小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2018年9月16日日曜日

20180916 ミシシッピ川

用事があってニューオリンズに来た。時差は14時間。ほぼ昼夜が逆転してる。土曜に現地について日曜日、昼間は自由に使えるので近くの Bayou というところでカヤックレンタルをして漕いできた。

Bayou Paddlesports というところでシットオントップを二時間 $24 くらいで貸してくれる。パドルも PFD もついてくる。とはいえ、PFD は後ろのバンジーに挟まれていて、使う人はほとんどいないみたいだ。僕もつけなかった。

漕ぐのは Bayou St. John というほとんど流れのない浅く細長い川のような場所。ところどころ橋がかかっていて、それをくぐりながら北に3キロほど漕いでまた戻ってきた。幅は広いところで200m無い。どこもかしこも浅く、水の動きは感じられないけど、あまり汚い感じはしない。油壺の湾内と変わらない感じ。


ほとんど水位が変わらない様子で、それでもこの時は高めだったのだろう。草の先が水面から顔を出している箇所もいくつかあった。そのせいか、橋がところどころ低い。後ろにのけぞって橋の裏側を手で送りながら通り抜けることも何度かあった。面白い。

漕ぎ始めてしばらくすると、ビキニのお姉さんたちが何人か SUPで進んでいた。蒸し暑いから、あまり漕ぐ気はなくてそうそうに水に飛び込んで SUP に腹ばいになってた。

こちらをみると挨拶してきて、僕の長袖長ズボンのスーツは暑くないのか、水に浸かればいいじゃないのと声をかけてくれた。そっすねーといいながら先を急ぐ。

岸には家が立ち並び、水面ぎりぎりにあるプールで白髪のおっさんがビキニギャルと一緒に酒飲みながらこっちを見てる。ぼくは汗かいてパドルを動かしてる。また、木立に囲まれて日陰の下のコッテージからそれっぽい音楽が流れて来たりもする。別荘なんだか、そういう生活なんだかわからない家並みを見ながら漕いで大きな教会までやってきた。ここで折返し。


来た道を戻りながら、途中左の分岐に入るとぐるりと回ってもとの流れに少し先で合流する。この間が小さな島になっていて、その上にもいくつかの家がある。


最後の線路を手で送りながらくぐると、向こうから貨物列車がやってきた。鉄橋は錆びてボロいし、枕木は昔ながらの木製で、したからは枕木の隙間で空が見上げられるし、てっきり使ってないのかと思ってた。いわゆるアメリカの貨物列車でとんでもなく長い。10分くらいかかってゆっくり進んでいくから、面白がって列車の通る真下にまた戻ってみた。


カヤックの上にのけぞって橋の下に入ると、鼻の20センチほど上の鉄橋がグラグラ揺れてものすごい音がする。枕木の隙間から見える線路の上は車輪がゴロンゴロン通り、貨物列車の腹が見える。どの金属も錆びて赤茶色い。さすがにビビリが入って、さらに手で進んで橋の下からでた。電車を見送って船を返して上がった。

日本だったら夜中の3,4 時くらいの時間帯。それを強い日差しの下で体を動かしてしゃっきりした。くたびれるほどの距離ではないけれど、明るい下で体を動かせば、夜はぐっすり眠れて時差にも少し楽に体が馴れると思う。

本当はミシシッピ川で漕いでみたかった。帰ってから地図でみたら、折り返したところからミシシッピ川まではほんの700mくらいだった。だだっぴろい川を見て戻れたら良かったけど、川にはアリゲーターもいるみたいだからちゃんとしたガイドツアーじゃないとこわいかな。

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