小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2024年8月24日土曜日

20240824 今年の夏

クラブの集まり、サマーパドリングセッション。風が強くてやれるか微妙だったけど、おひさまはたっぷりの予報。セッションの肝は大先輩のランチなので、近くの俺の浜まで行ければ十分と言うことで開催決定。

朝、バス停から小網代までの坂道に出ると、入江からあがってくる風が涼しい。空の色も高く澄んでまたひと夏数える。

早い人がチラホラとクラブハウスにいて、挨拶しながら支度をして先に入江に一人浮かぶ。茶色のタコクラゲが一緒だ。

スカートをつけていると、ヨットに向かう風な人が手漕ぎボートででてきて、カヌーはどういう判断で出るの?と声をかけてくれる。陸の風の予報で6,7メートル吹いたら、まあ、でないですねえと話してわかれる。今日は午後かなり吹く予報なのもあるし、心配もしたのかもしれない。まずはタコクラゲと入江で水につかるだけ。

体の熱を抜いてクラブハウスに戻ると、全員が支度している。船を運んだりなにやかやで入江に全員が浮かんだ。大先輩はたっぷりの荷物や鍋をタンデムの前のコクビットにも積んで、それを一人で漕いでいる。そうして10艘超えるカヤックでちょこちょこと漕いだらもう俺の浜。昼前にもうついて舟を浜に上げ、大きなタープを張ったらあとは日がな一日皆でダラダラと過ごす。暑ければ海に浸かり、波で遊び、ひとの舟をひっくり返し、疲れたらタープの日陰でなにとはなく話したり。


そうしてお昼になると大先輩がダッチオーブン3つでランチを作ってくれた。手広い後輩がノンアルビールを差し入れてくれ、ママさん後輩とガンガン後輩が漬物を持ってきてくれる。すべてが絶好に組み合わさって、これは良いセッション。


午後も同じようにダラダラと日がな一日海といっしょに過ごし、風が上がってきたところでスイカのおやつを食べて、腰を上げる。

房総同期が午後に遅れて艇を出していて、こちらによらずに近場で波遊びをしている。そちらに合流した組と直接入江に戻る組に分かれ、あとは三々五々となってお開きになった。もちろん大先輩は居残り組で、荷の重いタンデム一人漕ぎで波に遊ぶのを見ながら、この遊びをどこまでも広げていける心持ちを味わった。


2024年8月14日水曜日

20240814 落とし物

お盆がくると海はダメだというけれど、やっぱり漕ぎたい性分ででかける。朝一人で支度して一回り。岩場のポイントまで行って何本か綺麗に乗れて上機嫌で戻る。

暑い最中にいっぱい水につかりたい。ツアー組が定刻どおりにでてくるのを入江に戻って大小様々なタコクラゲと一緒に待ってでかける。タコクラゲ、小さい子供のやつはほんとに可愛いけれど、ここでロールすると、もっと小さい幼生が鼻の中に入るのかと、そこで考えを止める。

もう波はない。距離を漕ぎたいシーズンではないけれど、お客さんのペースが良くてスイスイ進んでしまう。こまったなあと諸磯の波のちょっとたつ岩場で休憩中に、メンバーの一人、バイカーの後輩が首に巻いていた手拭いを落としてしまった。やいのやいの下を見て、夏の時期にしては澄んだ岩底に白いタオルを皆で見つける。

それを取るかどうしようか、落とした本人もべつに大事なタオルというわけではなし、それでもちょうどいい時間潰しになるので、浮いたままガヤガヤとする。ままよというわけで、本人が PFD を脱いでカヤックから水に飛び込む。えいやっと頭から潜ろうとするけど、真下に沈むのは難しい。結局、3m ほどの底に届かず、タオルは諦めて残された。

ちょうどよいイベントになって、今日の昼の休憩場所まで進む。順調すぎて昼にはまだ早い。カヤックを岸にあげて皆水に浸かって空を見上げる。浮きながら話に出るのは体の調子や病院のこと。近所の銭湯で地元連中のおじさん達がお湯につかりながらの会話そのもの。夏限定の諸磯の湯は、海洋表層水でお肌と人生に潤いをくれる。



たっぷり体を冷やして、岩の上で風にあたるとこれは涼しい。風呂上がりの扇風機と同じだ。午後ものんびりとして俺の浜でまた水につかり、ちょっとは練習してゆっくり船を上げた。


2024年8月3日土曜日

20240803 さくっと四人で

暑いと外に出ちゃいけない、そんなわけない。陸より海のほうが涼しい。暑い盛りに潮に浸かって涼もうと筋トレ後輩とのんびり出かける話がまとまる。

クラブハウスにつくとNZ先輩とスリムな先輩の二人がやってきた。近場で泳いで上がると言うので四人で一緒に出かける。

お目当てはエビ島なんだけど、途中荒井浜沖でSUPのグループに少し離れて並走になる。どちらもエビ島に向かっているのか、こちらは淡々と漕ぐのをSUPの先頭がダブルブレード座り漕ぎでがむしゃらに漕いでペースを上げている。しばらくして諦めて速いよ~と言う声が聞こえた。手を上げて応えてそのまま先に進む。僕らもレース艇を追っかけてちぎられることがままあるから気持はよくわかる。

エビ島に着くといつも上がる岩場にはうねりが入っているので回り込んでみる。すると数人のモリ突きが泳いで居たのでそのまま素通りすることにした。

エビ島があまり澄んで無いので赤羽根まで見に行こうかとサクサク漕いで洞窟の浜まで。潮がだいぶ下がってうねりが洗っているので気を付けて洞窟をくぐる。浅すぎて泳ぐ感じでは無かったので洞窟を通る涼風を日陰で楽しみつつ昼食そして寝そべりトーク。絶妙に涼しいので眠りそうになるからもう一度エビ島を試すべく水の上に。

ついてみるとだいぶ潮が上がっていたので、タイドプールの中まで舟を入れて泳ぐ。モリ突きの人たちはもういない。水温はだいぶ高くてずっとつかっていられる。

ひとしきり泳いで気が済んだので、一緒に入江に戻って舟を上げた。陸に上がっての後片付けが一番暑い。猛暑警報が出たら海に出て自然に冷やしてもらおう。