小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2018年7月29日日曜日

20180729 台風一過サーフ

東から西に進む珍しい台風が過ぎて日曜日、風がすぐに落ち着きそうで、東寄りの風のあとだからうねりだけ残ってやしないかとやってきた。大潮。相模湾は波が4mとも予想され、大先輩にはちょっと心配されたかもしれない。

ともあれ、いつもよりはのんびりと支度をして三崎口についたら、なんでもやる先輩がもうバス停で待ってた。心強い。クラブハウスについて出艇予定を見ると、ガンガン漕いでる同期とほんわかした後輩もちょっと遅れてくるようだ。台風の後でみんな様子見かと思っていたけど賑やかになりそうだ。

先輩と支度をして二人ででる。湾の中はとても静か。びびるような波が残っていたら堤防から出ずに水に浸かる練習をしようと思って漕いで行くと、拍子抜けするほど静か。網代崎も潮の低さで崩れ波が出ているけど、普段のうねりと大差ない。


結果漕ぎ日よりでしたねーと話しながら近くのポイントにつくと、大きくないなりにもパワーのある波がきれいに横一線でやってくる。初めての波遊びの練習にもってこいな波。大きすぎて遊べないかと思っていたからメッケモン。脱してもレスキューに入るのも怖くない。

先輩とバンバンやってたら、同期と後輩がさらにやってきた。バンバン遊ぶ。お昼の干潮に向かって引くにつれ波も大きくなっていく。


そのうち、もう一人の後輩がくる時間になったので、一旦僕だけで迎えに行く。後輩一人だと堤防から出てこずにロール練習してるだろう。静水練習なんていつでもできるし、帰りにもやれる。せっかくの日に外にでなかったらいつまでたっても機会がない。

後輩を連れて戻り、ポイントの中に浮かばせたらあっという間に脱る。水を抜いてやり、馬乗りで戻るのを見守る。それを何回か繰り返せば自信になる。レスキュー方法を技術として定着させる。

それでも疲れたのか、後輩二人は近くの浜に上がって足湯会議の休憩に入った。残った大先輩、ナンデモ先輩、ガンガン同期、僕の四人でどんどん良くなる波でバンバン遊ぶ。干潮いっぱいから上げて来るときが波は良いように思う。

ここまで、朝九時半くらいから昼飯も食べずにぶっ続けで漕いで2時近い。波もゆったりとしてパワーが落ちてきたので、ポリ艇の速度を合わせるのにパワーがなくなってきた。大先輩には「ポリの限界ですかね」と声をかけられるが、僕のダッシュの限界です。

足湯会議に仲間入りをし、後輩の一人とロールの練習をすることに。サポートにたって何回か基本的な動作を確認したら、ロングで普通に上がった。先週の練習会では失敗して終わったのが悔しかったようで、今日の練習にも気持ちが入ってた。

波が落ち着きすぎたのか、他の皆も戻ってきたので、ひと呼吸おいたらみんなで舟を出し、湾奥に戻って上がった。

来週は、関西の方にあるアウトフィッターの技術講習会に参加する予定。他のカヤッカーを見て、今まで学んだ事がどのくらい通用するのか見てこよう。楽しみ。


2018年7月24日火曜日

20180724 のんびり

お休みを取って三浦に。一日暑い。風は弱い。中潮の干潮から満潮まで漕いだ。

平日の通勤の人たちに混じって三崎口駅につく。駅までは学生さんたちで人も多いけど、油壺に向かうバスの乗客はまばら。小網代のバス停を降りて下る坂道には誰もおらず、週末のいつもの風景。登校時間には早いのかもう夏休みなのか子供も見ない。

それでもクラブハウスに着くともう人がいる。大先輩、レジェンド先輩、バイク好きの後輩。とても賑やかになりそうだ。

自分の支度が済んでまだ時間があったので先に湾奥に浮かぶ。やっと自艇が馴染んできて、舟を動かしていてしっくり来る。水に浮かんで体を冷やしながらぼんやりしてたら入江沿いの細い道を大先輩の車が到着したのが見えた。ガンガン漕いでる同期が同乗してた。

クラブハウスに戻ってみんなの支度を手伝い、舟を浮かべる。総勢九人で漕いで行く。堤防から見る外は明るく静かな海。うす青い優しい色をして空と繋がってる。岸寄りを漕ぎながらスズメ島を通って佃嵐崎をタッチして荒崎まで。


