キャンプツアーの余韻で、分割艇を漕ぎたいような気もしていて、どっちで漕ごうかぼんやりと考えながら電車に乗っていたら、筋トレ後輩から連絡が来て、それならとクラブに行って薄い舟を支度する。
支度をしていると陸ではもう暑い。服装を悩むけど、初心に帰ってドライトップと薄手のウェットを着込む。気温じゃなくて、水温に合わせた服装を。暑かったら水に浸かればいいんだよ。水に一番近いのカヤックの真骨頂。それを堪能しよう。
後輩と二人で漕ぎ出す。後輩も五島のツアーに申し込んでいたのだけど、どうしても変えられない予定が入ってしまい、泣く泣くキャンセルした。去年は一緒に周防灘を漕いで楽しかった。また次のツアーでリベンジしよう。
午前中は風がないけど、正午あたりから南が上げてくる予報。ササッと剣崎まで漕いで戻って大先輩と合流する心づもりでサクサクと漕いで行く。空荷の軽い舟、気にせず気ままに漕げる海況、舟が弾む。三浦もいい海だ。
三崎の堤防に向かって漕いでいると、二人組のカヤックとすれ違う。いい海況ですねと挨拶したら、でもこの先は少し吹き始めてますよと教えてくれた。それもまた楽しかろう。
風というより、うねりっ気がある海で長津呂崎はザブザブしてる。潮も引いてきている。城ヶ島の隠れ根も少し沖に逃げたほうがいい。そうして安房崎を越えて横瀬島までやってきた。ここまで追い風で暑い。水につかってシャッキリとした。
後輩は追い風の暑さに弱いので、剣崎まで行く気がなくなって、横瀬島で折り返すことにする。濡れた服にこの時期の向かい風は丁度ヒンヤリとする。体を動かしましょう!
安房崎まで戻ってきたら、イケメン後輩がゴリラで漕いできた。3人になって一緒に折り返す。三崎の堤防を回ったら黒鯛込に人影が見えたので寄っていったら、はたして大先輩のツアー組だった。
僕らも舟を上げて昼ごはんに合流する。遠くからの夫婦のゲストさんが居て、何十年のキャリアで漕いでいるらしい。そちらの地元は漕ぐ人もまばらで、こうやってバラバラと海から人が集まってきて増えていくのが面白かったそうだ。旦那さんは日焼けの仕方もいかつくて、さすがの貫禄。パドルのさばき方も勉強になる。全国でここは漕いだほうがいい場所を一つ上げるとしたらどこを選びますか?と聞いたら対馬と教えてくれた。覚えた。
ゲストのもう一グループはヒーロー後輩の知り合いで、少し離れたところでミニBBQ台を使って駅の売店で買ったサザエを焼いて楽しんでいる。皆初めての様子で、三浦の休日を余すところなく楽んでもらおうとするホスト精神はさすがです。
そうしてのんびりと昼を過ごしたら、ご夫婦は帰りの飛行機があるとのことで油壺の小休止をはさんでの直行小網代。入江に日の高いうちに滑り込んで舟を上げた。
今日は海で他のカヤックグループも一杯見た。気温も水温もこれからズンズン上がってきて、海が賑やかになる。また夏がくるなあ。
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