最初は長者ヶ崎までいこうかと思ったけど、午後からの風の上がりを気にして立石くらいに決める。それでクラブハウスにつくと、先輩が一人いて支度をしていた。心強い。
一緒に漕ぎましょうとお願いして舟を出す。小網代の奥は低い朝日をうけて暖かい色づかい。夕日だと反対側の入江が色づく。
湾からでると海がのんびりしてる。うねりも風浪もない。今週のほうがキャンプにむいていたかもなあ。荒崎に舟を向けて漕ぎだすと、亀城の灯台が沖にピカピカ目立ってる。周りには釣り船がたくさん出ていて賑やかだったけど、黒崎あたりから亀城を見ると、舟の隙間がまっすぐ通ったので、亀城に寄ってから行くことにして進路変更。荒崎手前の風裏は海面もツルツルで、波の生まれるところ。するりと釣り船をかわして灯台に近づくと、かすかなうねりに岩が顔を出してちゃぷちゃぷしてきた。一緒に漕いでいる先輩は、小田和湾の南側が生まれだそうで、灯台から湾内の建物をみて懐かしがっている。その案内で、立石はいかずに小田和湾の中を一周してみることにした。
灯台から佐島マリーナに向かって、まっすぐ追い波を使いながら進む。向かい風なのだけど、かすかなうねりが南西からで、ちょうど反対だから波が掘れていたのかもしれない。加えて、潮が引いているときで湾内からの流れもうねりと逆方向。妙に力のある波だった理由はこのあたりかな。理屈はともかく、ぐいぐい進む感じが楽しい。後で先輩のGPSを見たら、最大11km/sの区間があったから、多分この時。
小網代や油壺と比べると小田和湾は大きい。見える建物も生活を感じる町並みだった。湾の奥にくると、北側に少し広い砂浜が見えてきて、そこでパドルを持ってフォームチェックをする二人が見えた。その後サーフスキーとシーカヤックでそれぞれ舟を出していた。早そうな人たちだ。
浜にそって右に曲がって行くと、今度は10艇くらいのサーフスキーや競技用カヌーが静水のような海面を真っ直ぐに往復している。水泳のコース練習のよう。漕いでいるのはおそらく陸上自衛隊の高等工科学校の生徒たちなんだろう。これまた早そう。
湾からでる方に舟を曲げたら、湾の口から向こうに富士山が見えた。湾の南側には漁師さんがいれた漁具をしめす小さな浮きがいっぱい見える。ペットボトルだったり、丸い浮きだったり。網なのかなんなのか。あまり近寄らずに外側を回る。
湾内は静かで海と空が曖昧 水平線近くに漁具の浮きが広がる |
拡大すると稚魚がいっぱい |
まだ小田和湾を渡るのが怖いけど、帰り道に海が荒れたら湾内を回る選択肢もある。少し荒れ目の時も、長井あたりまで回ってみて、湾内の様子を見てみようと思った。
最後にグリーンランドパドルを持ちだしてショートスイープの練習。また上がらなくなってる。毎回やったほうがいいな。
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