潮が引いて狭いどんどん引きにみんなで入り渋滞させるのも楽しい。


お昼ごはんの上陸地。かすかな南からのうねりが岩場でわりと盛り上がってるので、橋をくぐるいつもの浜はやめておく。代わりに、荒崎のメインの入江にいく。平日なので混んでおらず。そこには東伊豆から流れて相模湾を渡った看板があった。


お昼を食べたら岸沿いに遊びながら佃まで戻り、その後黒崎の鼻にまっすぐ渡る。舟の向きを保ちやすくしてくれる程度の気持ちのよい南風。それでも初めての人にはしんどく感じる負荷かもしれない。黒崎の鼻で一旦上がって小一時間休んだらまた舟を浮かべ、最後まで漕いで帰った。

暑いながらも海の上で風に吹かれるとちょうどよい。これなら距離も漕げたかな。

2018年7月22日日曜日

20180722 水につかる日

暑くてたまらない夏の日を水につかって気持ちよく過ごそう。クラブのレスキュー練習会の日曜日、始発に乗って三浦いく。長潮

津久井浜を過ぎたあたりで車窓から東京湾の海を見る。ちょっとゴツゴツとした暗い感じの海だった。昨日は風が強かったようなので、波でも残っているのかなとかぼんやり考えていたら、間違えて三浦海岸駅で電車を降りちゃった。

次の電車とバスを待つのがいいのか、いっそ三浦海岸からタクシーでも乗っちゃおうかと考えて一度改札から出てみたら、三崎港行きのバスがやってきたのでそれに乗る。小網代まではいかないバスだけど、油壺入り口からなら歩ける。そんなに遅れなかったかなと考えながら外を見ていたら、油壺入り口の交差点でいつもの三崎口からのバスが右折レーンにいて並んだ。そのバスにはおされな同期が乗ってた。

いつもより長く歩いてクラブにつく。昨日から泊まっていた人たちもいて、だいたい舟を出したあと。それを追ってNZ好き先輩とおされな同期と三人で舟を浮かべて漕ぎ出す。


網代崎はなんだか波がありそいう。朝こぎから帰ってきたレジェンド先輩がすれ違い際に「ちょっとうねりがあるね」と教えてくれた。ヨイショヨイショと漕いで近場のポイントに。ちょっと待てば力のある波がわかりやすく来てくれてバンバン遊ぶ。

今日は自艇の5分割艇。これでちゃんとした波遊びをするのは初めて。クラブのポリ艇とは違う乗り味を確かめながら、だんだんといい場所に乗れるようになって、奥まで長くバンバン楽しむ。一度バウを刺して縦に一回転。舟が丈夫なことが確認できた。

そのうち、練習会組がくる時間だろうというので、三人で戻る。湾入り口の堤防から出てきた三人と行き会う。なんでもやる先輩、いぶりがっこ好きの先輩、SUPもやる先輩。SUP先輩は、なんとサーフカヤックを買って、今日が初こぎで出てきた。そういうこともあるかと思ってクラブのオフィシャルドリンクを持ってきてあったので、海の上でかけて簡単に進水式をする。

そのあと僕らは湾内に戻って練習会組に合流。今回はバディを組んで二人組になり、一通りのレスキューを確認しながら行う。僕と組んだのは最近ネイチャーに目覚めた後輩。沈脱した時実践的にやったことしか無かったので、改めてきちんと馬乗りレスキュー、Tレスキュー双方、パドルフロートレスキューを手順を確認してやりきった。


ここまでで昼ごはん。他の人たちをみると、それぞれの組でお互いの課題を確認しながら練習してた。ロールできない人はロングを確実に、ロングが確実な人はショートを確実に。ショートが確実になったらあとは積極的に波のあるところでやっていこう。昼ごはんのあとはネイチャー後輩のセルフレスキューの引き続き。それを散々やって落ち着いたので二時過ぎにまた堤防からでて近場のポイントに皆でいって波遊び。

練習会の成果か、サーフ沈からの初ショート上がりできた人もいて、四時すぎるまで散々遊び倒してクラブに戻って舟をあげた。一日遊んで暑い日だったけど、水につかりっぱなしみたいなものだったから水も1リットル程度で飲むだけで済んだ。

この暑い時期に練習量を増やして波のあがる冬も楽しもう。


2018年7月14日土曜日

20180714 暑い三連休

14日

三連休が始まった。初日中日はどちらも夕方に予定が入ってしまい、それでも少しでも漕げればと思って朝早くから動く。

蒸し蒸しした朝、支度をして浮かぶと風はなく油凪。網代崎も落ち着いている。今日は一日そういう予報。大潮


ひとまず北に向かう。風がない割に沖からはうねりが届いてツルツルした水面が丸く上下する。


届いたうねりは佃嵐崎で程よく立ち上がり崩れてた。和田長浜から出たカヤックはそれを遠巻きに釣りをしている。


もうちょっと北まで荒崎に。海の日三連休の初日。荒崎にはもうたくさんのテントがでていてカラフルな浜になっている。みなそれぞれのスタイルで海と遊ぶ。暑くても寒くても水が遊びをくれる。


