小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2016年6月26日日曜日

20160626 昼食忘れてサーフ

江ノ島往復の予定があったけど、前日からの風と波の影響が心配されて遠出はとりやめ。近場のサーフに切り替えた。

ばっちりヘルメットも買ったので、張り切ってでかける。はっきりとした雲が青空に散らばって、先週に続いて夏を感じる梅雨の晴れ間だった。漕いでいる間は風もなく、小潮の満潮から干潮にかけて遊んだ。

午前中はまだ潮が満ちてたけど、うねりもその分大きかったから強い波がきてた。一度、岸の岩場まで途中下車できずに乗せられたのが楽しかった。そのまま壁に舳先から突っ込むかと思った。そうなる前にちゃんと途中で降りないと。
先輩が写真をたくさんとってくれた
沖に戻る途中、初めて向い波にひっくり返された。真後ろじゃなかったけど斜めにされてくるりと。絶対上がると決めてたから、ロングに持ち替えてロール。一発で上がれた。サーフ沈で綺麗に上がれたの初めて。とても嬉しかった。こんどはショートでやってみよう。
ダッシュが間に合わなくて波に置いて行かれる
先輩方はいい向い波がくるとバックサーフに挑戦してた。何度か後ろを食われて真後ろにひっくり返されてた。やるなあ。いきなり後ろに漕ぎだすんだもんな。

ちょっと遅れて合流した先輩もあわせて総勢5人。みんな何度も沈して脱して遊んだ。お昼ごはんも食べずに波乗りして二時過ぎ、波も落ちてきたので舟を上げておしまいにした。

夏はもうすぐだ。
横から白波を受けて遊ぶ
心に残った沈脱1: 素早い。上半身が水に付く時にはもうスプレー外してた。
心に残った沈脱2: ブローチを倒しすぎて波が弱くてゆっくり倒れていく時、先輩の顔が沈む最後まで目があってた。



2016年6月25日土曜日

20160625 ちょこっと舟あそび

風がとても強い予報で人もいなさそうだったので普段できない練習を湾内でしに来た。でも、思ったより晴れ間が見えた土曜だった。

一つは、少し幅広で安定の良いカヤックでのロール、この前そういう舟に乗って、安定感があったのはいいのだけど、その分戻せるか不安が残った。特にショート。どうせ外に出られないのだし、パチャパチャやるのに丁度よい。

スカリングブレースはやっぱり難しい。長くキープできない。舟がクルッとひっくり返ろうとする。それでパドルがずぶりと潜る。それでも繰り返して少ししっくり来たので満足。

もう一つは重いポリ艇の水を抜く練習。沈脱した時にポンプでシャカシャカやっていても疲れるし時間もかかる。楽ができるならそれに越したことはない。

空舟を先に流して慌てて自分の舟を出す。空舟は風にあっという間に吹き寄せられて、風下の岸に乗り上げてしまう。乗り上がった空舟を手で引っ張っても、自分の舟が浮いてて支えがないから自分の舟だけ動いてしまう。考えれば当たり前だ。

空舟の船首の取っ手に紐をつけて、漕いでぐんぐん引っ張るとようやく水の上に出てきた。紐を外して空舟をひっくり返す。
風で吹き寄せられるけど安心して練習できる
ひっくり返った状態だと向きがなかなか変わらない。普通に浮いてると、パドルでつついただけで舳先はくるくる回る。風が強い時は沈したらそのままにしとけというのはこういうことか。

沈した舟をそのまま持ち上げるのができなかったので、ひっくり返してから自分のひざ上に舳先を持ち上げた。そのまま舳先を抱きかかえるようにして後ろに仰け反り、お腹の上にのせるようにすると簡単に水が抜けた。自分の舟と空舟は直角になるように。抱きかかえてると角度を維持しやすかった。思うと、自分の舟は波側に置いたほうがいいのかな。

