小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2015年8月31日月曜日

コンタクト・トーイング

先日の先輩の言葉で刺激を受けたので、自分が引っ張ってもらうためにどのような準備をしようか考える。

とりあえず、サーフやロックガーデンで沈脱した時、再乗艇できる場所までできるだけ短時間で引っ張っていって貰いたい。狭い場所で両方の舟をコントロールしたいので、コンタクトトーイングくらい短い距離でやりたい。

この動画を見つけて、フックが両端についてる短いロープ (4mm~5mm)をデッキにつけておくやり方が良さそうと思ったのだけど...

6mm未満の径のロープは絡まって引き絞られると体に切り込んでくるらしいし、クイックリリースがないと不安なのでやめる。近い距離で繋がれた艇は沈しないのかな。したら紐はどうなるんだろう。

カチリとはまるバックルをクイックリリースにした短いトーイングロープも見たけど、重さがかかってるときはうまくリリースできない場合があったりして、これもやめる。


いろいろ探してたら、ブログのポスト見つけた。結局、片方にクイックリリースのシャックルつけたバージョンになってるけど、うーん。

やっぱりレスキューベルト+カウテールでショートトーイングするのが一番いいという結論に達した。今度買う。


2015年8月29日土曜日

20150829: こども初荒崎

なんとか台風をやり過ごしたと思ったら急に肌寒い土曜日。気温は22℃までしか上がらなかった。海のほうが断然温かい。子どもと三浦に。

ここのところ、小六の息子がツアーで一人で漕ぎたいと言っていた。10kmほど漕ぐ一日のツアーに参加するのもこの夏三回目。その都度、海の状況が許せばといっていたけれど、今回はガイドさんのOKもでた。ついにシングル艇で参加する。

小網代湾から出て北に向かう。この日は北からの風。行きは向かい風、帰りは追い風。頑張れるだけ頑張って、帰りはすいすい。そういう心づもり。

波はぜんぜんない。風は吹き続けているけれど、そんなに強くも吹いていない。先頭をいくガイドさんに貼り付いてすいすい漕ぎ進む。スズメ島を抜けるときに腰まで波をかぶっても、臆せずすいすいいく。

まだまだ元気な感じで黒崎の鼻について昼食。ガイドさんが残念なお知らせがあると言っていたけど、メニューが牛めしだった。朝「元気? しっかり朝ごはん食べた?」と聞かれて「うん、松屋で牛めし食べてきた!」と息子が答えたときの、ガイドさんのしまったーという顔。勿論、黒崎屋の牛めしのほうがおいしいですよ。

三回おかわりの牛めし腹で息子が荒崎を目指す。少し風が強いので岸よりに。長浜は風が抜ける場所だという。ロックガーデンをすり抜けてドンドン引きに入る。器用に舟を動かして、壁にもぶつけず奥まで進む。上手に向きを変えて、渋滞のカヤックを抜けて外にでる。たいしたもんだ。

荒崎からは佃嵐崎、黒崎、スズメ島と通って一気に湾内まで帰る。少し落ちてきたとはいえ、左斜め後ろから風を受け続けるので、舟が左を向くと少し不満げに。それでも頑張って真っ直ぐ漕いでた。常にガイドさんにコバンザメ。

湾内に戻ると、さすがに疲れたみたいで、追加での練習はなくすぐにおしまい。よく漕いだ。

黒崎を通って帰り道
疲れてるのにしっかり漕いでる

風も落ちて波もない
カヤックは曇りがいい


2015年8月22日土曜日

20150822: 台風のうねり・脱臼しかけ

ダブルで台風が近づいてきている土曜日、三浦へ。台風の影響でうねりが入ってきている。小網代湾から外には出られないだろうから湾内でパチャパチャ、今日の目標はポリ艇でカヤック筋に負荷をかけつつ左手前のロール練習。

先輩方より少し早かったので、まずは一人で網代崎手前まで行く。網代崎では波がダイナミックに崩れてしぶきを上げている。水平線付近に目をこらすと、皮をめくるようにうねりが盛り上がるのが見える。

湾から出てきた先輩にくっついてスズメ島まで行く。ずいぶん沖から波頭がシャパシャパこぼれ始めて、最後に巻いて盛り上がってドンと落ちながら岩に当たる。5分に一度くらい、さらに大きな波がさらに沖から巻き始める。気をつけて普段より沖を漕ぐ。

時々先輩がわざとひっくり返って、他人を助ける練習。うねりにビビりながら舟をおさえる。
舟を手繰り寄せてるところ
この後遠くのコーミングにがっつりしがみつく
沖を漕いでいる分にはうねりが楽しい。波の頭をこえた瞬間の浮遊感と、波の向こうの景色が何度繰り返しても飽きない。

