支度していたら、悠々自適の後輩が「マムシ!」と声を上げてカヤックシューズを慌てて脱ごうとしている。今日のツアーはこれで中止かなとびっくりしたら、靴から大きなムカデが出てきた。
これなら経験ある。ムカデなら江ノ島往復できる。僕じゃないけど。とりあえず毒抜きポンプですっぽんすっぽんと抜いて、みんなで漕ぎ出す。総勢八人。
赤羽根、安房崎と過ぎてキャンプ地を思案する。東風崎あたりは潮が高くて平らな場所が少ない。もう少し足を伸ばしたら、ここ数年はいつも誰かしらいて入れなかった場所が空いていてそこに入れた。背の高い雑草の先にポッカリと丸く空き地になっていて良い塩梅。
そうしたら皆それぞれでテントを張り支度をし、ひたすら食べて飲んで喋る。ああ楽しい。
朝は例によって食べ物が余っている。みんな人の分もと買い出ししてしまうから仕方ない。それでも今日はのんびりと風をやり過ごして昼前くらいの出発なので、時間をかけて全部やっつけた。
スタミナたっぷり蓄えての漕ぎ出しなので、休憩もなく一気に小網代まで漕ぎ戻り舟を上げた。
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