小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2025年1月11日土曜日

20250111 三浦七福神

 毎年の年始イベント、三浦七福神をカヤックで巡るツアー。三浦のカヤッカーの安全を祈念するべく出かける。この日のために集めておいたお賽銭も7つの袋に小分けにして準備万端。僕は去年は行けなかったんだよなー。何していたか覚えておらず。

大先輩の車に集まってそのままクラブハウスに。大先輩を入れて総勢八人となった。車にカヤックを積んで支度が終わったら、まずはお膝元の白髭神社にお参りをして、そそくさと車中に。

車で次に向かうのは妙音時。二年前に来た時にはお堂の工事をしていたけど、それも終わって立派なお堂にお賽銭をいれて、ここはお寺なので一礼合掌。柏手は打たない。これ二つおわっていよいよ海に出れる。菊名海岸では凧揚げをしている家族連れがたくさんいて、その間をすり抜けて舟を波打ち際に運ぶ。やっと浮かんだ!

三つ目は円福寺。思ったよりも吹いている北東風に煽られて軽く波が入る波打ち際に気をつけながら舟をあげる。ふと大先輩がイケメン後輩に「年配のメンバーもいるから、上がる時サポートしてあげてね」と声をかけていた。あと10年したら僕もこの後輩にお世話になるのかな。頼りにしてます。

時間的な問題なのか、円福寺ではよくランニングの格好をしたグループとすれ違う。きっと走って七福神を回るのだろう。移動手段は違うけど、同じ目的の同士。お互いご安全にと心でつぶやいてすれ違う。

ここを出るとしばらく海の上。北東からの波と風に快く揺られながら雨崎、剱崎と回っていく。剱崎を回ると風裏になって海況がぐんと落ち着くのが冬のカヤックらしい。風浪が消えてゆっくりしたうねりに変わった中をのんびり漕いで横瀬島の向かいの浜に上がる。ここで毘沙門堂にお参り。四つ目終了。

浜に戻って日に当たりながらお昼ご飯を食べる。ペース的にはギリギリな感じなのでちょっと慌ただしいご飯になった。次の区間は横瀬島から海外町。宮川湾を渡り、安房崎にとりついた。これで初めて三浦海岸から小網代がつながったメンバーもいて目出たい。城ヶ島の南岸を過ぎて長津呂崎を回るとさらに波が落ちた。暖かな日差しにいい気持ちで漕いで釜根を過ぎ、三崎の堤防を回り込んで海外町の浜に滑り込んだ。

だいぶ日が下がってきて、正直最後の黒崎までは難しいか。ともあれ五つ目の見桃寺に行ってみるけれど、閉まっていて「御朱印は海南神社まで」と張り紙がある。残念に思いながら海南神社で六つ目のお参り。



暖かい日向を選んで歩きながらカヤックに戻ってまた波の上。時間的には中々厳しくなってきた。ふと東の空を見ると、ほぼほぼまん丸なお月様が地面近くにかかっている。さてさてどうなるか。諸磯を抜けて網代崎まで来たが、大先輩はここで曲がらない。日没タイムアウトが無制限延長されたようだ。海況も良いし、臨機応変、気をつけて参りましょう。

三戸浜の沖くらいで伊豆半島に日が沈み、橙色の残照が強まる中を黒崎の浜に皆で上がった。浜にはソロテントを張り終えたキャンプの人たちがのんびりしている。その前を騒がしく通り過ぎて陸は寒いとぶつくさいいながら薮の道を上がっていく。

そうして桃色のぼんぼりに彩られた延寿寺でお参りをして全部完了。昨年メンバーになったインテリ後輩は初めての長距離になったけど、無事にここまでこれてよかったね。とはいえ、これからさらに暗くなる中、もう一漕ぎ。キャンプ客に誰となく「お騒がせしましたー」と一人ごちて海の上に戻り、大先輩の背中の赤いフラッシュを見ながらまとまって入江にみんなで戻って舟を上げた。その間中ずっと冴えた月が周りを照らし、ぬるい潮にパドルを滑らせながら気持ちよく漕いだ。

今年も七福神、ちょっと時間延長が入ったけど回って来れた。今年も一年、「ご安全に」を合言葉に慎重に漕いで楽しみたい。





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