小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2016年3月27日日曜日

20160327 亀山湖

先輩方と連れ立って千葉県の真ん中あたり、亀山湖にこぎにきた。予報が曇りの寒空でやきもきしたけど、終わって見れば暖かく晴れたカヤック日和の土曜日だった。

日本のカヌーの第一人者、野田知佑さんにゆかりの深い場所らしく、アクアラインを走る車中でもどんなところなんだろうと話題に。湖全部を回った人は一人もいなかった。知らない場所を漕ぐのは楽しみ。
舟を積んで出発
道の混雑もなくすんなりついて9時に皆で舟を出した。出発場所は西の端。これから東に向けて漕ぐ。湖というけど、曲がりくねって見通しはない。岸からすぐに立ち上がる小山に視界を遮られている。次のヘアピンを曲がるとどうなるか、ワクワクする。

押切沢の滝
水量があるときは見栄えが良いだろうな

最初のポイントは滝。進んだ先が突き当りになって滝が落ちてくる。折り返してさらに東に進む。なんかの川を遡って浅くなって行き止まり。折り返す。もう一度なんかの川を遡ったら、東の果てについた。公園になっているのでここで舟を上げてお昼休みにする。

道中くねくねして楽しい。ヘアピンになった川の流れの外側は切り立って丸くカーブした断崖が地層をむき出しにして大きくそびえ立つ。落石があるのでそばには寄らないけれど、見上げながら安心して漕げるのは楽しい。


曲がった大きな岸壁
 総じて、亀山湖は川のあつまりだと思った。波も風もあまり強くならないし、安心して楽しめる。あまり景色に没頭すると釣りをしてる人に迷惑になってしまうからそこはお互いに注意。

東の端で昼休みを終えて、西の端に戻る。岸近くで垂れている枝をくぐったりして遊びながら。帰りは川に寄り道しなかったのですぐについた。時間が早かったので、天宝洞に続く川を上ってみることにする。

スピード上げてくぐるのが楽しい
天宝洞は入れないので、素通りしてさらに川を遡る。藪の間を抜けてジャングルクルーズ。どこまで行けるか上るのが楽しい。先輩は狭いところを見つけるとガンガン入っていく。それについて蜂が出やしないかと気にしながら最後の流れ込みまでいって引き返す。3時を過ぎたくらい。これで元に戻って舟を上げた。

前回漕いだ時に防水デジカメを壊したので、漕いでる写真を撮ることができなかったのは心残り。他の人のをもらって貼る。カメラを壊してやっといっぱしのカヤック乗りになったとうそぶく。

帰りは金谷からフェリーで三浦半島に戻る。同じ舟に揺られながら先輩方とビールを飲めるのもとてもいいと思った。あと、車中からみた内房の海岸線もとてもいい。フェリーがこんなに近いなら、先輩方に乗せてもらってまたきたい。

フェリーはあっという間
自分で漕げるか?

2016年3月17日木曜日

20160317 長者ヶ崎行けず

気温も上がって晴れ風もないという絶好の日に三浦に。三連休は用事があって漕げないので、休暇をとってやってきた。

海況が良いのでソロで距離を漕ぎたい。ただ、予報では午後から風が南西寄りになるとのことで気を付けながら。北に向かって荒崎を超えて長者ヶ崎まで行ければな。

準備して漕ぎだす。湾内で少し濡れてから外に出ると、とても良い天気。低いところは霞んでるけど、空には白い富士山がはっきり見える。うねりも風もないので、荒崎目指してまっすぐ進むことにする。一人でやるのは初めてだけど、多分大丈夫。

荒崎から佐島まではまだ落ちかない。いつ荒れだすかとひやひやする。なんてことのない波だけど、どきどきしながら佐島側に渡る。今日は荒崎から立石を真っ直ぐ目指した。

後ろからゆっくり追いついてくる二艘の漁船に気づく。佐島のあたり。その間に入りそうだなと思ってよく見ると間に網を引いている。慌てて外側に漕ぎでて、その後は少し並走した。後ろの網の上には鳥山ができてた。休日には見られないような漁船がいる。

