低気圧が雨を降らして抜けて、なんだか波がありそうな木曜日。休めるならこの日かなと思って三浦に来た。遠出をする気はなく、完全に波目当て。夜半には波浪警報の時間帯もあったけど、朝には波浪注意報に落ち着いて風は午前中は穏やか。小潮の満潮から干潮手前まで漕いだ。
普通の平日と同じペースで動いて家のことを済ませ、出勤と同じように家を出るけど行く先は三浦。通勤の人の間で三崎までの京急に揺られていく。
クラブハウスにつくと平日休みの後輩が来ていた。シェア艇として「オーシャンタイガー」というカヤックがクラブに入ったのだけど、朝早くから来ていた後輩はすでにそれを乗って湾内を一周りしてきていた。ここからはお気に入りのカヤックの知床に乗り換える。面白そうと思って今日は僕もこの新艇・オーシャンタイガーで準備をする。
後輩と二人で浮かぶ。いつも乗っている舟とそんなに変わった感じはしないけど、膝周りが少しゆったりしてる。あとちょっと軽い感じ。楽しい。
浮ついてヨットの間を抜けていくと、網代崎は横に広く崩れている。気がはやってパドルを回す手が忙しい。近場のポイントには誰もいない。やっほーと一本乗る。きちんとヘルメットをつけて二人でバンバン乗り出す。ちょうど満潮の頃合いで、波はそんなに崩れもせず、でもうねりでしっかりと奥まで力がある。
何本か乗って気を落ち着けたので、この先荒崎まで舟をすすめる。後輩は距離を漕ぐのが好きみたい。一緒に黙々と荒崎まで一直線に漕いだ。どんどん引きにはうねりが入り込んでワサワサしてる。入れなくはないけど、百がイチくらいはありそうで入るのはやめて岸ベタで引き返す。
佃嵐崎をかすめるようにして漕いでいると、サーファーが三人いた。流石に今日の波はいかつくて、二人は沖よりの広いところで乗っている。でも、残りの一人はいつも波が立つ狭いところにいて大きな巻き波と格闘してた。シーカヤックじゃあのサイズは舟折られるんじゃないかな。
黒崎の鼻をかすめて諸磯まできたらちょうど正午を打ったので灯台横の入江に舟を上げて立ったままエネルギー補給。座りもせず、コンロも使わず、ご飯はエナジーゼリーやコンビニカステラを食べるだけで、食事ではなく補給。それでまたすぐに舟をだす。このリズム感はこの後輩くらいじゃないだろうか。
午後風が上がる前に諸磯からカマネの浮標まで行こうとまた舟を出す。諸磯の岩場から三崎の堤防までうねりが長い周期でなだらかで綺麗なカーブを見せてくれる。堤防を回り込んでワサワサした波を楽しみながら緑の浮標にタッチしてまた近場のポイントまで引き返した。
その後は風が上がるまで少しの間波遊び。ちょっとしたトラブルもあったけど、二人で楽しんで剣崎で10m/s くらい吹き出したので湾内に戻って舟を上げた。
新しい艇でサーフしたけどいつもと同じように楽しくやれた。ポリ艇より舟が軽いからダッシュもしやすい。クラブでも人気がでるんじゃないかな。
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