いよいよ是政へ
今日は一日晴れるという話よかった。でも、午後から風が強め。11m/s を越える予報も。なので、午前中にできるだけ距離を稼ごうと、登戸を8時スタートすることにした。今日の目標は是政橋にたどり着くこと。
登戸出発
登戸駅から川まではとても近い。買い出しも便利だし、一応運動場の脇に仮設トイレもある。下流の宿河原堰までは距離もあるし流れも緩やかなので安心感がある。岸に舟を出し入れしにくい感じもあるけど、ボート屋さんの脇にいい場所があった。使っていいかボート屋さんに挨拶すると、陽気に良いよと言ってくれた。滑りやすいからと気をつかってもくれた。ありがとう。
登戸駅から川まではすぐ |
ボート屋さんのすぐ脇から声をかけて舟をだす 08:30 |
狛江を越える
前回は、多摩川水道橋(世田谷通り)をくぐった先で、東京側の流れを上って行き止まりになった。今回は神奈川側の流れを上ってその先へ。と思ったら、ここが流れが早くてしんどい。鯉も、岸の草むらで休んだり、産卵していたりする。あちこちの岸の茂みでばしゃばしゃやってる。あまりにたくさんいて、ときどき櫂で魚体を叩いてしまう。すまんね。真ん中に出ると魚はいないけど、とても上がっていけない。たまらず担ぐ。
担いだ先は水盆のよう。前回見た、土囊を積んで流れを神奈川側に寄せているところだった。ここはとても気持ちいい。ここから先は未体験。
それにしても水盆の手前の流れはしんどかった。次は登戸出たら分かれ道を水神側を上がって、行き止まりを土囊の先に担ぐのでも良いかな。そのほうが歩きやすいし、木立の間を抜けるので、ジャングルをいく感じがする。そんなことを考えながらそよ風の中を気持よく進む。
いくつか流れが浅いところもありながら、なんとか上河原堰が見えるところで一旦担ぎ。浅くて上がれない。舟に乗ったり担いだりを何回か。それを10分ほどして土手の上に。このあたりはどこも舟をつけやすい。
土手にあがると、堰の近くにセブン・イレブンがある。そのすぐ先の交差点には公衆トイレもある。便利ポイント。ただ、少し駅が遠いので、車なしの僕には中継ポイントかな。
まだ遠い ここから担ぎ始めて |
水門の手前であがるかな 水門の道路側にはセブン・イレブンがある |
ここは宿河原堰や調布取水堰よりでかい |
堰の脇でトイレチェック 9:40 |
上河原堰の先へ
上河原堰を越えたら、神奈川岸でまた水の上に。堰の上の神奈川岸は、かなりの稲田公園までかなりの距離が20cmくらいの高さの護岸になってます。実は僕、これが苦手です。一人で乗るのにちょっと恐い。ひっくり返るような気がする。うまい方法はないもんか。
ずっとこういう感じで続いてる |
どうにか乗り込みました 9:50 |
水たまりから京王線まで
上河原堰の水たまりはでかい。堰も大きいから当然だけど、幅が400mくらいあって、ちょっとした湾くらいの感覚はある。この時はまだ南風で、神奈川から東京方向に吹いていた。風下になる東京岸では風波もそれなりになっていた。
でかい堰なので上側の水たまりもでかい 風下では風波もそれなりに |
一人でこんなに広いところを漕ぐのは初めて。網代湾よりも全然大きい。京王線のあたりで知人と合う予定だったので東京側に渡る必要があるのだけど、ちょっと心細い。最初は護岸に沿って漕いでいたけど、まあ、いかなきゃ始まらないのでえいやと渡る。道中、真ん中あたりには浅い所まる。底はすらなかったけど、安心感はあるね。でも、南風が強まってきて風波が大きくなる。楽しい。
知人が電車で川を渡ってくる。窓から見ているというので、調子に乗って川の真ん中にでて待つ。そのあと岸で京王多摩川の駅からくるのを、風と波に揺られて待つ。オル・カヤックに興味があって、わざわざ見に来てくれた。差し入れに大福を一袋もらった。一つ食べると豆の塩味が聞いていて美味しい。もっと暖かくなったら乗る機会を作りましょう、なんて舟から降りて立ち話を少しして出発する。その時後ろから写真を撮ってくれた。大福とともにありがとう。
ちょっとおりて見ましょうか |
思い出深い京王線をくぐってさらに先へ |
多摩川原橋まで漫然とこぐ
向こうには多摩川原橋が見える。矢野口の駅も橋からすぐだ。調布の花火大会見た後、京王多摩川は混むからと、矢野口まで歩いたのを思い出す。こんどは、花火を舟から見てそのまま矢野口までのぼってみようか。保安距離を守ればやれるんじゃないだろうか。
橋の手前ですこし絞られて流れに力がでてきた。漕いだか担いだか覚えてないけど、多摩川原橋をこえていた。川の真ん中で撮ってるのだから、多分漕いだとは思う。向こうには鶴川街道の稲城大橋が見えた。
矢野口に渡る橋 |
上に振り向けば稲城大橋 (拡大すると稲城大橋と脇の水門がみえるはず) 10:45 |
稲城大橋クリア、残るは是政!
