気をつけておいたらいいなと思った点を整理しておきます。
1. バルクヘッド (隔壁)と浮力体
バルクヘッド (bulkhead) というのは、船体を横に仕切る隔壁で、多くの場合はコックピットの前後にそれぞれ隔壁があります。これで船全体を3つの部分 (船首、コックピット、船尾)に分割しています。Oru Kayak も同様で、2つの隔壁があります。
リジッドなシーカヤックの場合であれば、この隔壁が密閉されていて水をとおさないので、水はコックピット部分にとどまり、船首、船尾側の密閉された部分の空気は維持され船は沈みません。
ですが、Oru Kayak ではこの隔壁が密閉されていません。船体が潰れないように補強するのが主目的で、船体と隔壁には隙間がありますそもそも、折りたたみの際に隔壁は取り外せるようになっているのです。なので、コックピットから水が入ると、隔壁の隙間を通って、船首、船尾部分にも水が入っていってしまいます。
リジッドなシーカヤックの場合であれば、この隔壁が密閉されていて水をとおさないので、水はコックピット部分にとどまり、船首、船尾側の密閉された部分の空気は維持され船は沈みません。
ですが、Oru Kayak ではこの隔壁が密閉されていません。船体が潰れないように補強するのが主目的で、船体と隔壁には隙間がありますそもそも、折りたたみの際に隔壁は取り外せるようになっているのです。なので、コックピットから水が入ると、隔壁の隙間を通って、船首、船尾部分にも水が入っていってしまいます。
なので、Oru Kayak では水が入った時でも浮力が保たれるよう、浮輪のような空気を入れたものを入れたほうが良いです。浮力体と呼ばれています。これは折りたたみカヤック一般に言えることで、Oru Kayak に限ったことではありません。なので様々な種類のものから選べます。
浮力体のサイズですが、写真にある右から2番目のサイズ、M サイズをサウスウィンドさんで購入しました。Oru Kayak の場合は、船首・船尾部分にお折り返しがあるので、M サイズだと少し長過ぎます。しかし、Sサイズでは逆に空気を一杯にいれても隙間が残って心配です。Mサイズでゆるめに空気を入れたあと、とんがった方をつぶしながら使うことにしました。
浮力体 サウスウィンドより |
船首と船尾で、浮力体が入るサイズが異なるカヤックもありますが (足を伸ばす分、船首部分が小さい)、Oru Kayak の場合は隔壁の位置は前後に対称なのでどちらも同じサイズです。
- サウスウィンド (横浜馬車道でカヤックを扱っているお店です)
2. バックルを引っぱりあげないように
船体の合わせ目は真ん中の山の高い部分でくっつくのですが、それを左右から引き締めるバックルとベルトが何組かついています。このベルトを締めるときに、留め具そばのベルトを上に引いてしまうと、留め具がスポンと抜けてしまいやすいです。特に、最後に締めあげるためにベルトを引くときやってしまいやすいです。合わせ目を締めあげる時は、尾根部分を下に押し込みながら、ベルトを船体の面に沿って引きしぼるのがいいです。以上、マニュアルにある注意書きにありました。他にも船体やシートの板に固定された留め具があるので、上に引っ張らないよう注意したいと思いました。
3. スプレースカート
Oru Kayak のコックピットにはしっかりしたコーミングがあるので、既製のスプレースカートをつけられます。ただ、コックピットのサイズはカヤックにより違うので、お店でスカートを買うときには、41cm x 76cm と伝えれば適切なサイズのスカートを見繕ってくれると思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