荒崎から引き返して沖網代を目指す。平らな水面を進むと驚いたトビウオが飛ぶ。まるまると太った大人のトビウオに混じって、小さな子どものトビウオが飛び出すときもある。尻尾で水面を叩いた波紋が広がって滑走路となり、小さいなりに空を滑って海に戻る。


沖網代について空を仰ぐと雲が高い。まだまだ暑い空気の上は秋の色が混じり出した。そこからちょっと黒鯛込まで漕いで引き返して舟をあげた。

帰りのバスは三連休の昼時。渋滞の時間が読めないのを嫌って小網代の森を抜けて歩いて三崎口駅まで歩く。森の中はまだいいのだけれど、引橋から駅までの道路脇で汗が吹き出してとまらない。駅のコンビニで飲み物を買い、冷房の効いた電車に乗る。席に座って下を向くと、汗が顔を流れて床にたれた。その電車に揺られて小一時間。涼しいと思って目を覚ましたら、視界が白くぼんやりしてた。電車をおりたらすぐにまた飲み物を買って飲み干した。カヤックを漕いでるうちは平気だったのに、帰りの歩きで水を抜かれた。危ない危ない。



15日
中日もまた暑くて風がない午前中。中潮。今日は自艇を持って出かける。遠征の練習に、舟をタクシーに載せてみたかった。始発で動いて三崎口駅についたら駅前のタクシー乗り場に一台いた。朝はいない時もあるからなあ。

運転士さんに声をかけるが、僕の大きな二個口の荷物を見て思案顔。その荷物乗りますか?と僕に聞いてきた。初めてだからわかりませんと素直に答えて、だめなら諦めますからやらせてみてくださいと話をまとめる。

二個口の小さな方、スターンハッチの部分はトランクに軽々と入る。ここは問題ない。大きな方は見るからに無理そうなのはわかる。まずは後部座席に横に入れてみると大きすぎる。それを斜めにずらしてやるとなんとか入った。ホッとして助手席に乗り込む。

どこまで行きますか?と言われたので三戸浜までとお願いする。三戸浜のどこですか?と追って聞かれるが、正直よくわからない。三戸浜は通り過ぎることはあっても上陸したことはないからオカ側の様子は全く知らない。公衆トイレのそばに駐車場があると大先輩から聞いていたからその場所を盲滅法伝えて走り出した。

公衆トイレの横でタクシーからおろしてもらい、やっと一息。これで、電車とタクシーを組み合わせれば大抵のところは行けそうだ。バスはちょっと嫌がられそうだし、自分も乗るのが辛い。

初めての三戸浜からの景色は初日を上回る油凪。うねりは全くなく、蒸し蒸しとした靄が上下の空と海を混じりけなくつないでる。早起きなのか、昨日から泊まったのか、いくつもあるテントの脇で小一時間、汗を流して舟を組み立てて浮かぶ。暑くてしょうがないのでまず水に浸かってから北に漕ぎ出した。


佃嵐崎はとても静か。昨日水をだいぶ抜かれたことを思い出し、頻繁に水に浸かりながらプラプラと遊ぶ。色々荷物が入っているので、キャンプかと思うほど舟が重い。それを感じながら網代崎まで戻る。


網代崎の隠れ根の浅い部分には青い魚がいついている。エビ島の手前の根にも群れがいることが多い。スカリングしながら頭を海中に入れて観察する。群れがいたので手を伸ばして写真を取る。

そのうち大先輩の定刻組の時間になったので湾奥で合流し、ちょこっと一緒に漕いだら引き返して小網代でお昼前に舟を上げた。そしたらスリムな後輩と熱心な後輩が帰り支度をしているところだった。熱心な後輩は車で来ていたので、ともども車で三崎口駅まで送ってもらって帰った。この時間は道も混んでなく、歩かずにバスでも時間どおりだったのかもしれない。

16日
連休最終日。暑いけど風がちょっとふく予報。中潮。今日は一日漕げる。とはいえ、距離を出す感じの海況ではないか。また始発で動いて一回りしたあと、大先輩の定刻組にくっついて一日漕いだ。

