日差しがたっぷり
晴れるのだけれど、
西寄りの風が吹く予報。距離は漕げそうにない海況だけれど、今日はクラブのみんなで集まって忘年会をするので、わいわいと近場で漕げれば充分。中潮の満潮を過ぎたあたりから干潮過ぎまで漕いだ。
それでも少しは気ままに漕いでおきたいので、早めに来て一人で舟を出す。停泊ヨットの群れを過ぎて小網代湾の先を見ると、富士山と伊豆半島が近く見える。雪を被った富士山の白い山肌に、低い日差しが細くしっかりと皺を際立たせてる。空、海、半島が全部違う青色でできてる。高い空は澄んでいて深く透き通った青。だんだん白くなって水平線に降りてくると、薄墨を流したような半島が富士山と線を引いてる。明るい水平線は逆にこちらに近づくにれて色味がまして、まだ弱い風が暗い丸い凸凹を作ってる。
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青い墨色 |
湾内を振り返ると日差しが眩しい。 黄色い舟でよく漕いだ。ヘルメットもしっかり守ってくれた。まだ年内漕ぐけど、ひとまず無事を喜ぶ。どこかの本で誰かが言ってた。
海が怖くないやつはすぐに死んじまう。出ちゃいけない日に出ちゃうから。おれたちは海が怖いから、死ぬのもほんの時々だけ。
-- アラン島 ジョン・ミリントン・シング
どんなに気をつけても、ダメなときもある。そういう皮肉さも含めて海に出て、それでもきちんと帰る。海で遊ぶからには絶対帰る。人にどんなに迷惑をかけても、誰も死なないで終われるならそれが一番良い選択肢。
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今年もお世話になりました |
近場のサーフポイントで波乗りをして 、定刻組が集まる頃に湾内に戻る。今日は四人乗りが出る日。去年は乗る側だったけど、今年は四人乗りを追っかける側。少し波が出てきた湾を出て、四人乗りは黒崎まで往復。
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富士山 |
また一度湾内に戻って、遅れてきた人たちと四人乗りがメンバーチェンジ。また追いかける。だいぶ西風も上がってきて、風浪がうねりをともない出している。メンバー変わってラダーを担当するのがクラブきっての鉄砲玉同期。反り上がったバウに波をかぶりながら突進していくので、シングルに乗ってる僕は追いつけない。どこまでいくかと思っていたら、すずめ島あたりで折り返してくきたので安心して写真を撮った。
だいぶ波があるねと言いながら湾内に戻り、少しロールの練習をしたら早めに舟をあげてみんなで忘年会。終バスで帰る。泊まり組も楽しそうで、次の日の日曜、朝焼けの中漕ぐ写真を後で見せてもらった。とてもうらやましい。
来週は伊豆にいけるかな!?
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