朝、艇庫につく。ベンチの上に、ファルトのコックピットの枠と分割パドルが置いてある。今まで見たことない。でも周りに誰も居ないので、忘れ物かなと思いながら自分の支度をしていたら、ファルトのオーナの人がそのうちにやってきた。一旦忘れ物を取りに戻ったみたい。
初めてあう人だったし、550cm ととても長いファルトが艇庫に来たのが気になっていたので、ソロはやめて一緒に漕ぐことにした。とはいえまだ他の人の支度もあるので、近くの様子を見に一足先に一人で漕ぎだす。
停泊したヨットの脇を抜けて堤防まで見晴らすと、薄い雲も消えて薄青い空が広い。富士山の頭も浮かんでいる。網代崎は落ち着いていて、うねりはまったくない。北寄りの風の風浪もかすかで、縁側のひなたぼっこをして一日過ごすみたい。潮は澄んで底が近く、秋口に生まれただろう魚の稚魚が群れでちらちらと光る。こんな日は、カヤックでどんどこ一日漕いでくたくたになるに決まってる。サーフポイントまで行って波がないのを確認したら、みんなと合流するのに湾内に戻った。
あらためてみんなで漕ぎだす。また200cmのグリーンランドパドルを持ちだした。ショートで上がらないのがすっきりしなかったので、陽射しのあるうちにロールするつもり。
北寄りの風にのってほいほい進む。諸磯の北側は少し風波でちゃぷちゃぷしてた。その先、三崎の堤防、釜根の浮標までは三角波でフヨンフヨンしてた。舟は上下に揺すられるけど、デッキに被ることはないので全然だいじょうぶ。
長津呂崎も穏やかで岸ベタでも行ける感じ。でも釣り人に遠慮して遠巻きの岩をすり抜けながら漕いだ。赤羽根海岸の東にある岩場の間をぬって小さな浜に舟を上げ、陽射しを楽しみながら昼ごはん。岩場の中はそれなりに波がたって、先輩が一人、沈してロールで戻ってた。狭いところだったので、へたに波に乗せられちゃうより沈したほうがいいと後で言っていた。
波を被る練習も楽しい |
岩のそばは楽しい |
ファルトの人も初めてというロール練習をやって、一度の沈脱もなくロングで上がるようになってた。すごいな!
0 件のコメント:
コメントを投稿