小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2019年10月20日日曜日

20191021 長者行けず

心の緩みを引き締めて三浦に出かける。朝方は北風が強めで始まるけど、だんだん落ち着くんじゃないかという予報。一日曇りで寒い小潮

また北方面を攻めてみよう、名島まで行けるかな、北風がある間は長者で折り返してもいいなと思って舟をだす。

おとなしい網代崎を見ながら堤防を周り、向かい風を北に漕ぎ上がる。向かいと行ってもそれほど強くはない。三戸浜、長浜の吹き抜けを確認しながら荒崎につく。この様子なら名島行けるかなと思い、長者の沖あたりを目指して真っ直ぐに出る。

斜め前からは風浪が来るけれど、後ろからのうねりはものともせずに舟を押してくれる。楽ちんにパドルを回してたら、立石の沖あたりで風のギアが一つ上がったように感じた。冬のカヤックがやってきた。今日は服装をちゃんとしてるから問題ない。ロープもちゃんと持っている。

それでどんどん漕いでいったら、久留和の沖あたりでもう一つ風のギアが上がった気がする。風浪の表面に皺がよりだした。注意して、バウを長者に向けて岸によることにした。尾が島の手前に点々と浮かぶブイにそって真向かいの風を漕ぎ上がる。パドルがだいぶ重い。

途中、SUP が一人、岸に向かって漕いでいるのに行き合う。波があるので膝立ちになって、右に左にと何回か漕いでは風に横向きにされながら岸を目指していた。ウェットを着込んでしっかりしてはいそうだけど、釣り竿を持っているのが気になる。

あっという間に追いついたので、進んでるのか心配になって、「風強いっすねー、大丈夫ですか?」と聞くと「えー、大丈夫です」というので、分かれて岸に向かうことにする。ちらりと SUP を見たけれど、バウにトグルもないし、ロープがあっても引けないなと思った。

それで久留和の堤防まで戻って振り向いてみると、まだ沖を漕いでいた。あららと思い、行動食を食べながらしばらく見ていた。余計なお世話かもしれないけど、「だいじょうぶ」が信じられなくて気になった。そうしたら、少し岸によって波がおさまったところまできたのか、立って漕ぎ出した。まあこれなら大丈夫だろう。気が済んで引き返すことにする。長者までも行けなかった。

帰りは岸ベタで軽い軽い。諸磯までびゅーんと戻ってちょっと波で遊んで大先輩のグループと合流した。距離は大したことなかったけど、向かい風の中結構漕いだので疲れた。あとは大先輩とのんびり漕いで、お茶をして帰って舟をあげた。

そうしたら、お客さんの一人がなんとクラブメンバーに入会してくれた。すいすい漕いでいて、上手だなと思っていたら、少し経験のある人でクラブを考えていたのだそうだ。ホンモノのイケメン後輩が入ってきた。大事件だ。これからどうぞよろしく。

今日はちょっと冬の北風を甘く見てた。出し風になるし、慎重に漕ごうと思った。これで今度こそ一通りあらが出揃ったろう。カヤックシーズンは終わらない。また来週こよう。

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