この区間もあまり印象に残っていない。狭い流れが早くて苦労して漕いだか、それが無理で担いだか、浅くて担いだか。でも結構時間はかかって50分くらい。少なくとも2回はかついでるだろうなぁ。それに急な流れに頑張って漕いでも、浅くて櫂が川底に蹴られるのが目立ってきた。これはストレスが貯まる。一番楽しくない区間だったかもしれない。まあ、もう上る流域じゃないのか。稲城大橋 11:35 |
のどかな里の川から是政橋が見えた
逆に、稲城大橋を超えてからは楽しい。河原が昔ながらの里の川を思い出させる。浅くて急で漕げないのだけれど、河原に生える花がなごむ。黄色い菜の花に、薄紫色したハナダイコン。どちらも食べるとおいしい。櫂が川底に蹴られてストレスも溜まったけど、岸辺で花をのんびり見てるのはよかった。水も綺麗になっているし、流れの音が耳に心地よい。
花が大根に似ているからハナダイコン |
せせらぎの音が気持ちいい 12:30 |
いよいよ是政橋でゴール
のどかな流れを越えると、川幅が広がるけれど流れが強い。漕ぎ上がれるけどなかなか進まない。近くに見える橋がなかなかそばに来ない。風も強くなってきて、どうしても風上にむきたがる舳先を抑えながら漕ぎ上がる。河原まで見に来てくれた知人がなかなか進まない僕の写真を撮ってくれた。
見ていてなかなか進まないと思ったそうだ |
それでも漕いでいればちゃんと着くところには着く。是政橋上流側からみる! 多摩川漕ぎ上がりクリア! とはいえ、橋の真下付近は浅くて、じつは担いで越えました。その様子も先の知人が撮ってくれていました。
是政橋 13:20 |
担いでいる姿 未確認生物みたい |
多摩川原橋より上流は浅いところが多くて、担ぎに頼りすぎ。ゴムのカヌーで川下りする人もいるけど、僕の舟では底をこすってだめかもしれん。あっというまに引っ掛けて、流れに横にされてひっくり返りそうだ。
最後に
多摩川は一息ついたと思ったけれど、河口から丸子橋まであがるの忘れてた。今度やってみよう。
登戸 - 上河原堰区間:
足がつく場所: ◎ (わりとどこでも岸に戻れそう)
下流の障害物: ◎ (宿河原堰の手前は気をつけて)
岸辺の移動: ◎ (登戸駅からとても近い)
上河原堰 - 京王多摩川線 (堰の上の大きな水たまり):
足がつく場所: ◎ (広いけど、真ん中でも足の付く場所がある)
下流の障害物: ◯ (流れはゆるいけど堰の手前は気をつけて)
岸辺の移動: ◎ (京王多摩川駅(上流) でも 稲田堤駅でもいける)
京王多摩川線より上流は担ぎが多くて修行のよう。下るには良さそう。
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