湾内とスズメ島の手前を何度か往復して一休み。昼飯後は諸磯の沖までまっすぐ、20分くらい沖に漕いで出た。先輩方と一緒。岸から離れたので、うねりがさらに大きくゆったりとする。波の中を漕ぐだけで楽しい。あとから先輩に2〜2.5m くらいのうねりだったと聞いた。予報でも 3m を超えないはずだったので、そんなものなのだろう。引き返し地点でロール。

夕方湾内に戻って左手前のロールの練習。ロングでなんとかできるようになった。スイープの方向をまだ時々間違えてパドルが沈む。

もう一つ、舟を傾けながら沈の直前で水を切ってパドルを水面に抜いてハイブレースする練習をした。練習のあと、実際にパドルが水に入ってて沈しそうになったとき、うまく練習どおりにパドルを抜けたと思ったら、ハイブレースの勢いで水をつかんでない側の肩を脱臼しかけた。両手がバンザイ気味だった。脇をしめないとほんとにあぶない。こういう時は無理にハイブレースしないで沈してからロールしようと思った。


2015年8月16日日曜日

2010816: 丸子橋で練習

ちょっと時間がなかったのだけど、自分の Oru Kayak でロールできていないのが悔しくて、多摩川にでかけた。

丸子橋と新幹線のあいだ、少し深いところでロール練習。水はあまり... だけどやりたいんだから仕方がない。狛江の水盆だと移動の時間ももったいない。

水位は低め、田園調布取水堰上で 2m ほど。水門が下がりきっていて取水堰の上がわまで感潮域になっている。

まあまあロングで上がるのが確認できたので、満足して2時間ほどで帰る。人が増えないうちにと早く行ったんだけど、釣り人はすでにいた。通り過ぎるだけと違い、ばしゃばしゃする練習は確かに気が引ける。良い場所ないかな。

今年の目標は、左右で完璧にすることなので、まだまだ練習しなくちゃ。とはいえ、ロングであがれれば芦ノ湖一周に出かけられる。プランを考え初めよう。

2015年8月15日土曜日

20150815: タンデムロール、息子が練習

少し暑さも落ち着いた日、台風のうねりもおさまって風もなく、絶好のカヤック日和。知り合いを誘って、自分の息子も連れてタンデムで三浦をカヤックで。

今日の目標は実際にタンデムの前席に人を乗せてロールできるか試してみたい。前回は空荷だった。

お昼間は息子とタンデムでいつものコース。小網代湾内から出て黒鯛込でお昼の休憩。帰りは油壺湾にも寄りつつ、小網代湾に戻る。

ちょっと小柄な知り合いがシングル艇で一緒なので、油壺湾の休憩中にお願いして息子と交代。タンデムとシングルをレスキューの時みたいに反対向きにくっつけて、後席の僕が二艇を押さえている間に知り合いと息子が乗り替わる。息子はそのまま小網代まで一人で漕ぐことに。3.5km くらいかな。

湾から出ると少しの風と波があったけど、息子は軽く漕いでいく。自由な感じがいいと嬉しそう。カヤックガイドさんにくっついて、小さな追い波にのって網代崎を回って戻る。

静かな湾内で、まだ前席にいる知り合いにお願いして、ロールさせてもらう。前席は実際は何もしない。思いっきり前傾し、手を回してカヤックに抱きついていてもらう。パドルは回した片手で船体に沿わせたまま何もしない。

抱きついてもらったらイチニノサンで引っくり返る。ロングスイープで戻る。できた。前席に聞いたら、イチニノサンでと言ったのになかなか引っくり返らないと思った瞬間動いてびっくりしたと言っていた。イチニノサンで、自分は息を吸ったから、その間があった。今度はイチノサンスーで動くと言っておこう。

とはいえ、そもそもタンデムはとても安定した舟なので、沈するとしたらよっぽど下手くそか、海況がとんでもないかどちらかだとガイドさんに言われた。たしかに。まあ、息子と乗っている時に、暑くなったらちょっと遊びでやってみるくらいでいいのかもしれない。

湾にシングルで戻った息子は、沈脱からの馬乗りセルフレスキューをやった。ロールの練習もしたいというので、バウレスキューもやった。まだやりたいというんで、フロートつけてバウレスキューの動きをやってもらったら、これはさすがに沈脱した。パドルを直角の位置にキープする力がまだ弱い。力がない分は、慣れでカバーできるとは思う。


2015年8月13日木曜日

足から再乗艇 (ヒール・フック・レスキュー)

面白い再乗艇の方法みつけた。ヒール・フック・レスキューというやつ。

https://www.youtube.com/watch?v=FbIW-rQtqVQ

パドルフロートで舟を安定させたら、片足を踵からコックピットにいれてひっかけて、体ごと入り込む。馬乗りと違って、フロートか誰かに舟をおさえてもらうかするけど、乗り込むのが早そう。

こっちのビデオの 4m20s くらいのところからでも、結構な波の中、カヤック押さえてもらっていればするりと入ってる。

https://youtu.be/1OhowpFVDe8?t=266

2015年8月12日水曜日

横浜縦断カヌーフェスティバル出たい!