風浪はいちばんあったけどうねりのない穏やかな一日だった。とはいえ、諸磯から南にはいかなかったから、そこから先はそれなりに厳しかったのかもしれない。自分の舟で一日過ごしたのは初めてかもしれない。だんだんと体に馴染んできた。シメスタ五分割。安心してやれる。

来週はクラブのロール練習会がある。暑い時期も水に浸かってれば快適。きれいな魚もカヤックから見れる。夏本番を楽しもう。





2018年7月8日日曜日

20180708 夏の横瀬島

波遊びなら土曜のほうが良かったのか。終日穏やかな予報の日曜日に三浦に来た。でもとても暑そうだ。自分の舟で三浦海岸から出ることも考えたけど、土曜からの波がどう残るか不安があったのでクラブから。長潮の干潮から満潮過ぎたところまで漕いだ。

いつものポリ艇ではなく、試乗艇としてやってきたオーシャンタイガーで準備をする。この舟、傾けてやると小気味よく動いてとても好き。ハッチがしっかりしているので波遊びしても水は入りにくい。一日30キロくらい漕いでウロウロ遊びまわるのにとてもいい。


 支度をして浮かぶ。網代崎は静か。うねりはゆったりとあるけれど、あまり下がりきらずダラダラと隠れ根の上を水が動いている。近くのポイントでは小さなわりには力のある波でゆっくり何本かやれた。ちょっと北までと、佃嵐崎まで漕いでから折り返す。目標は三崎の堤防に向かってまっすぐ。

南からの向かい風が気持ちいい。時々水に浸かりながら漕いで行く。ペットボトルからの一口がいつもより多くの水を飲みたがる。南からのうねりを止めてくれている諸磯を抜けると海面がワサワサしだす。堤防の向こう側もチョッピーながらもゆったりした波で動いている。

長津呂崎は波が盛大に崩れて、泡立った緑色の水を抜けて進んでいく。馬の背の洞門のあたりで向かいから白いカヤックが一人やってきてすれ違った。安房崎から東に夏の雲を見る。下の房総半島の上にできてる。横瀬島までは海は問題ない。これなら三浦海岸から来れたかもしれないな。


横瀬島に向かってレンジを決めて漕ぐ。南風で左に左に流されるのを、レンジより右にバウの向きをキープしてキャンセルして漕ぐ。少し舟を傾ければスーッと向きを変えてくれるのでとても漕ぎやすい。

南からのうねりは横瀬島を回り込んできれいなサーフ。何本か長く乗る。崩れる瞬間に居合わせるとバウが沈む。楽しい。


何本か乗ったら岸によって体を冷やしながら軽食で休憩。お昼頃には大先輩の定刻組に合流したいなと思って帰ることにする。同じようなコースを通って城ヶ島の南を過ぎる頃にはだいぶワサワサした感じは収まってた。途中青いファルトとすれ違う。

三崎の堤防を回って諸磯が見渡せるところまで来ると、帰ってきたと一息。大先輩のツアー組が見当たらず、キツネ浜あたりの沖をキョロキョロしながら漕いでたら諸磯の岩場の中で先輩がサーフしてるのを見つけた。なんでもの先輩。大先輩達はクロダイゴメまで進んで昼食にするそうだ。

僕となんでも先輩はそのまま諸磯で波遊び。崩れた瞬間に舟の向きをキープできれば、その後を長く乗れる。だめでもハイブレースのよい練習に。波が回り込んで正面からぶつかり合う。こっちから乗っていると、向こうからきた波に乗り上げてそのまま進む。楽しい。小さいけどジッパーラインもできる。沈したらしたで、澄んだ水に泡が混ざり込んでキラキラととても綺麗だ。散々遊んでから大先輩達に僕らも合流した。

昼飯後も定刻組と分かれてまた諸磯の岩場で波遊び。シーカヤックにヘルメットをして乗って、そんな二人が行ったり来たり。波があるからかスノーケリングの人たちもそばにはいない。その横で諸磯灯台の浜はとても賑やか。シーカヤックもたくさん浜に舟を上げて休んでる。SUPの集団は波のある岩場をさけて大外を長く連なって北から南に進んでいった。

そのうち潮が下がりだし、ところどころの岩にハルをこすりそうになってきたので波遊びを終わりにし、油壷で大先輩達にまた合流。その後は一緒に網代崎を回って湾内に入って舟を上げた。

500ml のペットボトルを2本持っていったけど、全部飲みきった。それどころか、その後も夜まで喉が乾いてゴクゴクとビールやらアイスコーヒーやらを飲んだ。そうとう水が抜けてたんだと思う。夏だ。来週は三連休。賑やかな時期を楽しもう。