小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2024年4月30日火曜日

20240429 - 0430 GW 瀬戸内の分水嶺を越える

04/29

すこし肌寒い感じで出発。漕いでる間にも雨に降られるかもしれないのでドライを着ておく。汗をかくほど体が温まらないので服装で保温。

海図を見ると、潮が低いと現れる砂州が有るみたいなのだけど、それと思しき方向には何も見えな
ない。凪のツルツルの面にキールが切り込んでいく。

中くらいの島の間を南西に下ったら少し海が開けた。軽い渡りで対面の島に取り付いたら、これが今日の予定の島。夜から東風と雨が強くなるというので、西に向いた浜に上がる予定で、いくつか点々と見て歩く。そのうちの一つの良さそうなやつに決めたら、まだ正午前。

今日はもう漕がないぞとプシュッとやったら雨が振り始めて風も吹き出した。風よけにタープも張ってみんなで並んで座ったら天国だ。大先輩を皮切りにミートソーススパゲティが振る舞われる。筋トレ後輩は、次のスパゲティの具にしてくれとミートボールを供出する。後輩は今回バーナーを持って来なかったそうだ。ソーセージやミートボールは加熱済みなのでそのまま食えると言う。それはそうかもしれないけれど。道理で今までシリアルをポリポリしてた。それに、途中買い出しできるか分からないとのことだったので、それも相まって控えめに食べてた由。それが明日はコンビニで買い出しの時間を作ろうと決まったので、大盤振る舞いで食べに走っている。

昼からダラダラ飲みながら、明日の海図を見ながら相談しながら雨の下過ごす。ここまでは順調だ。雨も漕いでる時間は酷くなく、視界は良好。停滞の必要はなく全日漕げそうだ。潮の流れに合わせて午後は浜でのんびり過ごすパターンも上手くハマり、明るいうちにちゃんと料理して食事することができている。おかげで毎日快腸だ。

04/30

朝起きてまだ雨は降っているけど、昼に向かって次第におさまる予報だ。まあどっちでもやる事は変わらない。風さえなければ漕ぐには困らない。

少し視程が無いので島沿いに北西に上がってから仙酔島までの渡りをする。航路を横切るので気をつけたい。海面はまたツルツルで、まばらな雨の波紋もきれいに見える。

そのうち雨もやみ、視界も開けて、航路の灯標がはっきり見えた。それを目印に漕いでいき、その正面の仙酔島につくころには晴れ間が覗いてだいぶ暑い陽気になった。

仙酔島で一旦舟を上げ、そこから渡し舟で鞆の浦に人だけ渡り、補給の買い物などをする。ついたのは昼前。せっかくだから少しの観光と食事などもしようじゃないかということで、4人は昼飯、2人は日帰り風呂に行ってからコンビニで買い出しということに分かれた。僕は断然風呂組。気持ち悪いわけでは無いけれど、風呂に入って今自分が漕いできた海を見てみたい。ホテルの6階にある日帰り湯はとても良かった。シリアル後輩とさっぱりしてコンビニに行ったら、ちょうど飯組も終えて買出し中だった。奇しくも合流できた。

買出しも終えて、予定どおりの渡しで仙酔島に戻れる見込みなので、大先輩がちょっと知り合いの店に挨拶していきたいというので、皆で鞆の浦の町中をキョロキョロ見回しながら抜けていく。

お店は残念ながら休みだったけど、狭い路地のあちこちを見れたのが本当に良かった。

それで浜に上げたカヤックまで戻り、買い出したものを積み増して再出発。筋トレ後輩は買い物したコンビニ袋の取っ手が指に食い込んで痛くて仕方がなかったそうだ。どんだけ買ってんねん。

鞆の浦からは島沿いに少し進み、テトラがたくさん積んである小砂利の浜に上げてキャンプ地とした。また夜から雨がふるというのでタープを張り、しっかり準備して今日はおしまい。

鞆の浦は瀬戸内海の分水嶺ということで、ここを境に東西で上げ潮下げ潮の方向が変わるらしい。今日までは午前中の上げ潮に乗って進んできたが、その数日の間に潮回りも進み、明日からは午前中の下げ潮に乗ってずんずん進んでいける。

明日はいよいよしまなみ海道に取り付く。伯方島は久しぶり。以前に漕いだその島を今度は西に横切っていく。楽しみに寝た。

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