初漕ぎ。年々歳々薄れていく新年の区切りだけど、自分でもそれなりに感じて気持ちをあたらしく三浦に漕ぎにいく。昼前までは北風が少し残りそうだけど風は落ち着いていく予報。日射しはたっぷり。中潮の干潮前後で漕いだ。
クラブハウスに朝つくと、最近入った品の良い後輩が支度をしていた。白い不知火を出して、しっかりフルドライを着込んで準備万端。僕も支度をして一緒に舟をだす。
ずっと北風なので、時間の許す限り北に向って漕いでお昼を休み、帰りは追い風で帰ってきましょうと話をして堤防までいく。網代崎は静かで、まだ残る北からの風浪が小さく崩れるだけ。
佃嵐崎あたりを目指して向かい風を漕ぎ上がる。二人ともあまり口を開かずに、パドルに受ける風と水を感じながら黙々と漕いでいく。空も海もすっきりと明るい青で気持ちがいい。水は冷たくなってきて、15度をさすがに下回ってきた感じ。体の芯は汗ばんでくるけど、手や頬が水と風で冷やされて気持ちいい。
和田長浜の沖で一段風が強まるけど問題なく荒崎までとりつく。荒崎を回り込んで小田和湾を見晴らす。長浜より1.2倍くらい吹きますかねと話を振ると、後輩は大丈夫そうですというので佐島に渡る。 佐島のキラキラゾーンに入って南国感のある富士山を見ながら一息つく。ここのところ富士山がよく見えてすっかりお馴染みさん。
まだお昼前なので、もう少し先まで行きましょうかと立石まで漕ぐ。立石からは松の向こうに富士山を置けるのでとてもおめでたくて正月によく似合う。ここで軽く昼ごはんを食べて折り返す。
帰りの追い風はおもったより弱く、ほとんど凪いだ。風浪もおさまりぺったりとした海をまた黙々と漕いで小網代湾まで帰ってきた。まだ時間ありますねと後輩に振ると、もう少し漕げますねというので諸磯まで漕いで行く。
諸磯の中はかすかなうねりっけで小さい崩れ波がある。そこでブレースの練習をちょっとした。後輩は舟を傾けすぎて沈脱。でもドライスーツだから全然濡れない。それでも、長靴みたいなブーツに水が入り重くなったり、また片方はバタ足で脱げてしまったりと、ちょっと考えないといけないですねと頭をめぐらしてた。
それなら僕もと、馬乗りレスキューを一発やった。新年はじめに潮を浴びて気分がとてもさっぱりした。今度の週末はクラブのみんなで三浦七福神をまわる。今年も一年、ばりばり楽しもー。
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