三浦に行くのは日曜と決めて、だらだらと寝坊していた土曜日。おふとんの中でネットを見ていたら、Water Field Kayaks のブログに一発で目が覚める。「ザビーネ5ピース新型」。自分の舟を選ぶとき、どっちにしようか最後まで迷ってた舟。結局そのときはまだプロトタイプしかなくて、そのほかもろもろでシメスタの5ピースにしたのだけど、ずっと気になってた。
その舟が大田区主催の TOKYO CANOE FESTIVAL にやってくる。またとないチャンスと思ったので午前中からいそいそと出かける。当日に気がついて本当に良かった。
一度グリーンランドタイプのカヤックに乗ってみたかった。電車を乗り継いで会場の浜に出ると、いくつかのテントの前に水際にカヤックがたくさん並んでる。おほほ。
まっすぐカヤックに歩いていって、緑色のグリーンランドカヤックを探す。一際薄っぺらくてとんがってるカヤックがすぐに見つかった。
あったこれこれ。さっそく乗ってみたくてスタッフに声をかけたらそれは試乗艇じゃなくて個人艇と言われちょっとひと悶着したけど、水野社長から了解を得て、挙げ句にスプレースカートまで貸してもらって早速水に浮かんだ。
コクピットの形で足が入れやすいので、乗るときも安定してた。少し漕ぎ出すと、いつもより水は近い気がする。カサラノの方が横幅があったし、水も遠かったなあと思いながら漕ぎ出してみれば、ふらつく感じもなく普通に乗れる。傾けてもツルンと回ることもなく、ブレースしないでもピタリと止まる。
それにしても、長くてもよく回る。二本の杭をみつけて八の字に回る。リーンしないでも結構よく動いてくれる。というか、フラットなままでもすごく楽に回せて驚いた。一日その辺をぶらぶらして遊ぶにはとてもいいなあと思いながら浜に戻り、水野社長にお礼を言って少し話し込む。
そうすると、興味があったらしい他の人もどんどん「五分割ですか?」と言いながら試乗をしていった。浜に戻れば次の人で正午になるまで誰かしら乗ってた。いいよね。
昼時、他のお客さんも落ち着いたので、ちょっと断って一瞬だけもう一度乗らせてもらい、軽く回ってみた。バランスブレースがすごく楽。これでも浮力のある方なわけだから、普通のカナックやスキンカヤックだとまたさらに違うのかな。興味はつきない。ひとまず、ザビーネがものすごく安心して乗れる舟だと納得したので、水野社長を含めその場の関係者の皆さんにお礼をして帰った。あー、気が済んだ。よかった。
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