両側で何度かやって満足したので、これで舟を上げておしまいにした。お昼ごはんを食べて、近くの日帰り風呂で露天風呂に行ってのんびりして帰った。

途中の尾根筋から黒崎の鼻を北に見たら、随分沖から白波が入ってる。明日は江ノ島往復の予定なのだけど難しそうだ。どうなるか楽しみ。
油壺の尾根から北側を見る


2016年6月19日日曜日

20160619 西伊豆

先輩方と連れ立って西伊豆に漕ぎに行く。風は心配ない予報、うねりも昨日よりおちつく方向で、安心して漕げる。松崎から南に波勝崎までを往復20kmくらいの予定。

大きな静かな湾から出発。まだお日様が出ていて気持ちいい。夕方からは雨だそうだけど、良い間にできるだけ楽しもう。

松崎の浜を左手に見ながら萩谷崎を目指す。ほぼ凪いでいてリラックスして漕げる。萩谷崎を超えたら次は左手に岩地の浜を見ながら烏帽子山を目指す。烏帽子山にとりつく手前では、左手に雲見の港が見える。

そういえば、まだ学生の頃に雲見の民宿に伊勢海老目当てに泊まりにきたことがある。その時は下田あたりからバスを乗り継いでやってきて、着いたら夕方までただぶらぶらする以外に何もなく、食べて寝て朝起きたらまたぶらぶらして、それでまた朝飯をおいしくたべてバスで出てしまった。朝に出歩いた時、港の岸壁から覗き込んだ海が深くてとても綺麗だった。あとで雲見は透明度でダイバーに人気だと聞いてなるほどと思った。

バスで出た後は堂ヶ島に行って、海に突き出た岩の突端でぼんやりして、また長いバスに乗って帰ったと思う。そう思うと、伊豆は学生の頃によく来ていた。そういう場所をもう一度カヤックで巡ってみたい。

雲見を越えてとりついた烏帽子山は三角にきれいにとんがった山で、岩肌がそのまままっすぐ海の中に潜っていく。波がないから岩壁にピッタリくっついても心配ない。烏帽子山をべったりで漕いでいく。景色が大きい。

烏帽子山を回りこむと、岩肌にあちこち洞窟が開いていたり、ロックガーデンになっていたりで楽しいエリア。うねりが小さいので、僕でも怖く無い。岩の隙間に寄って行って、水の動きを感じながら楽しむ。

岸ベッタリで岩の間を抜けながらもう千貫門についた。その先も赤壁と、岩と海での楽しいエリアが続いて、あっという間に波勝崎。ここで小さなゴロタ浜に舟を上げてお昼ごはんにした。
千貫門
もっと遠くから取れば良かった
マグマの押し通った跡が残る蛇のぼり
ひょろんと松がはえてる
お昼を食べ始める頃はまだゴロタの石もほんのり暖かかったのだけど、談笑しているうちに風がひんやりしてきた。南風なのに冷たい。みんな一枚上に羽織って帰り道。
帰り道の赤壁、蛇のぼり
引いてみるとまた景色が違う
来るときは岸に10メートルもないくらいべったりで漕いできたけれど、帰りは少し離れて漕ぐ。そうすると、景色が全然違う。赤壁も大きいし、千貫門も引いて見ると全体像がようやく頭に入った。

烏帽子山を越えたあたりから雨が降りだしたけれど、風は強くないのでつらくはない。しっとりした梅雨の中を浜まで戻って舟を上げた。

なぎさの湯でお風呂をもらい、露天風呂から海を見たら雨も上がって雲の下に夕日が指してたのが綺麗だった。テントと食事をなんとかすれば、舟を漕いでここまでこれる。車がなくてもここまでこれる。そのうちやってみたい。







2016年6月18日土曜日

20160618 梅雨の晴れ間


梅雨の晴れ間。風もなく絶好のカヤック日和。子供をつれて三浦にやってきた。夏先取りの一日。カヤックツアーに一緒に参加して、子供はシングル艇を10kmほど漕ぐ。この海況ならやれるだろう。もう中1だし。前回シングルで漕いだ時は小6だったけど、荒崎まで往復10km平気でやれた。今回は南側に黒鯛込まで。コース自体は経験があるけど、シングルは初めて。

網代崎の手前で、ちょっとツアーから一瞬離れて、先輩方のサーフしている所に顔を出す。昨日からのうねりが残っていて、ひっきりなしに綺麗な波が入る。二本乗ってツアーに合流するために戻る。

諸磯の灯台で追いついて、子どもと一緒に漕ぐ。諸磯の中は結構ざわざわしてたけど、子供は平気で漕いでいる。先頭のガイドさんにくっついてすいすい進む。僕は一番後ろで他のお客さんとお話しながら。

