小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2023年8月19日土曜日

20230819 黒白大小

土曜、少し早上がりの予定で三浦に出かける。この週末は海況良さそうなんだけど、今日は大先輩のツアーがなく、メンバーがバラバラと集まる様子。

今日は舟に狸の足跡はなし。白にピカピカ光ってる。支度をして入江に早めに浮かんで周りを見る。潮は先週に比べると少しトロみが出たようだけど、夏にしてはとても澄んでいる。まるで冬みたいだ。外もそうならエビ島あたりは気持ちよさそうだ。

パドルで進み始めるとすぐに茶色のタコクラゲに行き合う。去年見なかったので久闊を叙すと、すぐにまた次々にやってくる。茶色いのは体の中に藻が共生しているからで、餌がなくとも藻が光合成してくれていればそれで栄養になるのだそうだ。賃貸物件の大家だね。黒々としてでかいやつが悠然と浮いている姿は見事だ。藻が元気になるように、色々苦心しているのだろう。小さいのがピコピコ動いて薄っすらと色づいているやつもいる。これから頑張れよー。小さいなりにもタコクラゲの点々があってとても可愛い。目を凝らして小さいのを探す。時には、下の方に白いやつが静かにしてるのを見る。湯沢のリゾマンかな。また浮かび上がることもあるだろう。

大きいやつ小さいやつ、色も様々なタコクラゲを見ながらヨットの横を抜けてスズメ島までひと往復して入江に戻った。

文化的な後輩が丁度出てきた。いきなり水中メガネをしてロール練習するのでサポートに立つ。熱心に繰り返して、だいぶ軽く上がるようになった。

雰囲気イケメン後輩が出てきたので、二人で外に漕ぎ出すことにする。暑いけど、濡れながら行けば平気でしょ。潮が流れている諸磯をヌルんと越え、うねりっけを感じながら城ヶ島の南を漕いで安房崎で折り返す。

安房崎では後輩がだいぶ暑かったと見えて、船を降りてプカプカ浮いてクールダウンする。潮が澄んで気持ちいい。馬乗りで戻ったのを見て、僕も馬乗りの練習をした。戻ったのはいいけどコクピットに水が満タンに入る。波のある中、スプレーを被せてポンプで水を抜くのは大変だ。ポンプを通す穴がついてるスカートに変えようかと頭をよぎる。


帰り道はみんなを探しながらのんびり漕ぐ。でも全然見つからない。堤防を越え、諸磯の灯台まで来てたころにエビ島を見たら人がチラチラ見える。寄っていったらやっぱりメンバーのみんなだった。

エビ島で泳いだり、昼を食べたりしてまた水の上。ここでは夫婦で最近メンバーになった人がロールの練習。水が綺麗だし、何をやるのにも楽しい。まだ力技だけど、練習でやる分には失敗しなくなった。それで油断してローブレースの練習をしているところでマジ沈する。さあどうなるかと皆で見守る。案の定失敗するのだけど、脱るまで三回リトライした。素晴らしい。

奥さん後輩に声をかけてグループレスキューでだんな後輩を助けてもらう。どちらもできるようにならないと。水の入った重い船を上手に水を抜いて助けてくれた。お見事。

僕は早上がりなので網代崎を回って入江に戻る。みんなは俺の浜まで漕いでまだまだ綺麗な海を楽しむようだ。

入江に戻ったら、緑の舟が浮いて、後ろに寝そべって瞑想している後輩がいた。静かに舟を寄せて、起きるまでじっと息を潜める。これやられると、気づいたときホントにビックリするんだよね。

後輩もロールの練習を入江でやっていたそうだ。まだみんな、俺の浜にいるよと伝えてから先に上がった。

今年にメンバーになった人はもうみんなロールができるようになってる。まだまだ暑いから、しっかり身につくまで、たっぷり練習できるだろう。自転車や逆上がりとおんなじで、一回身につければなんのことはない。やれば体もほぐれるし、クラゲと一緒に波間に浮かぶのも気持ちがいい。カヤックの楽しみの一つだ。






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