まだまだ梅雨前線が絶好調。せっかくの三連休もスッキリとは行かないね。とはいえ土曜は曇り空でも風はなく雨も降らない予報。距離を漕ぐには良い日和と思ってでかけた。
ここんとこ剣崎を回っていなかったから雨崎を目指そう。そして、お昼頃には近場に戻って大先輩の定刻組と合流しよう。始発で動いて舟を出す。久しぶりの水の上に大きく一つ息をつく。
ヨットの右を抜けて網代崎まで視界が広がると、シーボニアの前、航路の真ん中をタンデムのファルトが漕いでいた。小網代湾の中は北側 (三戸浜側) の岸に沿って漕ぎ、堤防から真っ直ぐの航路には近づかないようにと、タンデムに素早く近づいてお願いする。快く受けてくれて、北側の岸に向かってくれた。右側通行の原則もあるかもしれないけど、マリーナや漁港のスロープと、そこから外の海に向かう道筋は避けたほうがいいよね。
なんでも和田長浜から出たというそのタンデムから離れて先に進む。網代崎は静かで、かすかなうねりっ気が隠れ根で波立つ以外はぺったり。よし、漕いでいくぞー。湾から出ても、小網代の入江を漕ぐような心持ちで広い海を行く。
長津呂崎を越え、馬の背洞門を過ぎた辺りで青いファルトとすれ違う。その先、東風崎沖の灯標近くで今度は赤いファルトと行き合う。その先またいくつかのシーカヤックを見ながら雨崎タッチで折り返し、馬の背洞門あたりまで戻ったらまた青いファルトとすれ違った。同じ人のように思う。その後ろから黄色いファルトがまた漕いで過ぎていった。赤青黄で三色揃っていいことあるかな。
帰り道の途中、安房崎の手前あたりで大先輩から電話があった。今日の昼ごはんは荒崎にするとのこと。南方面ではなかったので、まだちょっと漕がないと合流はできない。時間を決めてなにかしら口に入れながら荒崎を目指す。20キロちょっとだったら気にしないけど、30キロを越えるあたりで行動食のある無しが体に出てくる気がする。
荒崎についてみると、定刻組はまだ昼食の最中だった。ほえー、疲れた。挨拶をして混ざり、ご飯の残りを少しいただく。お味噌汁が美味しい。土用が近いこともあって、うなぎの炊き込みご飯だった。大好きなのに、行動食を食べすぎてたくさんは食べられず。くやしい。
帰りはみんなと一緒にのんびりと小網代まで帰る。沖を真っ直ぐ漕いでいく。すると、トビウオが何度か飛び出して油凪のなめらかな海面をスレスレに滑って向こうに落ちる。美味しそうだな。水面に飛び出すトビウオの尻尾ははちきれそうで、中の詰まった筋肉が透けて見える気がする。
今回のお客さんはとても元気な人たちで、片付けのあとも会話がはずんで名残惜しく、三浦海岸の飲み屋さんに移動して短い時間だけど飲み直した。そのお店ではトビウオのなめろうがあって、かねがね美味そうだと思っていたトビウオの身を生で食べられてとてもうれしい。元気なみんなのおかげと思う。また機会があったらぜひ会いたい人たちだった。
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