小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2019年1月4日金曜日

20190104 長者参り

年が明けておめでたい。三ヶ日からとても暖かで良い天気。気分も新しく三浦に漕ぎに行く。三崎口からのバスを待つ間もこの時期はまだ日が出ていない。雲に反射して明らむ空を見ながらバスに乗ってクラブハウスについた。大潮。強くはない北風

ハウス前のスペースでは、ボート釣りのお兄さんが新品のボートを出して支度をしている。この度ボートを慎重して、一回り大きい船になったのだそう。定員は変わらないけど、エンジンも馬力が上がってスピードが出るし、艇長、幅ともに気持ち大きくなって安定して釣りができるのだそう。水槽も大きくなったし、たくさん釣っても大丈夫ですねと言ったら、ポイントは同じですからと言いながらもニコニコ顔で嬉しそうだ。

こちらも支度を始めたら NZ 先輩がまずは新車でやってきた。キャリアには 3艇くらいは積めそうだ。その次にはおされ同期がやってきた。忘年会のときに荒崎で落としたサングラスを探しに行くのだそう。

お正月はなんとなく北に漕ぎに行きたくなる。荒崎や立石の松越しの富士山がそういう気分にぴったりだから。もちろん、行きは向かい、帰りは追いというのもある。それで長者ヶ崎まで行くことにする。前漕ぎの後輩も三ヶ日のうちに森戸まで行っているし、負けてらんないぞー。

決まった場所で陸から風が吹き抜ける場所があるけど、全体的に静か。気持ち沖よりでも無理なく進んで行ける。とはいえなんか体が重い。サクサク漕いでとはとても言えずにひーこらと進み、立石の沖を過ぎて長者がはっきりと見えてくる。時間があれば名島くらいまではと思ったけど、ここで小休止で折り返そうと決める。

長者の砂嘴に舟をあげる。海は静かで風も弱い。ちょっと藪をこいで先端にでるとのどかな水平線が開ける。若い頃見た同じ景色に気持ちが飛ぶ。これが僕の新年のお参りのようにも思う。神社はないけれど、ここには僕が祈るべき気持ちがずっと残ってると思う。

お参りを済ませたら帰りは岸をべったり、立石の少し北側で知らなかった波乗りポイントを見つける。道路を支える岸壁がそのまま海に突き立って根本には浜も何もない。カヤックでないと来れなそうだ。気になるのは、波が岸壁まで弱まらずにぶちあたるから途中で降りないと壁にそのまま。ハイブレースで横乗りしたら止まれない。それから、壁に反射した波がそのまま帰ってくるので、沖からの波との三角波が楽しめる。帰りの波でも乗れるかもしれない。

今度みんなで来てみたいなと思いながら佐島のキラキラでまた小休止。富士山を見ながら明るい海に少し浸かる。帰りも追い風なのに体が重い。相変わらずひーこらしながら荒崎、佃嵐崎をタッチして俺の浜まできたらNZ先輩とおされ同期が日向ぼっこして休憩してるのを見つけた。僕も浜に上がって小一時間休憩し、湾内に戻って船を上げた。日中、気温が一桁の寒い日だったけど、陽射しがたっぷりで漕いでる間は暑いくらいのいい気持ちだった。

次の日はスリムな先輩とサーフ好きな先輩が二人集まって早速波遊びしたそう。西からの風で、結構大きな風浪があったようだ。今年もそういうので楽しもう。

来週はクラブのみんなで三浦七福神を海から参る。今年一年の安全をしっかり祈ってこよう。

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