今日は荒井浜で笠懸神事を丁度やるらしい。それなら午前中ペース上げ目で漕いで荒井浜までやってきて、一息付きながらそれを見て大先輩のツアー組に合流しようという目論見。
よっしゃよっしゃと漕いで諸磯を過ぎる。何となく潮の流れが気になる。追いなのか向かいなのか。追いなような気がする。あっという間に安房崎まで着て先を見る。海況は良いのでとりあえず横瀬島までは行きましょう。
それにしても波の感じがぜんぜん違う。長津呂崎でうねりがガシャガシャしているのを漕ぎ慣れているとだいぶ強い。
横瀬島はタッチですぐに折り返し、また安房崎、長津呂崎、三崎の堤防ときて辺りを見回す。笠懸には間に合いそうだ。よしよし。でも大先輩たちの気配がない。キョロキョロしながら諸磯を抜け、荒井浜まで来てしまった。
浜は人が一杯で、いかにもな声のアナウンスがしきりに笠懸神事の説明をしている。浜の前にはSUPも三人ほど浮かび、事が始まるのを待っている。
僕らも遠目に浮かびながらアナウンスに耳を澄ます。時間どおりに神事を始めますと聞こえた。そこから神主さんが祝詞を上げ、町の住民やら市長やら果ては県の議員やらが玉串を捧げて挨拶をし、とまあ小一時間経っても馬が出てこない。
しびれを切らしたので一旦浜諸磯まで戻って船を上げ、もそもそと昼ごはんを食べて大先輩たちを北に探しに行くことにした。その途中荒井浜を過ぎようとした所で丁度馬が走ってくれていた。四人ほどが左に右に笠懸をやったのが見れたので満足。そのまま岸を睨みながら荒崎を目指し、黒崎を過ぎたところで大先輩に合流できた。
それで舟を返して俺の浜にコーヒー休憩に上がってそぞろに話をする。今日のゲストさんに一人サーフィンやらOC-1やらをやっていた人がいて、どおりで後ろからの漕ぎ姿がしっかりしてると思った。岩場のポイントで、大先輩が波に乗るのを見て自分も一本乗ったそうだ。すげえ、日本もまだまだ裾野は広く、頂も高い。
その人はそのうち隠岐の島にカヤックのツアーに行くそうだ。いいねえ。そういう話をしながら入江に戻って軽く回って舟を上げた。
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