横浜縦断カヌーフェスティバルは今年は10月18日(日)。ぜひ出たい。

34回も続いているとは知らなかった。学生の頃みなとみらいに遊びに行くと時々カヤックの団体が海を漕いでいるのを見た。あるいは横浜スパークリングのシーカヤックパレードの方だったかもしれない。

青空にたくさんの舟が動いているのを公園の柵越しに見て、気持ちの奥で「なぜ自分がこちら側にいるのか」と思ったのを思い出す。

今年は自分が海の上になろう。そのためには、まずは14kmを2時間15分。よし。

2015年8月8日土曜日

20150808: 荒崎・沖あじろ

暑さも一段落した土曜日、三浦に。

今日の目標は左手を前にセットしてのロール練習。パドルフロート付きで。

朝7:30 頃に支度をしていると、すでにひとこぎ終えたカヤッカーが戻ってきたので挨拶。城ヶ島方面の様子を聞くと、うねりも風も落ち着いているとのこと。一人で諸磯の先、クロダイゴメというらしい場所まで南に下って戻ると決める。正味往復一時間。

網代崎で様子見ると、高くはないが長い周期のうねり。波の立ちやすい場所を避けて湾から出たら南の諸磯灯台に向かう。面白いことに、うねりは海の方からやってくるのに、風でできる波は陸の方、東寄りから吹いてくる。

諸磯の岩場の中に入る。遠回りしようか考えたけど、うねりがありながらも高くはないので、経験と思って岩場に入る。隠れ岩を波がゆっくり見せたり隠したり。波の入り方で、岩に当たる波の方向が逆になることもある。同じ岩を時には南から、時には北から波が寄せる。面がすごくざわざわして、とても複雑、見ていて面白い。うねりが大きい時は、引く潮の流れが強くなって、すごく大変そうだ。そういう時は沖を大きく回ろう。

岩場を抜けて三崎の堤防が見える。手前の小さな浜が今日の折り返し。クロダイゴメと呼んでいるひとが多いいようだけど、名前をきちんと聞き取れたか自信がない。ここで引っくり戻る。諸磯の岩場をまた抜けて戻ってちょうど一時間くらい。


昼前から荒崎に向けて小網代湾を何人かででる。黒崎の鼻に立ち寄り昼食後、荒崎まで北西方面にまっすぐ。和田・長浜では湾に奥行きがあるので風波が右手陸の方から風とともに寄せてくる。反面、左手海からはうねりがはいる。またまた逆方向。

荒崎が近づくと水が綺麗。どんどん引きに入る。幅5mくらいの狭い崖の間をすれ違いながら、奥で向きを変えて戻る。狭い中カヤックをうまく動かすのが面白い。

そこから荒崎の南側の岩場をすり抜けて、岸沿いに戻る。途中、岩の通路に入ろうとすると、真横から崩れた波をうけてブローチング気味に持っていかれる。通路の壁にカヤックをぶつける。ごめん。巻いて崩れる波じゃなく、波頭から徐々に崩れる波で力はないので面白かった。

通路を抜けた広場は、右手から崩れた波が押し寄せてる。ひとつ波が行ったらすぐに出てまっすぐ波の方向にバウを向けて進み出す。2,3の波を突っ込んで乗り越えるともううねりだけに。サーフィンも楽しいんだろうな。

その後は基地に向けて南に戻る。うねりも風もどんどん収まる3時くらい。沖あじろが水平線の手前に見えたので、一人寄り道することに。そう他のカヤッカーに伝えて漕ぎ出す。岸から2km、一人でこんなに出るのは初めて。沖あじろにタッチして引っくり戻って基地に帰る。

そうそう、湾内で左手前でセットしたフロートロールの練習。すこしぎこちない。馴染むまで繰り返そう。

2015年8月3日月曜日

自分のために

この前先輩カヤッカーと話をしていて、レスキュー用品の話になった。先輩は、トーイングロープなどを持っているのは、自分が助けてもらう状況のためだと言った。

先輩はもちろん随分経験もある人で、実際人を助ける事のほうが多いと思うのだけど、本人の真摯な姿勢が心にしみる。

もし自分が助けて貰わなくてはいけないような状況になった時、相手が道具を持っていなかったらどうにもならない。助けてもらう側が万全の準備をしたうえで、それで白旗をあげるとき、「すみません、このロープで引っ張ってください」と端を差し出す。そのための準備だと言っていた。すこし酔った口で話しながらロープを伸ばす手真似をした先輩の笑顔はとても魅力があった。

