先週に続いて、ガッチリの後輩がしっかり漕ぎたいと言うので、早起きして出かける。午後から南風が上がる予報で早めに動いたのだけど、結局は大した風ではなかった。中潮。
同じように始発で動いて佃まで往復しておく。支度をして一人で浮かんでみると、それはのっぺりとした海で、このままなら距離漕ぎにばっちりだと思う。ただ、午後の風の上がりが気にはなっている。こういうときは、これなら行けるかな、という気持ちと、いやいや、南風が上がって長津呂崎でビビったことを思い出せ、という気持ちがせめぎ合う。
思い出す長津呂崎は、今ならなんなく漕ぎ抜ける程度の風と波だったと思うけど、大事なのはその時の海況じゃない。ヤバイかなと思ってみぞおちがキュウっと締まり、それじゃいけないと深呼吸をして、体を緩めたときの心持ちのほう。
この心持ちは、いつでも取り出せるように大事にとっておいて、その時の判断の指針に何度も使うんだと思う。
目標を盗人刈りと定めて後輩とクラブハウスで合流する。また筋トレ漕ぎだとぐいぐい行くので、それをひーこらとくっついていく。前回よりは波がない。すんなりと盗人刈りまでつく。どんどん引きに比べて大きくて明るい青空の抜け感を楽しんで、今度は岸沿いに引き返して宮川の入江まで来て小休止。三浦の南岸を十分に楽しんだので、大先輩の定刻組にお昼で合流しようと戻り始めたら、大先輩から電話がきた。
「黒鯛込でお昼にしてます」
了解です。赤羽根海岸くらいまでくるかとたかをくくっていたけれど、やはり南の上がりを警戒して遠出はしなかったようだ。こちらもさっさと三崎の堤防を回るべく、ダッシュで二人で漕いで行く。ゲストに皆さんがお昼を終わる前になんとか滑り込みで合流できた。ゆっくりお話しながら残りを一緒に漕いで舟を上げた。
後輩は、二時間弱ほど筋トレ漕ぎをして、そのあと合流してのんびりするのにハマったみたいだ。最近コロナの影響でジムにも通えず、モヤモヤとしていたところなので良いパターンをみつけたみたいだ。おつきあいしますよ。
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