小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2017年3月20日月曜日

20170320 田牛-爪木崎-外浦

伊豆キャンプ最終日。ここまでは、駿河湾側の子浦から石廊崎を周り、相模湾側の田牛あたりまで漕いできた。石廊崎を越えたので余裕を感じつつ、昼ちょうどくらいに外浦について食事の予定で出発する。今日はシングルで自由だ。

入江をでたら北東よりの風が思ったよりも吹いている。昨日タンデムで一緒だった小柄な後輩も今日はシングルで、トルクがでないなりにピッチを守って、遅れながらも黙々と漕ぎ進む。別に声をかけるでもなく、なんとなくつかず離れず漕いで行く。大先輩は相変わらずのペースで淡々と先頭を守り、行く先の目標になってる。

下田では湾の奥から抜ける風を避けるのに防波堤に寄って渡った。下田を越えると風裏なのか風は落ち着く。だけど今度は波がある。恵比寿島から爪木崎を回るまでは岩場が複雑なのか、右前方からの風浪とそ三角波で、石廊崎よりも揺られた。今日はシングルで楽しめる。

岩場の中は楽しい
爪木崎の灯台が見えた。前からくる浪を楽しみながら漕ぐ。小柄な後輩もピッチが上がり、そんなに遅れず漕いでいく。爪木の浜に上がる手前が浅く、波が崩れて楽しかった。浜への入江は砂ぞこで、アクアグリーンのビクトリーロードを漕いで浜にあがる。ゴールの外浦は目の前で余裕があるし、灯台まで登って散策。
爪木崎灯台は石廊崎のより灯台っぽい形

柱が並ぶ岩場


 爪木崎の浜は広々と開けていて気持ちがいい。岩場の間は潮が流れて楽しそうだし、自分で舟をもったら何度も遊びに期待。最近、ファルトが欲しいなと思いつつ、カヤックの事故を聞いたりして考え直していたけど、やっぱり一人でフラフラ行ける舟がほしい。

爪木崎をでて九十浜に入る。ここでは、若い後輩が乗ってたタンデム艇が波に乗ってしまい、ブーマーにそのまま突っ込んで沈をする。水面に浮ぶとしきりに「パドルを離してしまいました」と繰り返すのを、たくさん漕いでいる同期に突っ込まれる。彼は昨日もシングルで沈したし、持っている。沈する場所も心得ていて、笑い話になる。

もうひとつ岬を回れば外浦。落ちていく風の中サクッと漕いで、日差しがたっぷりの白い浜にゴールした。

簡単に身支度をして国道近くにある上野山食堂でお昼ごはん。地金目のカツ丼がとても美味しかった。金目のフワフワした身に出汁が染み込んで、カツの油と身の油がとても甘い。ついていた磯物の味噌汁もうまい。カメノテ、フジツボ、マツバ貝が入ってる。いつも見ながら食べてみたいと思っていたのがちゃんとした料理で食べられて嬉しい。

これで二泊三日の伊豆キャンプもおしまい。初日3キロ、なか日20キロ強、最終日15キロ強。あまりがんがん漕ぐ旅ではないけれど、漕ぎ応えのある海況だったし、無補給で食事を作りながらの経験もできた。荷物の量の感覚もついた。カヤック楽しい。



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