出かける。支度をして三人、入江に浮かぶ。

自分の舟には小さくまとめたキャンプ用品も積んだ。近々あるキャンプツアーの様子見で、どのくらいコックピットが下がるか一日漕いで確かめたい。一緒に漕ぐのは青いゴリラと真っ白い海燕。昼過ぎから風が上がるとの予報がありますが、どうですかね。

網代崎をまわってどんどこ漕いでいく。諸磯を越えると南からのうねりが入りだして、長津呂崎では岩場に入らず、大外を回るほどだった。春の引き潮はとても低い。

安房崎から先を見る。昼過ぎには南風が上がる予報があるからどうだろうか。それでも午後1時に長津呂崎より北に戻っていれば大丈夫だろう。宮川湾を渡り横瀬島、剱崎までやってきた。ここでまたちょっと相談。二人とも先まで進みたそうだ。剱崎をロデオで回り込み、しばしの風裏、追い風で雨崎までやってくる。浜はとっても賑やかで、休憩に上がれる感じではない。

もう十分でしょう、ひとしきり北を見回してから引き返すと、向かい風が思ったよりも強い。剱崎のロデオも横瀬島まで続いた。20km を越える前に何かを食べておこうと、一旦毘沙門の浜に上がって小休止でまたすぐに海の上。12時でこれだけ吹いているから、早いうちに長津呂崎を回った方が良いでしょう。

うねりと風浪の合わさったやつをバシャバシャと越えながら長津呂崎を回った。もう一安心。追い風になり、波も途端に落ちる。今日は大先輩のツアー組も出ている。この海況だから、城ヶ島までは来なかっただろうと、周りを探しながら諸磯の入江まできてしまった。見つからないなあ、油壺に入ったかなあと、静かな水面に滑り込んだけど居ない。そこで後ろを振り向いたら、諸磯の方から油壺にはいてくるカヤックの群れが見えた。ああよかった。

油壺の中でツアー組を待ち、馴染みの顔にも挨拶できたら、二人がもう漕ぎ出したい顔をしている。荒崎だとさすがに大先輩に心配をかけるだろうと、黒崎までに狙いを定めてほいほいと漕いだら再合流のために俺の浜まで戻る。

俺の浜にはカヤックが並んだ。でも一艇だけ浮いている。手広くやっている後輩がロールの練習をしている。そういう時期ですなあ。一緒に浮いて、ショートロールの動きを見る。腰の動きが硬いのと、タイミングが遅いかなぁ。そんな話をしながら何回かやったら、ショートでまたあがるようになった。

それで浜に舟をあげてツアー組にまざる。小さな浜にカヤックが一杯。そのうちに一人、また一人と浮き出して、レスキューの練習がお客さんも含めてはじまった。梅雨前の一番いい夏。乾いた空気と暑い日差しを堪能しながら思う様水に浸かったら、みんなお腹いっぱいで小網代の入江に戻って舟をあげた。

トータル35kmでも、二人はまだ漕ぎ足らなそう。でも、北方面は景色に変化が乏しいのか、みんな行きたがらないような気がする。雨崎-荒崎が定番になるか。

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