クラブの前の神社の例大祭とかで、日曜の午後いっぱい舟の出し入れができないと連絡があった。それなら家から出そうと、前の日から準備しておく。
土曜は風が強くて出らんなかったけど、日の入りは良い感じだった。近所を自転車で走り回って、良さそうな場所を探す。
日曜は日の出で起きて、舟をコロコロ転がして行く。ついついクラブから薄い舟で出ちゃうけど、分割艇乗るとキャンプツアーを思い出して、違うウキウキがある。
この週末は大先輩と何人かが関西方面に遠足してるし、お祭りもあるしで、今日は誰にも合わないだろう。そのへんの浜からこっそりと漕ぎ出した。
まだ北風吹いてるなあと思いながら、でも汗かかなくて丁度いい。荒崎目指して漕いで、荒井浜の沖くらいにきたら、何でもやる先輩が橙色の舟で行き会う。午前中勝負で漕ぎに来たのだそう。少し世間話したら、まだまだ職場は色々と気を遣う感じみたいだ。一緒にたこ焼きパーティーできるのはまだ少し先かなあ。
それで別れて僕は荒崎まで。公園が開いたからか、浜には人が一杯来ていて、めいめい遊んでるけども、ここは割とずっと日陰な場所なので寒そう。
折り返して佃、一本乗って楽しむ。途中、南からきた大所帯のカヤックグループとすれ違いに挨拶する。二十艇くらいはいたんじゃないか。
次のキャンプに向けて、浜で少し試したいことがあったので、俺の浜まで岸寄りで漕いでたら、沖からさっきの大所帯が小網代方面に漕いでくるのが見えた。
俺の浜前でまたすれ違いながら、小さい浜に先に上がらせてもらい、カヤックの荷物をゴソゴソいじって試したいことがなんとなくできた。
そうしたら、小網代までいってかたのか、一旦先に進んだ大所帯が戻ってきて、小さい浜に上がりだした。あら、大きい浜に上がるかと思った。すみませんと挨拶して自分の荷物を片付けた。
今がカヤックのベストシーズンですよねーと世間話に声を掛けてもらい、賑やかな気分を貰ってから、また一人で漕ぎ出す。ちょっと小網代入江まで周り、油壺も入りでのんびり岸寄りを楽しんで、また家のそばのこっそりした浜で舟を上げた。
クラブと違うのは、ここからカヤックを引いて坂道を登らなくちゃなので、落ち着くにはあと三手間くらいあるけど、全部ソロで完結できているのは味わいがある。
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