小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2015年1月31日土曜日

20150131: 丸子橋近辺 強い風 水深浅すぎ

20150131    12〜15時 気温:9℃ 水位:1.65->1.76m(田園調布上), 1.46m->1.57m(田園調布下) 風: 西より 11〜12m/s 水温:触って温かさを感じる 服装:ネオプレジャケット / 長袖ウェット / 膝丈ジャージ / ネオプレーンソックス / 長靴 / 長袖保温下着 / 長足保温下着

明けまして

今年初めてのカヤック。空は晴れて富士山も手前の丹沢もくっきり見える。今シーズンは寒さの中でどれだけやれるかの実験なので、もっと寒い日も試してみたいけど、土日になると気温があがるのだからしかたがない。

目標

今日のゴールは3つ。
  1. 引き続き寒さの感覚をつかむ
  2. 風の様子: いままで初めての強い風。海なら絶対漕がないレベル。
  3. この水位での川の様子: いままでで最低の水位。どこまで動けるのか。

丸子橋

いつもの芝生におりると、受ける日差しがぽかぽか温かい。空気も冷たくない。でも風がつよい。水面はざわざわして、橋の下を歩いてくぐるとき担いでいる畳んだカヤックが持っていかれそうになる。とにかく船を組んで水の上に出る。

ボーフォート・スケール5の風

川の上流から真っ直ぐに風が吹き付ける。前傾を強めて舳先ぎりぎりに櫂を入れる。漕ぐというより、櫂を水に立てて踏ん張るだけ。水の流れに合わせて櫂が後ろに流れる。そうすると、風に流されて自然と舳先が風上を向く。櫂を後ろに入れていると、その時その時でくるくる方向が変わってしまう。できるだけ前に入れて、櫂を低く使って、匍匐前進。じりじりと進む。そうして東急線の橋をくぐったら、取水堰を担いで越える。

実際に海だったらこれに波が入るわけで、いろいろ大変だろう。川は流れがあるけど、波はないから、低く構えてバランスを取っていればなんとかなる。今日は水位も低いから、足の立つところを狙って岸沿いに動けばいけると考えて、取水堰の上を漕いで見る。

ところで、風の強さというのを測るボーフォート・スケールというのがある。11m/s は21.4ノットなので、だいたい 5 と 6 の間くらい。傘をさしてられないかもしれないレベル。まあ、普通にスケール5でも絶対海では漕げないだろうな。

実際、道中通じて風が強まってふきつける瞬間が何度もあり、水面を見ていると、猫バスが渡ってくるようだった。のんびりかまえてると船ごとひっくり返されそうな怖さもあった。その都度パドルを低く構えて前傾し、ピッケルを頭上に刺すように櫂を前方に差し込んで踏ん張ると安定した。そのうち慣れてきて、最後は猫バスの川面渡りが待ちどおしい。

でも、担ぎはほんと大変。肩に載せたカヤックが後ろからの風にくるりと回されて一度落っことしちゃった。艫のカバーに少し穴が空く。どうやって直そう。

ジャングルクルーズ入れず

田園調布上での水位が 1.64m というのは未体験。はじめての時でも 2.26m あったから、さらに60cmも水位が低い。低い理由は何だろう。取水堰の上流側では砂利の河原がひろがり、そのすぐ上流の神奈川岸は、底の砂岩がひろく顔を出していた。狭くなった分川の流れが早く、そこに蹴られて上がってきた流れが居座る波を作っている。
風に押されて神奈川岸に

いつものジャングルクルーズの入り口までは風に向かって行ったけど、そこから先は浅すぎて入れなかった。瀞場の底の決めの細かい泥がてらてらしてる。入り口付近ならまだ水深も幅もあるので、風裏となっていることもあり練習場所にはもってこいだった。そこから先は流れが早い、浅い、風が強いの三重苦で上がれる気がしない。担ぎも風でつらそうなので、取水堰の手前と入り口を風の中往復しておしまいにした。