土曜まるまる吹いた強い西風が日曜朝には北風に変わる予報。日射しもなんとかある。距離は漕げないけど、波が残ってれば遊べるかなと三浦に出てきた。大潮の干潮前後で漕いだ。
朝支度をして先に舟を出す。風はもう北に変わり、西からの風浪と喧嘩して海面を荒らしてる感じがする。網代崎を見るとバチャバチャした波が続いて崩れてる。うねりのゆったりとしたリズムではない。
堤防から渡って湾口を網代崎側に渡り、先端まで出てていくと、風に反応して波の出やすいエリア。フヨンフヨン上下する動きを楽しみながらウロウロして湾の奥にまた戻ると、NZ先輩がヨットの脇から出てきた。今日も後から後からクラブメンバーが集まってくるみたい。
とりあえず二人で近場のサーフポイントに行ってみると、風浪がモリモリと寄せてきて、崩れ波が一つ二つはいつも目に入る。遠くからのうねりと違い、周期が短い風浪は、沈脱した時にひっきりなしに崩れ波をかぶりながらレスキューしなくちゃ行けないので忙しないし、やりにくい。レスキューしてるうちに崖に寄せられると舟が危ないので、沖寄りで乗り始める。
風浪とはいっても高さはあって、何度かバウを刺しそうになった。体が慣れたら段々長く、奥まで乗ってドンドン楽しむ。風浪は繰り返し乗れるのでそれはそれで楽しい。
そのうちに他のメンバーも出てきた。なんでもやる先輩、細い先輩、ガンガン漕いでる同期。他にも何人か、波乗りはせずにお昼合流の人たちも出て来るそうだ。いいね。今日出てこなくていつ漕ぐの、という感じ。
そのうち、よく挨拶をする赤い舟の人が通りがかった。木のグリーンランドパドルでさかさか漕いでくる。近づいて声をかけると、寒いかと思って塗ったホットジェルが今熱くて大変なのだそうだ。ピースフルにロールの練習をして冷やしますと笑ってまた漕いで行った。
こちらは一つところでずっと行ったり来たり。干潮に向けて波も横に広くはっきりしだして、濡れるのも気にせずがんがん遊ぶ。沈しなくても、崩れ波がくればハイブレースで肩から浴びて、まー濡れる。
そのうち波も落ち着いて、高さはあるけど押してくれない風浪になってきた。ちょうど良いのでお昼の浜にみんなで行き、他のメンバーと合流してゆっくりお昼。北風はあったけど、日射しのある浜で少し工夫をすればとても暖かに過ごせる。沖の方をレース艇がいくつか、南に向ってすっ飛ばしていくのが見えた。
だいぶゆっくりして体も乾いたので舟を出そうという時、僕らのいる浜に向って他のカヤックグループが浅い入江に入ってきた。支度をしながら見ていると、ロールをしたり、スカリングをしたりして練習をしている。その中に朝の赤いカヤックの人もいた。この時期にもガンガン濡れる練習できるのはとてもいい。それだけ海に対する準備ができてるという事だとう思うから。
そのグループと、別にきちんと挨拶を交わすわけでもないのに、なんとなしに一緒に漕ぎ出してしばらく黙って並んで漕いだ。僕らは近場のサーフポイントで止まると、彼らはそのまま真っ直ぐ進んで行った。
午後はさらに落ち着いていって、高くは見えるけど中々乗れない。波において行かれてただダッシュを繰り返しただけに終わる。ろくろく乗れず、潮時かと思ってみんなで帰って舟を上げた。
来週はクラブの忘年会。四人乗りがでる。今年はその舟をシングルで追いかける側になって頑張って漕ごう。楽しみ。
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