支度をして舟を出す。午後イチからくる先輩方がいるけど、朝は自分一人。小網代の森を吹き抜けた風が湾の奥から小さな風浪を舟に寄せてくる。そういえば、京急の車窓からみた三浦海岸も海が暗く紺色にうつった。沖はだいぶ波がたってるんだろう。
湾から外を見ると富士山がクッキリ見えるけど、明るい空の色とは反対に海がやっぱり紺色で凄みを感じる。風浪が北から寄せてきて、ところどころ白波を飛ばしながら網代崎にジャブジャブ当たる。
朝のうちの富士山はくっきり 下の伊豆半島もよく見える 風が強いんだろう |
堤防から網代崎を見ると 先っちょがジャブジャブ |
湾口から荒崎を見る 風浪が向こうからやってくる |
10時を過ぎたあたりで風が弱まってきたので、北に漕いで波乗りできる場所を探しに行く。うねりはかすかで、近場のサーフポイントは良い波がなかった。そのまま北に進んで佃嵐崎までいくと、かすかなうねりが時々ちょうど良い波を作ってくれていた。
喜んでヘルメットをして何本か乗る。いつもよりは波が小さくて、僕に調度良いくらい。でかいと波が随分沖から盛り上がって、崩れながら岩場に突っ込んでいくから正直怖い。今日はもっと岸よりから。あまり距離が乗れないけど、何本か気持よく乗れたら先輩方と合流しに舟を返した。
クラブハウスで先輩方と合流したらまた舟を出す。網代崎の沖もうさぎは消えてる。後で劔崎の数字を見たら午前中とそんなに変わらず、へえと思った。とりあえず北に行きましょうかとほいほい漕いで、また佃嵐崎にやってきた。
一人はサーフが大好きな先輩なので、うきうきと大きい波を待って何本か乗る。両側から狭く迫ってくる岩の間を綺麗にのって、狭まった奥にある砂浜まで乗りあがる。両側の岩がスリルをあおる。舟が横に走っちゃったら沈してでも止めないと。
一度だけ、頭の上から崩れるような波に当たる。ちょうど沖に向かっている時だったので、乗り越えるのを諦めて舟を横に向け、ハイブレースに持って行った。横乗りで一気に戻されるのが楽しい。
波が落ちてきたのでサーフの沖で何度かロール練習。ショートどころかロングの感覚までわからなくなってきた。スイープが沈む。来週まじめに練習しないといけない。
もう一人の先輩は寒がり。それでも水がぬるいと言いながら他のみんなでロールしてたら、珍しくスカリングして浸かってた。小網代の湾は水が冷たいけど、外に出るとまだまだ気持ちいい。来週もまだまだ潮を浴びれるといいな。
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