黒鯛込から三崎の堤防を見る
空もすっきり晴れた
黒鯛込でお昼を食べて、またのんびり戻る。潮が上がってきたから海況もどんどん落ち着いていく。泳ぎたくなる。
黒鯛込の小さな入江
油壷湾に寄り道して、網代崎を回ったら湾に戻っておしまい。子どもも流石に疲れたみたいだ。少し濡れる練習をして早めに上がった。楽しかった。子供もシングルを平気で漕げるようになったのが楽しかったみたいだ。






2016年6月16日木曜日

20160616 飛行機

平日休みをもらって、東京の運河を漕いできた。大森ふるさとの浜辺公園から舟を出して羽田空港まで行って飛行機を見て、その後はまた京浜運河に戻ってモノレール沿いに北上して、鮫洲あたりの階段上護岸で舟をあげて昼ごはん。その後はぶらぶら寄り道しながら南に下ってまた浜辺公園に戻っておしまい。都合 17km くらい漕いだ。

運河は波がないし、風が強くなっても安心しながら漕いでられる。一通り建物、岸壁、飛行機などを見慣れてきて、だんだんストロークを気にしながら黙々と漕ぐようになってきた。

いつもはパドルをあまり立てず、寝かせ気味に漕いできたけど、それを立てることを意識して、舟のできるだけそばを漕いで見る。近くを漕ぐから、波があったら舟を支えにくいけど、その分早いはず。ゆっくり繰り返して動作をなじませる。こんど海で試してみよう。

ロールはしなかったけど、なんとかお天気ももって楽しかった。
誘導灯にそって降りてくる 
誘導灯の下もくぐってみたり

そこに飛行機が降りてくる
あじさいも咲き出して梅雨の時期







2016年6月11日土曜日

20160611 城ヶ島二往復

気持ち午後から南風なきらいはあるけど、梅雨の晴れ間で絶好のカヤック日和。距離が漕げそうと思ってでかける。小潮の満潮から干潮にかけて漕いだ。

北は葉山まで行けたので、今度は南を開拓したい。北側は小田和湾がまだまだ自分にとっては難所。逆に南は長津呂崎、宮川湾、劔崎とさらに並ぶ。

漕ぎだすと、小網代の湾内はとても静か。ただ、なんか肌色がかった小さな粒がたくさんぷかぷか浮いている。ちょっと耳や鼻に入ってほしくない感じ。出発前のロールを湾奥じゃなくて堤防でやる。ショートを一発失敗してロングで上がる。膝のかかりが甘かった。ちょっと嫌な感じがする。
浮いてる粒
なんだろう
でも、空はすっきりと晴れて気持ちいい。海も、浮いてるのをのぞけば水自体は澄んでいて気持ちいい。城ヶ島を回って、どこまで行けるか試してみようと漕ぎだす。先輩がもう少し後から漕ぎだすらしいけど、きっとそのうち追いつかれるだろう。


湾から出てみると、なにかうねりっけがある。大きくないけど。久しぶりのうねりで楽しいけどビビる。ショートミスったのがどこか引っかかってもいる。ソロだから特に。

諸磯もわりとざわざわしてた。外側のブーマーが取り囲んでる感じ。隙間を見つけて抜けていく。このくらいはまだまだ楽しい。三崎の堤防も、三角波という感じはなく、綺麗なうねりを感じながら漕いでいく。

カマネの浮標を越えて、長津呂崎に取り付いた辺りから緊張感がます。ブーマーの内側を通って見たい気もするけど、釣り人がいるし、気を使って大回り。城ヶ島の南側に入ると、三角波がバチャバチャしだす。風は全然ないのに、ちょっとのうねりでこうなるのかな。ここを避けるために三崎港の中を通りたいなあと思ってしまう。

気をつけて漕ぎながら、馬の背洞門までくると少し落ち着いたけど、安房崎の灯台から宮川に取り付くのがちょっとびびビビる。ここで引き返す。今の時点でこのバチャバチャだから、帰りに南が上がったらどうなるかわからない。

帰りはさくさく、ひょっとしたら先輩とすれ違うかなと思いながら小網代まで戻った。途中、諸磯の灯台は今日も綺麗。


一周目帰り道、結局先輩と行き合わなかった。まだ昼前だから、二周目城ヶ島まで漕ぎだす。海況はどこもそんなに変わってないのに、先輩がいるかもしれないと思って漕ぐと、すこし緊張も和らぐ。勘違いでやばいことにならないように気をつけよう。

