五島で白い砂浜をみたので、負けん気を起こして三浦の浜を回ることにする。それに、大塚寧々似と言われたこともある知り合いが今日は三浦の道草マラソンに参加しているので、それを海から応援できるかとも思う。
舟をコロコロと引いて浜から舟を出す。スタート地点の三浦海岸に向かってちょっと漕いでみたけれど、さすがに走ってる群れから当人を見つけるのは無理だった。諦めてバウを返し、久里浜の堤防を回り込む。今日は小潮の下潮の中を漕ぐことになる。
岸べたを楽しむのは帰りにとっておいて、まずは観音崎をまっすぐに狙って漕いでいく。なんだか船が重い気がする。先週はポンポンと漕げてたきがするんだけど。観音崎にとりついてその先、旗山崎まで漕いで見たらだいぶ疲れたのでここで引き返す。次は猿島まで行ってやろう。
距離はさておき、東京湾で楽しいのはこのあたりまで。馬堀海岸までいくと岸壁になっちゃってあがるところもないしね。旗山崎の浜でまずは目を楽しませて岸沿いに引き返す。
次は観音崎の浜で上がってトイレを借りる。ロータリーの食堂をみたら、地魚の刺身定食がおいしそう。マゴチやらなんやら、六つくらいお魚がはいってる。飛魚がないのが残念だ。ここまで漕いでる間に何回か見た。
観音崎を出たら次はタタラ浜に回り込んで、浜の賑やかな華を楽しみながら橋の下までくぐって漕ぎすぎる。お昼は鴨居のひっそりとした浜にあがってのんびりとする。
鴨居の先はかもめ団地から浦賀を湾まで全部岸壁だけど、静かは静か。浦賀の渡し船の愛宕丸が行ったり来たりしているのを見ながら浦賀の奥までいって引き返して燈明崎にあがる。ここの浜も綺麗で気持ちがいい。旗山崎、タタラ浜、燈明崎、このあたりのキラキラ感が大好きだ。
燈明崎を過ぎたら久里浜だ。金谷からのフェリーが来たので、赤い灯標にひっついて待ってるかと漕いできたら、「おおつかね」と書いてあった。おおつかね、ねー。かわいい名前だねー、なんて思いながら、だいぶ上がってきた南風をブイの陰で避けて時間をすごす。フェリーはこの赤い灯標と黒白のアシカ島灯台との間を抜けて入っていった。
さて、どうしようか。まっすぐ久里浜の突堤を目指すつもりだったけど、時間はまだある。アシカ島の灯台はなんとなく雰囲気があって好きだ。それではと漕ぎ出したら、向かい風と追い潮が喧嘩しあってるみたいで、結構ドンブラとしてきた。これを漕ぐのは大変ですなあ。アシカ島には釣り人が何人かいた。この波の中、船の舳先に飛び乗るのは大変そうだ。
気が済んだので、突堤を目指す。左から結構風に吹かれてるはずなのだけど、あまり流されない。それだけ右からの潮の流れがあるんだろう。小潮の下潮いっぱいの時間帯のはずだ。なるほど。
突堤にとりついてからは、なかなか船足が伸びない。突堤沿いに流れができてるんだろうか。このあたりも漕ぎ慣れてみないとわからないな。テトラの列に辿り着く前に、南からのうねりで波遊びできる場所を見つけた。急に掘れてバウを刺しそうだけど、ヘルメットを持ってきたらだいぶ遊べそうだ。
だらだらとはいえ、日がな漕いだのでもうそろそろいいでしょう。テトラの内側を滑り抜けて舟を上げた。
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