何も人事を尽くしていない自分に気づく。スローイングロープを買ってあるのだから、それをいつも携帯して空船でも引いて練習してみよう。それなら一人でもできる。

2015年8月2日日曜日

20150802: 子どもとタンデム・夏休み

暑い日が続きますが、風も強くなく、うねりも静か。子どもと二人でタンデム艇に乗る。

今日の目標は、タンデム艇を一人でひっくり戻せるか。

準備をして基地からタンデムで漕ぎ出す。子どもは前席。子どもとはいえ、一緒に漕いでくれるととても進むのが早い。湾を出るとき、目の前を過ぎるヨットから向かってくる曳き波を乗り越えて、向こう側の追いの曳き波に乗る。とても喜んだ。

諸磯先までいって岩礁で一休み。そこの広い潮だまりで泳いで遊ぶ。いきものを探してたらホタルイカくらいの小さなイカが群れでひらひら泳いでるのを見つけてゆっくり追いかけながらじろじろ見る。うちの一匹が自分より小さな魚を捕まえて食べながら逃げてた。白黒縞のとてもかわいい魚を、ちっちゃなイカが食べてる。
青い目をしたイカが五匹泳いでる

この潮だまりには白い大理石みたいな模様をしたウツボもいた。一緒にいた人が最初岩の割れ目を教えてくれたのだけど、割れ目のどこにいるのか全然わからない。この人は、子どもも何度かカヤック行をご一緒させていただいたことがあって、その時わりと赤い艇に乗っていたため、赤鬼さんと子どもは呼んでる。今日も赤い艇に乗っている。

その赤鬼さんに教えてもらった岩の割れ目をのぞいても、白い岩が割れ目を塞いでいて全然わからない。そう伝えると、赤鬼さんが上から割れ目に足を突っ込んでウツボを少し蹴押してくれた。そうしたら、その白い岩に見えてたのがウツボの腹で、向こう側にあった頭がこちらがわににゅるりともたげてきた。子供が指でちらちら気を引くと口を開きながらガンをつけてきた。子供はビビって手を引っ込める。

岩礁でお昼ごはんも食べて、小網代湾への入り口を渡り、北側の浜で一休みしたあと、湾内に戻る。堤防を回って湾に入ってからは、干潟に戻るまで子供が一人で漕ぎきった。頑張った。

湾では一人艇に乗り換えて、子供がひっくり返って抜け出し、また舟によじ登る練習をした。もう小学六年生。足のつかない水の中、パドルも握りながら舟を軽々ひっくり返したのは驚いた。たいしたもんだ。

子供は体が軽いので、戻した舟に戻るのはすんなり。さほど舟もふらつかないでまた乗り込めた。

僕は空荷になったタンデム艇でひっくり戻る練習。前席はスカートもつけずにぽっかり穴があいてる。それでも、ロングでえいやと戻ると案外水も入っていない。これならもしひっくり返っても、前席が沈脱するのを待ってロングで戻せるかもしれない。でも、沈脱するとき、足の入っていた体積分水が入るかな。やってみたい。

他の人もあがったので、これでおしまい。

2015年8月1日土曜日

20150801: 諸磯先まで

暑いですが風・波は落ち着いてます。初めての良い海況に、少し一人で遠くまで漕いでみようと三浦に。

今日の目標は三崎手前の浜まで一人で行ってみたい。距離にすれば片道5km。集団でなら漕いだことあるけど、一人というのは別のお話。
もう一つの目標は左手を前にセットしてのロール練習。

勇んで早起きしたら、京急線が乱れてる。三崎口で予定のバスに間に合わず少し時間が遅れた。

これが響いて、9時に基地に戻ろうと思ったら、三崎手前の浜まで届かず、諸磯を南に回って少しして引き返す。あと30分あったら行けてた。残念。とりあえず、引き返しポイントでひっくり戻る。

みんなと集合して漕ぎだす。諸磯の岩礁に平穏無事につく。休憩している時間に、左手が前のロールを練習しようとして、ロングで準備する。遠くにリーチしようとして左腕を上にバンザイしてしまい、スイープの時に左肩関節が少し浮いた感じがする。やばいやばい。素直に水に戻って右手が前のロールでひっくり戻る。外れてたらみんなに迷惑極まりない。きちんと腕のフォームを確認して、湾内でやろう...

みんなで湾内に戻った後、一人でもう一度網代崎を回って南を覗いて戻る。三崎手前の浜まで行ってみたかったけど、また今度。