結局、宮川湾を渡る気はないので安房崎まで行って引き返す。ソロでここまで来たのは初めて。やった。帰りの途中赤羽根海岸でカヤックが見えたのでよると先輩だった。先に出たはずの僕が、東に向かって漕いでるから不思議に思ったそうだ。そりゃそうだよね。
赤羽根海岸
ここまで気軽に往復できるようになるとギアが上がった気になれるだろな
お昼をぱぱっと食べて、小網代の方に戻る頃には潮が低くなってきた。ヘルメット持ってきてたので、先輩とサーフする。何回も横に向けられてしまった。もう二漕ぎダッシュを足さないと遅いみたいだ。

一度サーフ沈したら、浅くてヘルメットが岩をかすめてカシュっといった。やっぱり自分のヘルメット買おう。ショートなんかやらず、絶対ロングで上がろうと思ってたから、ロングで上がる。まあ上がったけど、少しスイープが沈んで今度はパドルが 底の岩をかすめた。満点とは行かないけど、沈脱しなかったからありがたい。

風も上がってきたので、湾内に戻ると、別の先輩が流木を集めてカヤックに積んでた。磨いて飾ってみようかと思いついたそうだ。後ろのデッキに獲物の角を積んでるみたいで面白かった。


湾の奥に戻ると、あの浮いてた粒はあらかたなくなってた。潮が引いて全部出てったんだろうか。なんだったんだろう。不思議だ。


2016年6月4日土曜日

20160604 沈からロールで上がらない

晴れ間は見られそうだけど、南西風が強い予報。近場でぱちゃぱちゃ練習しようと思って出かける。何人か他の人も集まりそうな雰囲気。大潮でちょうどひききったところから満ちてくる間に漕いだ。

先週できなかったパドルフロートのセルフレスキューをやってみたい。あとは夜にホタルが見られるかな。

舟を出すと、すでに9m/sくらい剣崎では吹いている。これからさらに上がるのか。すずめ島まで波がどんなものか見に行く。前回ちびって引き返した時にくらべると、風による波は低いし周期も長い。だからか上から覆いかぶさる感じはなくて、それなりに安心感はある。ただ干潮いっぱいなので、岸近くでいやらしく波があがる。

先輩二人はそこで波乗りを何本かした。僕は少し沖のブイから離れないようにして、くるくる回って波の中動きまわる。先輩が「パドルフロートやロールの練習すれば?」と話を振ってくれてありがたいけど断る。ちょっと波が高すぎます。

波にだいぶ慣れてきたなと思ったら、別の先輩が網代崎を回って南に行くのが見えたので追いかける。荒井浜の前辺りで先輩が先に追いつく。僕はまた遅れて到着。悔しいのう。もっと風が上がると厄介だから、網代崎周辺をうろうろして過ごして、みんなで昼飯に湾内に戻った。

昼食後、昼から出かけてきた人たちと網代崎まで出てみる。剱埼だと一定して12m/s吹いてたけど、南南西だからかそんなに波はやっかいじゃない。陸に向かってだから安心感もある。堤防の外側、釣り人がいないところで沈脱して、パドルフロートレスキューを試してみる。先輩が一人見ててくれる。

パドルフロートの浮力は偉大だと思った。すごい安定感。だけど、水を抜いている間に岸に吹き寄せられて焦る。威力は弱いけど隠れ根で波がでてるゾーンだから。

まだ半分水舟、フラフラする、けどパドルフロートを抜かなきゃ離れられない。ジレンマ。流される距離を確保するためにフロートを抜いて漕いで離れる。それで流されながらポンプで水を抜いてなんとか復帰。水を抜くのにも、スプレーの隙間からうまくポンプを出すのが難しい。波が大きくて、抜くから先、波に水を入れられると、賽の河原の石積みを思い出して泣ける。

夕方まで湾内うろちょろして湾奥に帰ってきたら、みんなで水に浸かる練習。スカリングブレイスできるようになったから、沈した状態からスカリングに持って行って遊ぶ。ロングだけど、上がらずにスカリングで止まって一息着く。なんだか面白い。早く上がらなくちゃと焦ってたのが、のんびりリラックスムード。最近スカリングがほんとマイブーム。上半身水につけてぷかぷか面白い。体が冷えたのでみんなで舟を上げてだべりつつ、夜にホタルを見て帰った。

初めてのパドルフロートを堤防の外でやって満足。なんか新しいこと二つもできた。来週はショートで沈からスカリングブレイスに持って行く練習をしよう。