久留和を越えたあたりでちょうど一時間半。長者ヶ崎は目の前に見えてる。でも風が落ちてきてる。そのうち南風に変わるんだろう。この落ちている間に小田和湾を戻っておきたい。そういうビビりが入っている。なので長者ヶ崎を見ながら、おやつと少しの水を飲んで引き返す。

熱いくらいの日差しを感じて、ほぼ凪いで風のないなか荒崎まで無事渡る。なんてことなかったな、長者ヶ崎まで行けたかなとか、後で思うけど今はこれがベスト。帰りも一時間半くらいで帰。ちょっと諸磯まで往復しておしまい。舟をあげた。


船を片付けてジャケットを脱いだら手首に日焼けあとがもうついてた。春通り越して夏だな。

2016年3月12日土曜日

20160312 貝拾い

久しぶりの土曜に三浦に。春の薄霞に時々晴れ間が覗く。それでも寒気が来ていて冷え込みはつらい。風は午後から東に寄って少し落ちる予報だったけど、結局北東の風が強く吹き続けた気がする。

隙あらば距離を漕ぎたいのだけど、風の様子を見るとそうもいかない。うねりもなくサーフも期待薄。なので、指輪に使う貝殻を探そうと思った。




先輩方と一緒に漕ぎ出す。まずは荒崎まで。途中ちょっとの波にも反応してサーフをしようとする。浅い岩場に向かってぎりぎり立つ波を10メートルも乗れるかという場所でもやろうとする。重箱の隅のご飯つぶを拾い集めるような、いじましい波乗りだとねと声を掛け合いながらダッシュを繰り返す。




昼時になったので荒崎を近くにみながら岸にあがる。良い貝殻はないかなと探すけど、浜では見つけられない。先輩は引いた潮で浅くなった海藻の間をウロウロ歩いていたと思ったら、綺麗な貝殻を見つけてきてくれた。アワビが一つとトコブシが二つ。自分が今までアワビだと思ってたのは実はトコブシと判明。アワビの方が呼吸穴が大きくて貝殻の面も波うってる。トコブシは穴の飽き方も面の皺も細かい。

タコがいそうなところに貝殻がいっぱいあるよと教えてくれた。きっとタコが食べたあとなんだろうな。
比べるとわかりやすい
上がアワビ
下がトコブシ

荒崎に向かって漕ぎだす。荒崎の岩場も今日は潮が引いていて、うねりも少ないので中で楽しく遊ぶ。でも、そこから先はちょっと進む感じじゃない。先輩方は岸よりで引き返すというので、僕はそこから一人で諸磯に向かうことにした。

まだ東寄りの風が吹いてるから、荒崎から佃嵐崎・黒崎・スズメ島と沖に出過ぎず、岸に寄りすぎずで進む。そのまま網代崎を回って諸磯の灯台まできて振り返ると、ちょっと風が強いなと思う。黒鯛込までは行くのを諦めて、岸べたで戻る。網代崎を大回りして堤防よりで先輩と合流したのでそのまま帰って舟を上げた。

一ヶ月ぶりに漕ぐのは楽しかった。パドルをただ回してるだけで楽しい。

2016年3月6日日曜日

三浦のアワビ

*ここでアワビと書いてあるのは全部トコブシの間違いとわかったです*

ここのところカヤックを漕げていない。そういう時にはと、三浦のアワビを使って指輪の補修をすることにした。

たいした指輪ではないけれど、十何年使い続けて手に馴染んだ指輪。近所のインディアン雑貨屋で買った。貝殻が三角の互い違いにぐるりとはめてある。使っているうちに幾つかの貝がとれてしまっていた。

そこに、三浦で拾ったアワビの貝殻を削ってはめる。息子とカヤックに行った時に、綺麗だねと拾って集めたもの。気長に削って、ちょうどよい形になったらエポキシ接着剤でとめる。

前からある貝とは色味も違ってすこしチグハグな出来栄えだけど、三浦の貝を使って自分で直したものはさらに愛着も湧く。三浦でカヤックをして、もっと貝殻を集めて、それで全部の貝をはめ直すのもいいなと思う。来週は行けるかな。

前からある貝はだいぶ引けて凹んでる
色では三浦のアワビも負けてない