大きな静かな湾から出発。まだお日様が出ていて気持ちいい。夕方からは雨だそうだけど、良い間にできるだけ楽しもう。
松崎の浜を左手に見ながら萩谷崎を目指す。ほぼ凪いでいてリラックスして漕げる。萩谷崎を超えたら次は左手に岩地の浜を見ながら烏帽子山を目指す。烏帽子山にとりつく手前では、左手に雲見の港が見える。
そういえば、まだ学生の頃に雲見の民宿に伊勢海老目当てに泊まりにきたことがある。その時は下田あたりからバスを乗り継いでやってきて、着いたら夕方までただぶらぶらする以外に何もなく、食べて寝て朝起きたらまたぶらぶらして、それでまた朝飯をおいしくたべてバスで出てしまった。朝に出歩いた時、港の岸壁から覗き込んだ海が深くてとても綺麗だった。あとで雲見は透明度でダイバーに人気だと聞いてなるほどと思った。
バスで出た後は堂ヶ島に行って、海に突き出た岩の突端でぼんやりして、また長いバスに乗って帰ったと思う。そう思うと、伊豆は学生の頃によく来ていた。そういう場所をもう一度カヤックで巡ってみたい。
雲見を越えてとりついた烏帽子山は三角にきれいにとんがった山で、岩肌がそのまままっすぐ海の中に潜っていく。波がないから岩壁にピッタリくっついても心配ない。烏帽子山をべったりで漕いでいく。景色が大きい。
烏帽子山を回りこむと、岩肌にあちこち洞窟が開いていたり、ロックガーデンになっていたりで楽しいエリア。うねりが小さいので、僕でも怖く無い。岩の隙間に寄って行って、水の動きを感じながら楽しむ。
岸ベッタリで岩の間を抜けながらもう千貫門についた。その先も赤壁と、岩と海での楽しいエリアが続いて、あっという間に波勝崎。ここで小さなゴロタ浜に舟を上げてお昼ごはんにした。
千貫門 もっと遠くから取れば良かった |
マグマの押し通った跡が残る蛇のぼり |
ひょろんと松がはえてる |
帰り道の赤壁、蛇のぼり 引いてみるとまた景色が違う |
烏帽子山を越えたあたりから雨が降りだしたけれど、風は強くないのでつらくはない。しっとりした梅雨の中を浜まで戻って舟を上げた。
なぎさの湯でお風呂をもらい、露天風呂から海を見たら雨も上がって雲の下に夕日が指してたのが綺麗だった。テントと食事をなんとかすれば、舟を漕いでここまでこれる。車がなくてもここまでこれる。そのうちやってみたい。
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